2012年1月31日火曜日

運命の出会い

お正月に骨董市で買った縦縞の袷▼ですが、袖の振りが少し長いので、普通サイズに短く直してもらいました。

それが出来上がってきました。嬉しいわ~。

こちらが袖を短くしてもらった後。
まだしつけ糸がついています。


このくらい短く切りました。
上の白い布は裏地です。


お店の人は、「普段着物は縞に始まって、縞で終わるのよ」と教えてくれました。

たしかに縞柄は普段着っぽいですが、粋にも着られるし、ダサくもなりますね。

さっそく着てみました。


とても柔らかくていい感じ。
こういう、女将さんっぽい着物、好きなのです。

写真ではモレアが出てしまっていますが、濃い紫と薄いピンクの縦じまです。

帯はさとさんからいただいた龍村の帯を締めてみました。


ちょっと姿勢が悪いですね。

実はそのお店(地元の小さな和装小物屋さん)に受け取りに行ったとき、奥の会計をする所に素敵な帯が掛けてあるのを見つけてしまいました。

まだ、かがっていない布の状態だったのですが、私の好みにぴったり。

砂色の地に緑や紫の細かい模様がありました。
こういう帯をずっと探していたのです。
お直しをしてもらった縞の着物にもちょうどいい色と柄でした。
まさに運命の出会いの帯でした。

でも21万円の正札がついていたので(!)、私には縁はないわ、見るだけと思っていたら、見えないところに織りむらがあるそうで(私にはよく分かりませんでしたが)、そのせいでなんと1割以下の2万円で作ってくれるというのです。

私はこれまで着物はもちろんのこと、帯のお誂えなどしたことがないので、考えてもみなかったのです。
帯を仕立てるなんてすごく贅沢ですよね。

でもこの布を京都に持っていき、中に芯を入れて仕立ててくれて2万円だというので、清水の舞台から飛び降りる気分になり、注文してしまいました。仕立て代込みでこの値段というのは、格安なんだそうです。

どんな帯になって仕上がってくるのでしょう。

普段の私の買い物からすると、「ああ高いもの買ってしまったな」と反省していますが、でも自分だけの帯ができるので、うきうきです。

2012年1月30日月曜日

地元のコンサート

「本條秀太郎」さんという有名な三味線演奏家がいるのですが、その人のお弟子さんで「本條秀慈郎」という人のコンサートを昨日、地元の劇場まで聴きに行ってきました。

安藤忠雄さん設計の建物です。


せんがわマチネ▼の案内

本條秀慈郎さんはまだ若い人なのですよ。桐朋学園の邦楽科を卒業して間もないので24、5歳くらいでしょうか。

それでも非常に優秀な方のようで、現代三味線弾きのホープだそうです。

こちらのポスターでは洋服姿ですが、今回の演奏は着物に袴姿でした。


この方はすでにいくつもの賞を受賞していて、またNHK大河ドラマ「江」や「竜馬伝」でも演奏をしたりしていたそうです。

5月のスカイツリー開業のときにも、野村萬歳さんなどと一緒に演奏をするのだとか。実力派なんでしょうね。

最初の曲はなんとバッハでした。
ばちを使わずに、つまびくように弾いていましたが、なんとなくフラメンコ・ギターのような音色でした。

他にも自作の曲や現代音楽のような曲、民謡風の曲も弾いていました。

ただ残念だったのは、この演奏会は市の施設で行われたのですが、市の方針は賛同できませんね。

というのは、このマチネは広くみんなに音楽に親しんでもらおうという方針なのは分かりますが、入場無料で子供でも入場可だったので、場内に赤ちゃんの泣き声がして、落ち着いて聞けませんでした。

