2010年6月2日水曜日

映画 「花のあと」

藤沢周平原作の時代劇映画「花のあと」を見てきました。

こちらでユーチューブの映像が見られますよ。


主人公の女性には親が決めたいいなずけがいます。でも相手はずっと長いこと江戸に行っています。

この彼女、女だてらに剣の腕が立つのです。
小さいころからお父さんに教えられていて、今では道場でもかなりの腕前なのです。
ある春の日、お花見をしていた時、剣が上手だという男性に声をかけられ、「ひとつお手合わせを」ということでこの男性と剣道の試合をするのですが、それから彼女はこの男性・段四郎さんを好きになってしまいます。

ところがこの男性は、江戸である政治的なことに失敗して、腹を切って死んでしまう。

その死因がおかしいのではないかというので、彼女は江戸から戻ってきたいいなずけに頼んで真相を突き詰めてもらい、そして段四郎さんの死の原因となった悪役に決闘を挑みます。そして最終的にはいいなずけと幸せに暮らしたというお話。

主人公の女性は北川景子さん。凛とした美人ですけれど、唇がちょっとしまりがないかな。
時代劇は初めてらしいですけれど、剣道や茶道、武家のお嬢様としての所作もかなり勉強した、という感じでしたね。ふすまの開け閉めなど、ぎこちなさが感じられるけれど、ま、仕方ないかな。

初恋の男性役は、すごく背が高くて、たち振る舞いが堂々としていると思ったら、なんと本業はバレリーナだそうです。台詞は棒読みでいまいちでしたけどね。

大食漢でおせじにもハンサムといえないいいなずけ役は、甲本雅裕という俳優さん。よく見かける顔です。なんとなく昔の川谷拓三を彷彿とさせるような味のある役者さんでした。

悪役は歌舞伎役者の亀次郎さんがやっているのだけれど、さすが上手だったわ。


私が目を凝らして見ていたシーンは、武家の女性たちの着物姿。
帯の幅がすごく太くて、帯揚げはしていないの。
娘たちも50歳くらいのお母さんも、みんな文庫結びにしているのよ。それが意外でした。
私的には、女中さん役の女性の縦縞に黒い襟を重ねた着物姿、半幅帯の「貝の口」が素敵に思いましたけどね。

映画は桜のシーンから始まり、紅葉のシーンや冬の雪のシーンなど、北国の風景をうまく写しているとは思ったけれど、同じように東北が舞台だった「おくりびと」のような感動はちょっと薄かったかしら。

映画の最初と最後に、この彼女がおばあさんになったときの台詞があるのだけれど、声の出演は藤村志保。さすが、情感たっぷりで上手だったわ。

私は原作は読んでいないけれど、かなり短編なのでしょうね。それを丁寧に描いているのだろうけれど、ちょっとテンポが遅くて、眠たくなったりしたところもありました。75点くらいでかろうじて合格かな。

4 件のコメント:

マサ さんのコメント...

北川景子を初めて見たのは、豊エツ主演の「サウスバウンド」だったかな。
このときは、どうってことのない印象だったけど、最近の活躍ぶりは目を見張るものがありますね。主演映画が相次いでいるし、月9にも出てるし。
で、としちゃんには悪いけど(笑)、どうやら彼女の唇がいいらしいですよ。

としちゃん さんのコメント...

マサさん、私、この女優さんのことあまり知らなかったのですが、彼女のHPを見たら、かなりいろいろな映画やTVに出演している人なんですね。
唇、なんだかぼわっとしているんですよ。目元がきりりとしているので、顔の上半身と下半身が別人みたいな人ですね。そこがいいのかもしれませんけどね。

富士松延千代 さんのコメント...

面白そうな映画ですね☆
ユーチューブの予告編見せていただきました。なんか、婚約者の人が優しくて、好感が持てる感じです。(^^)

としちゃん さんのコメント...

延千代さん、こんにちは。
藤沢周平が好きな人にはいい映画化もしれませんね。予告編には「真実の恋」というような感じが表れていますけれど、でもたった一度、剣道の試合をしただけの相手なんですよ。ちょっと目が合っただけなの。それが恋なのかどうか、少し解せない感じでしたね。もっと若い人が見たら感動したかもしれませんけど、私のようなおばさんにとっては、そりゃ、恋や愛じゃないだろう、と突っ込みたいところもありましたよ。