2010年10月12日火曜日

塀の中の中学校

めったにテレビドラマは見ないのだけれど、昨夜は「塀の中の中学校」というのを見ました。

犯罪を犯した人には小学校や中学校にまともに行っていない人がいるので、その人たちを対象に刑務所の中に学校があるそうです。このドラマはその学校で35年間、教師をしていた人の実話を元にしたものだそうで、松本刑務所が舞台になっていました。


そこの学校の先生がオダギリジョー。いつものちょっとニヒルな役とは違い、「でもしか教師」といった感じなの役なのですが、彼が学生たちと接するうちに変わっていく、というドラマでした。

学生役は大滝秀治(認知症の妻を殺した)、ますいけい(結婚詐欺)、渡辺謙(トビ職だったが、読み書きができないことに腹を立てて、二人を殺した)、ほかに植木職人だったが放火をした人、若い旅役者で親を殺そうとした人の5名。
それぞれ癖のある奴ばかりなので、教師も大変。

彼らは漢字もまともに読めないし、九九もできなかったのだけれど、必死に努力をしていき、次第に学力をつけていく姿を描いていました。


4月の入学から翌年3月の卒業式までの1年間のドラマなのだけれど、ここには添え物役の女優さんは一人も登場せずに、小気味いいくらいに男だけの世界でした。受刑者を演じた5人の役者さん、素晴らしかったわ。

内館牧子の脚本だったけれど、取材も大変だっただろうなと思いました。

どんな人にとっても「学ぶ」ということの大切さが伝わってくるドラマでした。

それにしても2時間半のうち、CMがどれだけあったかしら。あまりに多すぎてげんなりだったわ。

写真は葉っぱも茎も違うのに、なにやら花だけは桜に似た感じのお花です。

4 件のコメント:

真蘭 さんのコメント...

コマーシャルで見ていたので
観たかったのですが、見損なったわ。残念。

文字が読めると言うことは
すごいことなんですよね。

教師も指導すると言うことは
自分も成長し学ぶと言うこと何でしょうね。

おおしまとしこ さんのコメント...

真蘭さん、いつも普通に文字を読み書きしていますけれど、それが何らかの事情により学ぶことができなかった人たちが今の日本にもいるというのは残念なことです。
でも真摯に学ぶというのはそれだけ新しい世界が開けることですよね。いくつになっても学ぶというのは素晴らしいことだと思いましたよ。

ハッセルぶらっと さんのコメント...

こんにちは
着物の丈を合わせるって 長からず短かからずが難しいでしょうね。

最近の清酒は甘いのが多く、辛口って表示してあっても ??が多いです。

ジイとこも やっと 「ホトトギス」が咲いてきました。 

おおしまとしこ さんのコメント...

着物の丈って短すぎるとなんだかおかしいんですよね。とはいえ長すぎると裾が汚れてしまうし・・・。
着物の本を読むと、「着物を着るときには後ろから光が一条差し込むようにします」と書いてありました。そのくらい、ほんの5ミリくらい床からあげた位置がいいそうですよ。

ハッセルさんもやはり甘口が多いと思われますよね。ぴりっとした辛口のが呑みたいですね。