2011年9月9日金曜日

「逢はなくもあやし」

先日見た映画「朱花の月」の原案であるという「逢はなくもあやし」を読みました。

坂東眞砂子さんの作品です。


でもちょっとおかしいのが、この本には福島原発のことなどが描かれているので、絶対に今年の3月以降に書いたものですよね。ところが映画の方は去年の6月ごろに撮影されたそうですから、この本の方が後に出たんですよ。どうして、この本が「原案」となるのかしら。

さて原案とはいえ、まるで映画とは違うストーリーです。

しいて同じところを探すと、舞台が奈良の橿原地区であるということくらいかしら。
ここは主人公の恋人の実家のある所なのですが、主人公(若いOL)が彼の実家を訪ねるところから話はスタートします。
それとヒロインではないのですけれど、ちょこっと登場する女性が朱色の染色をしていることかな。

もうひとつ共通点は、やはり持統天皇でしょう。
彼女は夫である天武天皇が亡くなったあと、藤原京を作り上げるのですが、いつも夫を「待っていた」ようでした。亡くなった人を待つってどういうことなのかしらね。

不思議なお話でした。

タイトルの「逢はなくもあやし」は万葉集にある持統天皇の歌の一部だそうですけれど、「逢わなくても妖しいからいいのではないの」とでもいう意味のようです。

それと著者の坂東さんもやはり奈良出身だそうで、それが河瀨監督との縁なのかしら?

奈良に行ったら橿原には是非行ってみたいものです。

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