乳幼児は静かにしていられないのは分かるだろうに、どうして赤ちゃん連れでも入場できるのか納得できませんね。

泣き声がしていたら、演奏家に対して失礼だと思うわ。

それに施設のスタッフも泣いている赤ちゃんのお母さんには一声かけて、外に連れていくべきだと思いました。

そんなことがあって、ちょっとイラッとしましたが、演奏は私が習っている長唄三味線とは違いましたが、優れた弾き手の音楽を聴くのは気持ちがよいものですね。

2012年1月29日日曜日

母の誕生日

私のブログ関係者は誕生日が1月という方が多いようです。
一年中で一番寒いときに生まれて、お母さんたちは子育てが大変だったことでしょう。

私の母も大正13年1月、つまり関東大震災から半年経った時、東京の中央区、銀座の近くで生まれました。

そして今日、88歳の誕生日を迎えました。

歩行はあまりスイスイとできませんが、まぁ身体は元気なようです。
頭のほうはかなり退化してしまって、1分前に話したことも忘れてしまうというありさま。

それでも毎日体操をしたり、お習字をしたり、お絵かきをしたりして過ごしているようです。

カナダに住んでいる妹からは、誕生日祝いの花が送られてきました。


プリザーブドの薔薇です。
まるで成人式用のようなピンクの花。
2.3年はこのままで持つのだとか。

私はラベンダー色のベストをプレゼントしました。
さっそく着ていました。
女性はいくつになっても新しい服が嬉しいようですね。


ホームの皆さんに見守られて、毎日を平和に過ごしているのが、娘としては一番感謝しているところです。

2012年1月28日土曜日

「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」

「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」▼を3Dで見てきました。


特別なメガネをかけて見るのですが、東京タワーのてっぺんから下を見下ろすシーンなどは迫力がありましたね。目の前にトンボがスイスイと飛んでいるのも風流でした。

この映画は「3丁目の夕日」シリーズの3作目。
売れない小説家の茶川さんと小雪の間に女の赤ちゃんが生まれたり、鈴木オートで働く堀北真希ちゃんが結婚をしたり、淳之介くんはもうこんなに大きくなってしまったのかと、このシリーズをずっと見ていた人には、まるで寅さん映画を見ているような家族のような親しみが湧いてきますね。

泣かせるシーンはたっぷりと泣かせ、笑わせるツボはドンピシャだし、ほんと、この監督はすごいわ。

実は真希ちゃんの彼氏役が誰だか分からずに、なんとなく歌舞伎役者のような雰囲気だわと思っていたら、なんと森山未来だったので、唖然としました。
彼は数年前、「世界の中心で愛を叫ぶ」の中で、私の好きな大沢たかおの若い頃の役をしていて、なんて眠そうな顔をしている不細工な子だと思っていたのに、この変わりようには驚いたわ。りりしく育っていましたよ。

東京駅から新幹線こだま号で新婚旅行に行くシーン、テレビで東京オリンピックを放送するところなど、CGとはいえ、うまい映像でした。いろんな小道具も良く集めてきたものだと感心しました。郷愁をそそられましたね。

ただちょっとおかしいなと思ったのは、「おそ松くん」の「シェー」という流行ですが、あれは昭和39年よりもうちょっと前の時代じゃなかったかなと思いましたが、私の勘違いかしら。

それと小雪が出産して生まれた直後の新生児はあまりに育ちすぎていて、あれは不自然だったな。

私の隣では、どう見ても平成生まれのカップルが座っていましたが、彼らの目には昭和39年という年はどのように映ったのでしょうね。大昔のことだと思ったのかも。私などが明治時代を思うのと同じくらい昔の出来事なのかもしれないわね。

3D映画だったので、普通の鑑賞料より少し高めでしたが、でも見終わった後は心温まる感じで、後味は悪くはありませんでした。

2012年1月27日金曜日

今年の旅行

去年は3月に娘の結婚式でハワイに行く予定だったのですが、東日本大震災でお婿さんの両親が住んでいるいわき市から成田までの道がふさがってしまい、残念ながらハワイ旅行はキャンセルしました。

その後は娘の出産などで海外に出かける雰囲気ではなかったのですが、今年はカナダに住んでいる姪の結婚式があるので、6月に行けそうです。

その時は娘と赤ちゃん(もうその頃は8ヶ月くらいかな?)も一緒です。

姪はジューン・ブライドになるわけですが、カナダでは暑くもなく寒くもなくちょうどいい季節でしょう。

娘は何度もカナダに行っていますが、私は10年ぶりくらいかしら。


飛行機代を調べてびっくり。チケット代は安いのに、サーチャージがなんと5万円もするのだとか。

海外の結婚式出席は初めてですが、どんな着物にしようかな、と楽しく考えているところです。

2012年1月26日木曜日

懐中時計

着物を着るときは、腕時計をしないようにしています。

私がいつもしている腕時計はシルバーのメタリックタイプなので、洋服にはいいのですが、着物から出る腕と似合わないのです。
それに袖に引っ掛けてしまうような気がして、時計はつけません。

