2010年8月31日火曜日

帯状疱疹だった・・・!

このところ、暑さが厳しくて、首のあたりに汗をかくせいか、なんだかひりひりするので、私はてっきりそれはアセモだと思っていたの。

ところが、首が凝るような感じするし、ひりひりがピリピリくらいになり、おまけにそれまで蚊に刺されたような赤いぽっつんがどんどん広がっていって、鏡に映る自分の姿が気持ち悪くなるくらい赤くなってしまいました。

それで仕方なく皮膚科に行ったらその女医さんは一見しただけで、「あ、これは帯状疱疹よ!」と診断しました。

へー、帯状疱疹ってすごく痛くて大変な病気なんでしょ?

先生の説明によると、子どもの頃かかった水ぼうそうのウィルスが、神経節というところに入り込んで、それがストレスなどの影響で体が弱った時に出てくるものなんですって。

飲み薬と塗り薬、痛みどめをもらいましたが、そういえば、ここ最近は仕事のストレスが多くて、疲れていたのよね。

でも顔とか手足には広がらないと聞いたので、よかったわ。

安静にしていたほうがいいとは言われたけれど、そうもいかず、なんとかだましだましやっていくわ。

あーあ、私もついに病名のつく病気にかかってしまったわ~。

ということで今日は写真はパスさせていただきますね。

2010年8月30日月曜日

夏の終わりの夕陽

8月8日にも夕陽の風景を載せましたけれど、またきれいな夕陽に出会いました。


子どもたちにはもう夏休みも終わりなんですね。

私は仕事の関係上、いつも夏は結構忙しいのです。

この角度だと、実際の目にはうっすらと富士山が見えるのですけれど、写真だと分かりませんね。


それにしても今年は暑さが残りますね。記録的な暑い夏ですよね。

関西の方はもっと暑いので、大変でしょう。


皆様、ばてないようにほどほどにしましょうね。

2010年8月29日日曜日

世界遺産への旅 8

長々と続いてきた「世界遺産シリーズ」ですけれど、ようやくその目的地である白神山地に辿りつくことができそうです。


こちらは、絵葉書の白神山地。


朝の風景かしら。左上の方に、岩木山が見えますけれど、この山はとても目立つ山なので、私たちもバスの中から何回も目にしました。この山の見える方向によって、大体の現在地が分かるみたいです。

白神山地散策と言ってもいろいろなコースがあるようで、ブナの「マザーツリー」を散策するコースや、津軽峠からの美しい眺めを見るコースなど、難易度もさまざまあるようです。
こちらはパンフレットをスキャンした地図です。


私たちは、アクアグリーンビレッジというところから、往路は「暗門の滝」(あんもんのたき)を通り、そして帰路は「ブナ林散策道」を戻るという中級コースを選びました。

「暗門の滝」コースの中にも、第三の滝まで、第二の滝まで、第一の滝まで、と自分の足の強さによって、同じバス・ツアーでも選択ができるようです。
一番奥にある第一の滝まで行くにはかなりの標高差があるというので、それはパスをして、比較的らくに行ける第三の滝コースまでにしました。

最初は舗装された道でしたけれど、このダムのあたりから、だんだん山道らしくなってきます。


少し行くと、「白神の水」という湧水がありました。
ここで白神山地を守るための「協力寄付金」という募金をしてきました。


道はそれほど急ではなかったのですが、下の写真のようなこういう川の上を歩きました。


それが嫌で、なんのためにこんなところを歩かなくちゃならないんだと、嫌みの一言も言いたいくらい怖かったですよ。まるで忍者になったようでした。ここから足を踏み外したら、流されてしまうのかななんて思いながら歩いていました。

下の写真では、向こう側に人が見えますけれど、こういうふうに岩に沿って、ロープを貼っただけの板の上を歩くのです。


もうこういうところは通りたくないわ。

そしてようやくたどり着いたのが、この第三の滝です。


立派と言えば立派な滝でしたけれど、このあたり、足元が危うくて、写真を撮るのが精いっぱいでした。

そして帰りのブナ林コースというのが、これまた登りばかりが延々と続く道で、すっかり汗だくになりました。

この写真は平坦なところですけれど、坂道ではカメラを取り出す余裕もありませんでしたね。


私は長袖のTシャツの下に、キャミソールを着ていたのですけれど、暑くて暑くて、山道では人目もはばからずキャミソール姿になりましたよ。普通は絶対に腕を出さないのですけれど、あの汗にはそんなこと構っていられませんでした。山登りってこんなに汗をかくものだとは知りませんでした。


