2008年8月3日日曜日

谷中~日暮里



(地図はクリックすると大きくなります。)

さて、父のルーツをたどって谷中周辺をお散歩。

このあたりには昔ながらの小さなお店がたくさんあるの。

「嵯峨の家」という昔ながらのせんべい屋さんがあったので、入ってみました。
ここは大正3年の創業らしいわ。
ということは私の父も子供のころ、このおせんべい屋さんでおせんべいを買った可能性があるわけね。

一枚一枚ばらでガラスのケースに入れられて売っているの。
「かた焼き」というのを買いました。


ばりばりと音を立てて食べるのがおいいしのよ。
中途半端な硬さではなかったわよ。

このあたりにはお寺がたくさん並んでいました。
道もゆるやかな坂が上ったり、下ったりして、けっこうお散歩するには飽きなくて楽しいコース。

夕食は、日暮里駅にほど近いところにあるお蕎麦の「川むら」

ここのお店は、そば通の某友人から教えてもらったの。
「上野近くで、レトロっぽいお店を知らない?」と聞いたら、即、このお店を教えてくれたの。

小さなお店には地元の家族連れや、同窓会仲間とおぼしきおじ様達、浴衣姿の女性などがいて、満員。
きっとこのお店のことを聞きつけて来たんでしょうね。

さて、おつまみは昆布巻きのかまぼこ。


こちらは天ぷら盛り合わせ。エビが大きくてぷりぷり。
(エビがうまく写っていないわね。)


こうなごのお刺身。すごくきれいでした。


だしのきいた卵焼き。甘くないからお酒のおつまみにもちょうどいいわ。


これは谷中特産の谷中生姜。(食べかけてから写したので2本しかないの。)
辛味があっておいいしい。


そしておそば。
いつもは地元深大寺の黒っぽいおそばに慣れ親しんでいるので、白くて細くてちょっと春雨みたいなふわふわのおそばでした。


そしてお勧めが冷酒「喜楽長」という日本酒。まろやかでおいしくて、酔っぱらってしまいました。

日暮里というと、京成スカイライナーに乗り換えるときくらいしか御縁のなかったところでしたけれど、谷中散歩のおかげでたどり着きました。

都営舎人ライナーというのが開通したおかげで駅前はきれいに整備されていて、日暮里という町のイメージも変わったみたいね。

父が子供のころも、きっと谷中~日暮里界隈で遊んでいたと思うのだけど、今の都会化したこの地域を眺めたら、きっとびっくりとしたことでしょうね。

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

としちゃん、盆踊りの賑わい(?うるささ)から抜け出してどこへ行くのかな~と思っていましたが、お父さまのルーツをたどる旅に出たのね。
谷中は、最近外国人旅行客に人気があるとか。先日、テレビやっていました。日暮里駅で降りるのかしら。
谷中しょうがは、大好き。スーパーにあると、つい買ってしまいます。名前のとおり、谷中特産なのね。

匿名 さんのコメント...

谷中はいいですよね。いつが最後だったかしら・・・娘のアンティークの銘仙の着物を買った記憶があります。いせ辰さんを覗いたり・・手焼きのおせんべい屋さんもありますよね。古い珈琲やさんに入り素敵だったのを思い出しました。としちゃんのルーツはすてきなところですね。

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、今は谷根千といって若い人にも人気がありますね。私は上野方面から日暮里に向かって歩いたけれど、日暮里をスタートしてもいいでしょう。
スーパーで売っている安い谷中生姜は中国産のものも多いかもしれないので、時々筋っぽいものがあるでしょ。でもここの谷中生姜はぷっくりとしていて大きくておいしかった。
我が家でもよく酒のつまみに登場しますよ。

おおしまとしこ さんのコメント...

トントンはこの地域に詳しいのね。いろんなお店がMIXしていて楽しいところでした。でも私は父がこういうところに住んでいたというのは、初めて分かったの。下町というか、寺町というか、なんというのかな、粋な雰囲気があるところね。
いずれにせよこういうところに住んでいた父が杉並に移って、それはそれなりにショックだったと思うわよ。当時の荻窪なんてすごい田舎だっただろうしね。特に祖母(父の母)は木場生まれのちゃきちゃきの江戸っ子だったから、荻窪なんて地球の果てくらいに思っていただろうな。

匿名 さんのコメント...

私の実家は根津神社の上の方にありました。
今は誰も居ませんが、とても懐かしい所ばかり、楽しませていただきました。
団子坂の直ぐの所に菊見煎餅、よく買いました。伊勢辰もその右上に。懐かしいわ。

千代田線根津駅からごく近くに根津教会があります。大正8年に建てられた東京でただ一つの木造建築の教会です。

ここで数年前娘が結婚式を挙げました。
その上の方に「谷間の白百合」ルレスタンラバレ?と言うレストランがあるのですが
ここも明治時代の建築をそのまま生かして
フレンチレストランにしたものです。

都会の中にこんな空間があると、驚きますよ。

この周辺は奥深いですね。

おおしまとしこ さんのコメント...

まあ、蘭さんのご実家は根津だったんですか。それならこのあたりは良くご存知でしょうね。私は話に聞いていただけで、実際に足を踏み入れたのは初めてだったの。
根津教会でお嬢さんが結婚式をしたんですか。教会のHPを見ましたが、震災にも戦災にも逃れたというのはすごいわ。
なかなか風情のあるところなんですね。
おせんべいは固くておいしかったわ。

匿名 さんのコメント...

としちゃん
おせんべい、美味しいわよね。
でも今のうちに食べておかないと
硬くて食べられなくなりそう 笑

この周辺だけは震災にも戦災にも逃れられた
ので、古い家があっておもしろいでしょ。

義姉の家が西片町に有りますので
たまに行きますけど、古い家がどんどん
無くなっています。

匿名 さんのコメント...

お腹が空く時間でおいしそうな写真にふらふら(笑)
こうなごって関西のイカナゴと同じでしたっけ?それが大きくなったものかしら。
見ていると鹿児島のきびなごにも似ています??
分からなくなっちゃった。
生姜も大好き!
おせんべいもかたいの大好き(笑)

おおしまとしこ さんのコメント...

蘭さん、固いおせんべ、大好きです。
私の父は歯だけはすごく丈夫な人で、歯磨きなど全然しないのに、虫歯がなく、固いおせんべいが大好きな人でした。
今度また、根津方面を探索予定です。というのも、私は昔、東大の隅っこで仕事をしていて、根津も少しは行ったことがあったのです。
蘭さんにナビゲーターをしてもらいたいわ。

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、私の文章が間違えていたの。
きびなごと書くべきところを、こうなごと書いてしまったみたいです。すいません。
きびなごは鹿児島のものなんですか?
いずれにせよ、きれいでおいしいお魚でしたよ。