それで着物の時に時間を見るには、携帯電話を見ています。

ところがいつも携帯電話が使えるかというとそうではないのですね。
劇場とか映画館では携帯電話の電源を切るようになっているので、幕間の時間とか映画が終了した直後の時間はさっと時間が見られないのです。

それで懐中時計をするようになりました。

でもいかにも、といった大昔風の懐中時計は嫌なので、ピンクの四葉のクローバー型をした、こんな可愛いのを使っています。
(フラッシュをたいたので、色が飛んでしまっていますが)


ちょっとぶりっ子のようですが、本当は黒が欲しかったのですが、これを選んだ時には他のチョイスがあまりなかったのですよ。

時間を見るときには、クローバーの中から時計を引っ張り出します。


そして外出するときには、こんなふうにしてバッグの取っ手のところにつけています。


ちなみにこのゴブラン織りのバッグは着物専用。

洋服の時はこんな派手なバッグは恥ずかしくて持てませんけれど、着物だと柄のあるバッグでも意外とマッチするので不思議ですね。

2012年1月25日水曜日

「寿新春大歌舞伎」

新橋演舞場の「寿初春大歌舞伎」に行ってきました。

今日の出し物は踊りとお芝居が2つ。


最初の踊りはお正月公演らしく、獅子舞でした。

「相生(あいおい)獅子」といって、最初は二人のお姫様が扇などを使って舞を踊っているのだけれど、そのうちに獅子舞のようにして踊るの。


ふたりのお姫様が赤と白のたてがみを振り回して、頭をぐるんぐるんと回すのだけれど、私が数えたところ、30回以上、回していました。
体力がいるわね。

次は「祇園祭礼信仰記 金閣寺」というお話。
満開の桜の下、雪姫という画家でもあるお姫様がとてもきれいでした。


このお姫様は悪者に縄で縛られてしまうのです。
そこに満開の桜の花びらがたくさん散ってきて、足元に花びらがたまります。

そしてその花びらを絵の具に見立て、足のつま先でネズミの絵を描くのです。

そうするとあまりに上手に描けたので、そのネズミが本物のネズミになり、それが縄を食いちぎってお姫様は逃げられるというわけ。

この話は水墨画で有名な雪舟が涙でネズミを描いたという話が元なのですが、このお姫様はその雪舟の孫娘という設定なのでした。

お姫様は菊之助が演じていましたが、硬さはあるものの、とても美しく可憐で、良かったですね。

金閣寺がせりあがって行くところも見ものですが、そのような舞台装置は今から200年以上前に考案されていたそうで、それもすごいものですね。

最後は江戸時代の世話もの。
「盲長屋梅加賀鳶」というもので、出演は菊五郎、吉右衛門など。


初めのうちは火消し連中が出てくるのだけれど、そのうちあんまさんの話となり、ストーリーがよくわからず途中で眠ってしまいました。

*******

久しぶりに京都の女医さんから頂いた着物を着てみました。

おしゃれな濃い紫色の柔らか着物です。


写真に写すと、なんだかレースのように見えますけれど、薄いピンクの飛び模様が散っています。

帯は世田谷ボロ市で買った源氏物語風の模様の帯▼を初めて締めてみました。


この帯は名古屋帯ではなく、体が同じ幅なので、折って巻くのですが、なかなか難しいわ。

写真の後姿が気に入らないので、また締めなおしました。

私にしては珍しくおしゃれをしてみました。

2012年1月24日火曜日

雪景色

昨夜は東京では2回目の雪でした。でも積ったのはこれが最初かしら。

今朝はあたり一面真っ白で、すがすがしい景色になっていました。


屋根も白くて素敵ですよね。

「ピュア・ホワイト」なんて言葉が浮かんできました。

左手遠くに富士山も見えます。
丹沢の山もきれいですね。

手前に見えているのは駅のホームです。

でも雪景色は遠くで見るからいいのであって、実際は道路は凍りついて歩くのが大変だし、昼間になって溶けてくると道がぐじゃぐじゃになるし、電車は大混乱だし、あまりいいことはありませんね。