ようやく終点に辿りつきました。
距離にしたらどのくらい歩いたのか分かりませんけれど、万歩計をつけていたので、12,000歩くらいは歩いたみたいです。

このあたり、当然のことながら電波の受信が悪くて、この平坦なところに着いた途端、メールがどどっと届きました。


朝から登り始めて、お昼前に戻りましたけれど、バスの中で食べた鳥めし弁当のおいしかったこと。私はこういうお弁当はあまり好きではないのですけれど、パクパク食べましたよ。
見た目はイマイチですけれど、しっとりとしていて、本当においしい鳥めしでした。


そして青森県と秋田県にまたがる白神山地を後にして、この後、高速道路を延々と12時間もバスに揺られて深夜に東京に戻り、終電もなくなっていたのでタクシーで帰宅したのは、翌日になっていたころでした。

お盆の最中の渋滞のひどい時にバスに閉じ込められ、汗だくの山登りまで付き合わされ、何をしにいったのか、わけの分からない世界遺産への旅でした。

否が応でも記憶に残る旅行でしょうね。

2010年8月28日土曜日

母親として・・・

今日は娘の婿さんとなる人のご両親が地方から上京されて、都心の某ホテルにある中華料理屋さんの個室で、ご一緒に食事をいただきながら、初対面の挨拶をしたのです。

こういうことってもちろん初体験でした。

とりあえず、「娘の母親」という立場で振舞ってきましたよ。

食事をしたところは、眼の下に浜離宮が見えるホテルでした。
ガラス越しに見える浜離宮の緑や高層ビル、その下を走る「ゆりかもめ」がとてもきれいでした。


青空と海が、絵葉書のようにきれいでしたよ。

実はお婿さんのお母さんは、和裁のお仕事をしていている方なのです。
それなのに、私は妙な着物を着て行って、なんと思われたかしら。
でもこういうときは何を着てよいのか分からないので、着物姿で出かけました。


こちらの窓からはスカイ・ツリーが見えました。


この場所は娘と婿さんが選んでくれたのですけれど、24階から見える東京の新風景を眺めながら、おしゃべりができたのは、よかったわ。

遠方から上京された先方のご両親にも、よい思い出となったかもしれないわね。

*娘から、「あのね、今日だけは料理の写真を撮らないでよ」と言われたので、料理の写真はありません。

2010年8月27日金曜日

素敵な人

このところ、仕事がめちゃ忙しくて、頭がパンクしそうな毎日を送っています。

そんな日が続いているのですけれど、今朝、勤務先がある駅で、すごく素敵な人を見かけました。


私の数歩先を歩いていたんですけれど、ブルーグレー色の淡い夏着物を着て、髪の毛はきりりとアップにして、透けた菱形の模様が入った銀色の帯をお太鼓に締めていた人でした。お年は65歳か70歳くらいかしら。

この駅で乗降する人は、ほとんどがオタクのような理系の学生や、どこかの国の留学生。たまに女の子がいるくらいなのです。とにかく歩いている道の風景も色どりが乏しく、華やかさにはまるで縁のないところなんですよ。

ところが、その方は、そんな駅からさっさっさと降りて、着物の裾をさっとなびかせ、すたすたと歩いていた人でした。
踊りのお師匠さんなのか、お茶の先生なのか分かりませんけれど、この暑い中、田舎の駅に降り立った姿はまさに「吐きだめに鶴」でしたね。

結局、その人は、途中から別の方向に歩いて行きましたが、私は後ろをついて行きたいくらいだったわ。

着物姿がこんなに清涼感を与えてくれるとは思ってもみませんでしたね。

私も着物で通勤してみる?