そういえば最近、寒いので昼は暖かいうどんや蕎麦などを食べ、夜は布団の中で読書三昧という生活を続けていたら、あっという間に2キロも太ってしまいました!
最近の最高値です。

いくらなんでもやばいので、これからダイエットに励みます。

2012年1月23日月曜日

電車の中で・・・

通勤帰りに乗った電車は、たまたま優先席の近くでした。

3人掛けの優先席の向こう側には一人のおっさんが座っていて、手前の優先席には二人の若い女の子が座っていました。ひとりの女の子は必死に携帯でメールを打っていたのです。よくある風景ですよね。

そうしたら向かい側の優先席に座っていた小汚いおっさんが「おい、てめぇ、ここがどこか分かっているんかよ~」と傘を振り回しながら、携帯を使うなと怒鳴っているのです。

女の子は最初のうちは自分に言われているのかよく分からない顔をしていましたが、どうも自分のことを言われたと気づいて、携帯を打つのを止めました。

そしてその隣に座っていた友人の女の子がバッグから携帯を取り出した途端、
前のおっさんはまだ怒鳴りだして、「てめえら、何回言ったら分かるんだ」と身振り手振りも加えてうるさいこと。

ついに二人の女の子は、「他のところに行こう」と席を立ってしまいました。

その二人を見て、おっさんは「それ見たことか」という感じでふんぞり返っていました。
自分の主義主張が通ったので、勝ち誇ったような顔をしていました。


席が二つ空いてしまったので、私は仕方なく優先席に座ることにしました。

そして次の駅で若者が乗ってきました。

彼は周囲を見渡して誰も座る人がいないことを確認してから、その優先席に座りました。

そしてやおら携帯プレーヤーを取り出して、イヤホンを耳に入れた途端、また前の席のおっさんが
「おい、ここでそんなもの使うのか」と怒鳴りました。

若者は、「えっ、これ、携帯電話じゃありませんよ。電波は発信していないのですよ」と言うと、おっさんにとっては携帯電話もプレイヤーもどれも同じように見えるのでしょう、怒った顔のまま、
「そ、そ、そういうことじゃないんだ、ここはお前みたいな若者が座るところじゃないんだ」と屁理屈を言い出したのです。

彼は、「そんなこと分かりますよ、僕だって誰も座る人がいないから座ったんですよ。お年寄りが来たらちゃんと席を替わりますよ」と正々堂々と答えたのです。

おっさんは振り上げたこぶしを下げるわけにいかず、「そ、そ、そんならいいんだが、とにかくお前は座っちゃいけないんだ」としどろもどろになりました。

若者はめげずに「あなたの言うことがよく分かりませんね。いったい何がいけないんですか。この席は優先席であって、座ることを禁止された席ではないんですよ」と答えたのよ。

おっさんはシュンとなりました。

若者は今度はパソコンを取り出して、画面を操作し始めました。

そのころにはおっさんはもうこの若者には負けたと思ったのか、何も言わずに黙ってしまいました。


電車に乗っていると、こういう風景にはよく出会うのですが、よく分からないのは、今の携帯電話は本当に医療機器に悪い影響を与えているのでしょうか。

もしそうなら、きちんと電源を切らないといけないのでしょうが、優先席に座って携帯電話を操作している人はたくさんいますよね。

電話メーカーにはそのあたりの調査結果をちゃんと調べてもらいたですよね。

それと優先席とはいえ、空いていたら誰でも座ってもらったほうが、周りの人にとってはよいのです。
優先席だけぽっかりと空いていると、かえって人の流れに混雑が生じるのですよね。

電車に乗って通勤しているといろんな風景に出会うことがあり、考えさせられることも多いですね。

2012年1月22日日曜日

レンタルDVD

ツ○ヤからレンタルカード更新の葉書が届きました。

更新料200円を払うと、DVDが1本無料で借りられるというので、その葉書を持ってお店まで行ってきました。

そうしたらよく分からないのですが、なんとか特典のため、「DVD2本無料券」というのもいただいて、都合3本までただで借りられるということになりました。

DVDを3本一度に借りれても、見られるかどうか分からないので、まずは2本を借りてきました。

最初に見たのは、市川雷蔵さんの「新撰組始末記」。
1963年制作の映画でした。


雷蔵さんの映画は去年はずいぶん、夢中になって見ていましたが、久しぶりだわ。

山崎蒸(雷蔵さん)という浪人が、新撰組の近藤勇(城健三朗←その後の若山富三郎)に惚れ込み、新撰組に入ります。

でも入ってみると仲間同士の殺しとか残忍なことを見てしまい、山崎は思いと違っていて悩んでしまうのね。

そんなとき、心の支えは女医の志満(藤村志保)だったのです。

でも山崎は池田屋事件を察知して、その果たし合いに参加するのです。

なんとも残虐な殺陣が続くのだけれど、雷蔵さんが演じるとすっきりとしてりりしいのよね。

この映画で土方歳三は天地茂でしたが、冷酷なところがぴったりだったわ。


今はこのような時代劇はあまりないでしょうね。

藤村志保さんはまだご存命だと思うけれど、ほんとうにすがすがしくてきれいだったわ。

ちなみに数年前に、香取慎吾の主演でNHK大河ドラマで新撰組がありましたが、私の住んでいるところは近藤勇に縁があるので、地元ではかなり盛り上がりました。

そして私は新撰組に関する本はかなり読んでいたので、この映画のストーリーも割と分かりましたが、あまり知らない人にとってはちょっと話が分かりづらい映画だったかもしれません。
でも昭和の人にとっては、新撰組の話は予備知識があるので、いちいち説明しなくても誰でも知っている話だったのかなと思いました。

2012年1月21日土曜日

帯遊び

暇なときは、お裁縫というほどではありませんけれど、ちょっと帯の加工をしたりしています。

こちらはうたどんさんのお母様から頂いた帯ですが、流水模様がシンプルなので、左側のところにビーズを足してちょっときらきらモードにしてみました。

なんとなく「天の川」の雰囲気?


写真だとビーズが分からないかしら?
スパンコールにしたらもっと目立ったかもね。

お次のお裁縫は、何度トライしてもうまく締められなかった紫色の帯。

前回、締めた時はこんな感じ▼
白のお花の刺繍が可愛いのですが、お太鼓のところに絵がうまくこないので、思い切って布をばっさりと切り、二部式の作り帯にしてしまいました。

そうすると絵も奇麗にでます。


下のほうに見えているのは、おなかの周りの部分を結ぶための紐。
これで少しは締めるのも楽になるかしら?

それと前に長浜で買ってきた端切れを帯揚げにしました▼が、その時に余った小さな布で、小物入れ袋に作りました。
10センチ×15センチくらいの小さな袋です。
何を入れるかまるで考えずに縫ってみました。

こんなことしてひとりで遊ぶのが好きなんですよね。

2012年1月20日金曜日

根津美術館 「百椿図」 3

根津美術館は「百椿図」▼もよかったのですが、いかんせん展示物が少ないので、すぐに見終わってしまうのです。

でも入館料を1000円も払ったので、けちな私は美術館の隅から隅までじっくりと拝見して、おまけにお庭まで出てしまいました。

ところがこのお庭というのが、そんじょそこらの庭とは違い、庭園というか、とにかく山あり谷ありで迷子になってしまうくらい広い庭なのです。青山にいることなど忘れてしまいそう。


奥のほうに見えるのが展示館ですね。


そんな広大なお庭のあちこちに立派な彫刻が無造作に置いてありました。


このサイにはちょっと笑ってしまいました。
どこの国のものでしょうね?


冬なので誰も外にはいませんでしたが、春や秋ならきっと多くの人が散策するだろうなと思いました。

ここにはお茶室だけでも4つもあるそうです。
弘仁亭・無事庵、閑中庵・牛部屋、披錦斎・一樹庵、斑鳩庵・清渓亭という名前がついていました。


それにしても立派なお庭、世界中の絵画・彫刻・美術品に囲まれて、根津さんという人は素晴らしい人生を送ったのだろうなと思いました。

しばしセレブの雰囲気を味わうことができました。世俗の喧騒を忘れることができますね。

お土産はいつも絵葉書です。


赤い椿がきれいでしょう?