冷房で足元がすごく寒いので、足袋を履いていたほうがいいかもしれませんね。

今日の写真は無料サイトのAMIラボさんよりお借りしました。

2010年8月26日木曜日

生姜もろみ酢

紅蓮さんのブログに、乾燥生姜が冷え症に良い、と書いてありますけれど、私はこのところ、「生姜もろみ酢」という健康食品(錠剤)を、2粒ずつ食べているの。


ダイエットに効く、なんてことはまるでないのだけれど、この生姜のせいか、体が昔ほど冷えなくなったような気がするの。

とはいえ、今年のこの夏の暑さは異常だから、なんとも言えないんですけれど、以前のようにクーラーに当たってもそれほどぞくぞくするような寒さは感じなくなったわね。前はクーラーが怖くて、いつも上着を着ていないとだめだったけれど、最近はそれほどでもなくなったみたい。

冬の寒さもそれほど感じなくなったみたいだけど、それって単に体が鈍感になっただけなのかもね。

写真は「金時ショウガもろみ酢濃縮ソフト」のサイトからお借りしました。

2010年8月25日水曜日

世界遺産への旅 7

<津軽三味線>

今回の東北旅行は自然探索というのがメインテーマだったようで、どちらかとアウトドアにはあまり気のない私は、淡々とスケジュールをこなしていた、という感じだったの。

ところがそんな私に思ってもみなかった素敵なプレゼントがありました。

それは泊まっていたホテルのイベントで、津軽三味線のコンサートというのがあったことなの。

(この写真はホテルのホールに飾ってあったねぷたです。)

コンサートといっても大ホールでのビッグ・イベントではなく、ホテルの会議室で行われたものだったのだけれど、かなりのお客さんが聞きに来ていました。

この演奏家さん、三味線一本やりの人、というよりもエンターテイナーと言う感じで、津軽弁で話しながら三味線や横笛をじっくりと演奏してくれました。

この津軽三味線は、私がいつも弾いている三味線とはまるで大きさも違って、3キロもあるそうです。
それを大きなバチで叩きつけるように演奏していました。
額の汗、すごいですよね。


無になって弾いている感じね。


こちらは笛の演奏。ムード作りが上手な人でした。

津軽三味線は即興演奏なのよね。
お客さんの拍手の大きさによって、ノリが違ってくるそうで、みんなで大きな掛け声で応援しました。

まさか旅先で三味線が聞けるとは思っていなかったので、これは楽しい収穫でしたね。

2010年8月24日火曜日

昭和の記録

母の名前宛で、日本年金機構から書類が届きました。

封筒の名前の下に、「年金額が増える可能性があります」と書いてあったのですけれど、もうすでに受給しているのだし、今更増えるわけなんかないじゃない、ということでそのまま、放っておいたのです。

でも見なければ仕方ないと思い、封を切って、中の書類を取り出しました。

それは母自身の記録ではなくて、亡くなった父の厚生年金の記録だったのです。


私自身はいわゆる「お父さんっ子」ではなかったし、父の仕事の経歴というのも、古い話はあまり知りませんでした。
ただ、母から「お父さんは昔はいいところの三男のボンボンで世間知らずで、戦後は事業を起こしたりして失敗したり、賭けごとをしたりして大変だったけれど、あなたたち子どもが生まれてからはすっかり心を入れ替えたようで、仕事をしっかり続けるようになった」というような話だけは聞いていたのです。

そんなこと、すっかり忘れていましたし、父が亡くなって11年経ちましたけれど、父のことなどほとんど思い出すこともなく過ごしていました。

そういう私でしたけれど、父の厚生年金の記録を見ると、昭和19年からスタートして、戦後の記録、そして私が生まれたころの記録、下の妹が生まれてからの記録、第二の職場までの記録がありありと書かれていたのを眺めて、今更ながら、戦前から戦後そして高度成長期に家族を背負って生きてきた男の記録というのが浮かび上がって来て、不覚にも涙が出てしまいました。

母の言った通りのことが厚生年金の記録で証明されました。

それを見て、ああ、お父さんは私たち娘を育てるためにこれだけ働いてきてくれたのだ、そしてその遺族年金のおかげで母が施設に入って過ごすこともできたのだ、と思うと、なんだかいとおしくなり、「お父さんのおかげだったのだ」という感想がぴったりだと思えたのでした。

今、私は仕事のことでいろいろと準備をしたりで緊張していたのですが、やはり母の顔を見た方がよいのではと思いました。

そして母のいる施設に出かけてきましたが、私が
「お父さんの名前、覚えている?」と聞いても
「えー、思い出せないわ」という返事。
「もうちょっと考えてみたら」と私が言うと、ようやく父の名前を思い出したのです。

そんなふうに記憶がどんどん薄れていく母は、「どうしてこんなに何でも忘れちゃうだろうね」という話ばかりが続きます。
私は「自分の名前を忘れなければいいんじゃないの」と言って慰めていますが、どうしようもありません。

父の残してくれた昭和の記録を見ながら、忘れかけていた父の姿を思い出しました。
私たちが小さかったころ、家族そろって近所の神社の庭でバレーボールをしたこと、
会社から戻ってくるとすぐに母の縫った着物に着替え、囲碁の番組ばかり見ていたこと、そんな父の姿を本当に久しぶりに思い出しました。

2010年8月23日月曜日

世界遺産への旅 6

<カワセミ3兄弟>

今日はちょっと時間が足りなくて、写真だけで失礼します。


十二湖で買ったお土産です。

クッキーでしたけど、なんと名前が「カワセミ3兄弟」というの。
私には3種類の違いが良く分かりませんけれど。

クッキーの箱はいろいろなサイズがあったと思いますけれど、中は個別に包装されていました。

カワセミに会いたい人は白神山地や十二湖まで足をお運びください。

2010年8月22日日曜日

世界遺産への旅 5

世界遺産の旅を中断していました。また続きを復活しますね。

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世界遺産に行く前に、「十二湖」というところに行きました。

ここは本当は湖が30くらいあるらしいんですけれど、どういうわけか「十二湖」と言われていて、そのうち一番有名なのが青池(あおいけ)と呼ばれている神秘的な湖です。


青池は季節によって色が変化するのかしら。青と言えば青でしたけれど、私が見たときは青というよりも緑、コバルトブルーといった感じだったかしら。
全体的にミストがかかっている感じで、妖精が出てくるような感じの湖だったわ。でもそれほど大きな池ではないんですよ。

こちらは絵葉書の青池。雪のシーズンにはこんなふうに見えるのかしらね。ほんとにインク・ブルーと言った感じ。


ちょっと美しすぎると思うけど。

そのほかに沸壺の池、とかがま池とか、いろんな名前の湖があって、そこを一周散策してきました。


この辺りは「ブナ原生林」というのでブナがうっそうと生い茂っているところです。


ガイドさんの話では、ブナというのは、漢字で書くと、木偏に「無」と書くそうなんです。

それというのも、ブナという木は、シイタケ栽培をするより他には何の役にも立たない無駄な木、だったそうで(それはかわいそうな話)、でもそのおかげで、誰にも伐採されずに残ってしまったので、今になってみればその原生林が売りになるということでした。


この辺り、1時間弱歩いたかしら。それほどきつい道ではありませんでしたけれど、普通の靴だと無理なレベルだったかしら。高尾山のコースのような山道でした。

世界遺産に到達するのはもうちょっと先のお話です。

2010年8月21日土曜日

銀座名店会@帝国ホテル

今日は帝国ホテル 孔雀の間で開かれている銀座名店会の催しに行ってきました。

普段の私の生活パターンとはまるでレベルが違う高級なお店ばかりの展示会だったんですけれど、実はブログ仲間の真蘭さんがその展示会を彩る生け花を出品していたので、そのお花を拝見するために帝国ホテルまでお出かけしたのです。

銀座名店会というのは、洋品店、宝石屋さん、帽子やさん、呉服屋さんなどお洒落で高級なお店が加盟している会だそうで、もうこの催しは42回も続いているんですって。

題して「2010秋を創る」

秋物のお誘いなんですね。でもゼロの数を見ると、おいそれと買うわけにはいきません。

外はガンガンと暑いのに、ホテルの中では、分厚い毛皮のコートやら、ふんわりしたセーターなどがお洒落に展示されていました。

真蘭さんは、バッグやスカーフなどの小物を扱っているお店のディスプレイを担当していました。


こちらが真蘭さんがグループで制作された作品です。


しならせた竹を豪快に使い金色にペインとしてありました。その中に、大きなグラスを置いて、そこに白や赤のお花が生けてありました。なかなか大胆で素敵なデザインですよね。

生け花の創作過程や詳細は真蘭さんのブログを見てね。


これは宝石屋さんのディスプレイ。雰囲気がぴったりでしたね。


カサブランカの香りが印象的なディスプレイでした。
ホテルの照明は薄暗いので、思うような写真が撮れなくて残念だったわ。

どれも豪華な生け花で、銀座の雰囲気にぴったり。

その後、真蘭さんや生け花教室の方とおしゃべりをして、久しぶりにゴージャスな午後を過ごすことができました。

真蘭さん、どうもありがとう。


ちなみに、こちらは帝国ホテルの入り口の近くにあった日本庭園。
燈篭がいいわね。

ここまでがゆとりの世界。

ホテルを出た後はすぐに現実の世界に戻って、地下鉄で我が家に戻ったのでした。

2010年8月20日金曜日

足の手術

東北旅行のお話はちょいとお休みね。

今日は足の手術のお話です。
その理由などはこちらに書いてありますけれど、外反母趾のこの日帰り手術ができるのは、こちらの先生しかいらっしゃらないそうで、人気がすごくて、予約を取るのにずいぶん待ちました。今日はその予備検査の日でした。

9月に神戸での仕事が終わってから、手術を受けます。それまであれこれ片づけることがあって、忙しくなりそうだわ。

病院の11階からの風景です。
昨日のマサさんの写真と同じ場所だと思うわ。


マサさんから、「夏休みなので人が多いので混んでいる」と聞いていたので、午後の予約だったんですけれど、朝の10時半ごろ到着して待っていました。
でも結局、先生の話を聞いたり、血液検査をしたり、手術後に穿く靴のサイズを測ったりしていたら、終わったのは4時過ぎだったので、半日は病院にいたことになるわね。

バスに12時間乗っていたのと、どちらが疲れたかな?

このスキー靴のような、舞妓さんのぽっくりのようなものが、手術後に穿く靴なんですって。
底がすごく分厚いので、右左の足が、ガタガタしそうです。


手術は短時間で終わるらしいんですけれど、当分、旅行もできないし、運動もできないし、正座もできないようなので、それが残念だわ。

せいぜい読書と手芸に精を出しますね。

2010年8月19日木曜日

世界遺産への旅 4

<いぶりがっこ>

今回の東北旅行では、食事に関しては、すごくおいしかった、というのはあまりなかったのだけれど、好みのものを見つけました。それは「いぶりがっこ」

たくあんを燻製にしたもので、燻した香りがするの。

ちなみに「がっこ」というのは秋田の方言で「漬物」のことだそうです。それを炉端の上に吊るしていぶしたので、「いぶりがっこ」と言うのだとか。

この下の食事の写真の真中にある、ごぼうのような色をしたのが、「いぶりがっこ」です。


黒くて、見た目はいまいちだけど、お酒のつまみにもちょうどいいので、お土産に買ってきました。
ぱりぱりとかじりながらいただきます。

ちなみにこの写真の隣にある、黒い小さなもの、これはニンニクをシソで巻いたもので、これもおいしかったわ。まさかニンニクとは思えませんでしたね。

左は鮭と野菜を味噌味で焼いた「ちゃんちゃ焼き」。

五能線を降りたところでいただいた昼食でした。

どれもみな、素朴な味がしましたね。

2010年8月18日水曜日

世界遺産への旅 3

<ローカル線の旅>

旅行の2日目は、どこかのテレビ番組のタイトルのようなひとときを過ごしました。

それは青森県の西側の海岸に沿って走っているJR五能線に乗ったこと。

五能線というのは、五所川原と能代を結ぶローカル線なのですが、その路線の一区間、千畳敷という駅から深浦という駅まで30分くらい、乗ってきました。

こちらが千畳敷の駅を表す看板。無人駅なので、プラットホームがあるだけです。
千畳敷は大きな岩がごろごろとしているところで、海辺で遊ぶにはいいところのようで、地元の観光客も来ていました。


列車が到着するまで時間があったので、駅前のお店に入りました。こんなふうにイカが干してありました。


後ろは乗ってきた観光バスの車体です。
食べたくなりますよね。

焼きイカ。300円。高校生のアルバイトの女の子が丁寧に焼いて、切ってくれたもの。柔らかくておいしかったですよ。


こちらは岩ガキ。800円。すごく大きいでしょ。


このころは少し雨が降っていたので、プラットホームで傘をさして待っていたところに、電車が到着。


日本海側を見ながら電車は走ります。


妙な名前の駅がありました。馬という字を三つ重ねて書いて、「とどろき」。普通は車が3つの轟と書くのに、こちらでは馬が3つなのです。地域性がある名前ですよね。

こちらは降車駅の深浦。ここは少しは大きな駅で、駅員さんもいたし、こんな垂れ幕もありました。


電車に乗ったのは、たった30分くらいでしたけれど、やはり電車の旅っていいですよね。バスには乗り飽きたので、このローカル線は、ほのぼのとしてとてもいい感じでした。

この後はお昼ごはんをいただいて、それから十二湖という所に行きました。
そのお話はまたあとでね。

2010年8月17日火曜日

世界遺産への旅 2

<ホテル編>

さて東京からバスに揺られて12時間、ようやく青森県の南津軽郡にある大鰐温泉というところに着きました。ずっと座りっぱなしで、エコノミー症候群のようでしたよ。

この辺りはどういうわけだか、魚に関係のある地名が多いの。ワニは魚ではないけど、お隣は鯖石(さばいし)という町だし、鯵ヶ沢(あじがさわ)というところもあるのよ。

これが泊まったホテル。外観はかっこいいでしょ。


お隣には教会もあって、結婚式ができるようです。


反対側にはゴルフ場もあります。


目の前はスキーのリフト。スキー好きの人にはたまらないでしょうけれど、私は冬のスポーツにはあまり興味がないので、ただ見ていただけですけれど、傾斜が急な上級者向けのコースのようでした。


温泉はとても気持ち良かったですよ。お肌がすべすべになりました。大きな浴槽が3つもあって、ゆったりできました。露店風呂に入ったら、外の空気がひんやりしていて寒いくらいでした。

でもね、このホテル、食事が朝も夜もバイキング形式だったのが残念ね。朝食は仕方ないとしても、夕食は自分の好きなものをゆっくりと食べたいのだけれど、なにせ、山の中腹にあるので、仕方ないのかな。特別料金を出せば、ステーキや刺身もありましたけど。

でも和食あり、洋食あり、郷土料理あり、デザートあり、フルーツありだったから、文句は言えないわね。


これは翌朝のホテル近辺の写真。朝日が登る前に外へ出てみました。私はどこへ行っても朝は早起きなのです。

この日の予定は、JRローカル線に乗ることと、十二湖というところの観光です。
そのお話はまたね。

2010年8月16日月曜日

世界遺産への旅 1

このところ、世界自然遺産と言われるところに出かけています。でもそういう場所を選ぶのは私の趣味じゃないんです。うちの連れ合いが、そういう辺鄙なところが好きなので、半分仕方なく付き合っているの。

私はどうせ行くのなら、世界文化遺産のほうがいいのだけれど、世界自然遺産というところばかり行く羽目になっています。

これまで2007年の知床2008年の屋久島、そして今回の白神山地を合わせると、日本の三大世界自然遺産を制覇したことになるの。

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私は自分一人の旅行のときは、かなり念入りに下調べをして出かけるのだけれど、今回はすべて旅行会社にお任せで、どこへ出かけるのかもはっきりしないくらい、いい加減な旅人でした。

というか、東北地方の地図が頭に入っていなくて、どこまでが岩手県で、どこからが秋田県、どこが青森県、という県境を、今回、旅行をして初めて分かった次第です。東北の奥の方って、これまであまりご縁がなかったんです。

さて、目的の世界自然遺産・白神山地は青森県と秋田県の県境にあります。


これまで青森県には、大昔、青函連絡船に乗るために青森駅に立ち寄ったことがあるくらいで、他の地域のことは知りませんでした。

それで青森がどれだけ遠いのかぴんとこなかったのですけれど、やはり遠いわ~。
東京からだと600キロ以上離れているのだと思いますよ。そこまでバスで出かけました。

出発したのは、8月13日の金曜日。午前6時30分に新宿駅を出ました。

都内を抜けて、東北自動車道に入り、途中、トイレ休憩などを取りながら、北へ北へと向かいました。

ここは東北自動車道からちょっと横道にそれて、途中に寄った八幡平の景色。


私はこの年になるまで、ここの地名は「はちまんたいら」だと思い込んでいたの。そうしたらなんと正解は「はちまんたい」だったのね。あー、恥ずかし!

昔の旅人は、ここで後ろを振り返ってみたのかしらね?
あー、遥かに見えるのはどこなのかしら?
今回のバス旅行はガイドさんはついていないので、よく分からないの。


八幡平は世界遺産ではないけれど、なだやかな山並がきれいなところでしたよ。ここは岩手県と秋田県の県境にあります。

きれいな雲を眺めながら、バスはどんどんと北へ向かいます。


弘前の近くにある阿闍羅山(あじゃらやま)の中腹にある「大鰐温泉」のホテルに着いたのが午後6時ごろ。おおよそ12時間もバス旅をしていたわけ。もうすることがなくて、飽きてしまったわ。

ここのホテルは敷地内にスキー場とゴルフ場があり、それが目的の人にはいいところかもしれないわ。

さて青森県に到着してからのお話はまた明日ね。