美術館の外へ出て、表参道を歩き、原宿まで来ました。


このあたりは人であふれていましたが、JRの駅だけは昔と変わらない山小屋風の駅舎が残っていました。

2012年1月19日木曜日

根津美術館 「百椿図」 2

昨日▼は、百椿図を見に行くなら、椿の絵が描かれた帯でもあるといいのですが、そういうしゃれた帯は持っていないので、ちょっと残念でした。


でもあでやかな椿に負けないように、少し派手な着物でもいいかなと思い、先日の世田谷ボロ市で獲得したオレンジと黒の大胆模様の着物▼を着てみました。


なんだか「どてら」みたいですね。
それにかなり太って見えるので、ちょっとショックですね。

この着物は、合わせる帯がないんですよね。
黒に赤のワンポイントの椿の帯でも締めれば最高なんですが。

ワンポイントの帯は、黒地に赤の菊の花ならあるのですが、やはり1月に菊はまずいですよね。

それで仕方なく、いつもの黒の幾何学模様の万能帯。

「着物だけで買ってしまうと後で苦労する」という見本みたいです。

かなり派手な着物ですが、でも黒のコートを羽織ってしまえば、それほどでもないかな?


ということで、こういういでたちで美術館に行ってきたのでした。

(この項、続く)

2012年1月18日水曜日

根津美術館 「百椿図」 1

南青山にある根津美術館に初めて行ってきました。

美術館は表参道の駅からちょっと歩いたところにありますが、あたりはおしゃれなお店がずらりと並んでいて、普段はあまりそういう世界とは縁がない私はきょろきょろしながら歩いてしまいました。

「カルチェ」


「プラダ」


「イッセイ ミヤケ」


他にもブランドのお店がたくさんありましたが、名前を知っているだけ。

「SALE」と大きく書いてある店が多くありましたが、いったい、いくらくらいするのでしょうね。

根津美術館▼は、東武鉄道などの社長をしていた根津嘉一郎さんという人が、趣味で集めた絵やお茶の道具や仏像などを展示するために昭和16年に建てたものだそうですが、2万平方メートルという広大な敷地内に建っていて、本当のお金持ちというのはこういう人を言うのだろうと思いました。
収蔵品の中には国宝、重要文化財など7000件もの品があるそうです。すごいですよね~。


美術館の入口には竹がたくさん植えてありました。
なんだか料亭みたいですね。


この建物は平成21年に改築されたものですが、シンプルな展示館と素晴らしいお庭の両方が楽しめます。

今回の展示は「百椿図」。
江戸時代初期に椿の絵ばかりが描かれた絵巻がメインでした。
当時は椿の園芸ブームだったそうで、とても美しい絵ばかりでした。


こちらは美術館の近くに咲いていた本物の椿。
椿は妖艶でいいですね。



(この項 続く)

2012年1月17日火曜日

今年の世田谷ボロ市

「世田谷ボロ市」というのは、毎年、12月の15.16日と翌年1月の15・16日の4日間に催される骨董市です。

去年の12月15・16日はちょうど沖縄に仕事で出かけていたので行かれなかったので、1月はどうしても行ってみようと思っていました。

そして昨日は有給休暇をもらって、世田谷に繰り出したのでした。

こちらは玉川電車の中の車内広告です。
世田谷線という路面電車の「上町」駅と「世田谷」駅の間、1キロぐらいのところにずらっーとお店が並ぶのです。


昨日はものすごく寒い日で、最高気温が5度くらいしかなかったそうですね。

前回(2010年12月)▼に行った時は着物姿で出かけたのですが、ものすごい人ごみで足袋が真っ黒になってしまったので、昨日はGパンにブーツ、そして毛糸の帽子、カイロを背中に貼って防寒ばっちりで出かけました。

朝はちょうど出勤時間ごろに家を出たので、世田谷に着いたときはまだそれほど人がいなくてすいすい歩けたのですが、だんだんお客さんが増えてきて、もう道は人でいっぱいになりました。


私は着物の掘り出し物を探していたのですが、このところ、あちこちの骨董市でいろんな着物を見てるせいか、目が肥えてしまって、いいなと思うものは高いものばかりになりました。

白い地に黒の小さな模様のあった紬はなんと18万円でした。
「ボロ市にそんな大金は持ってこないわ」と言うと、ゴザの上に座っていたお店のおばちゃんは、
「銀行に行ってきな。待っててあげるから」との返事。
そんな高い着物ならもっとちゃんとしたお店でも買えますよね。

また別の店では、焦げ茶色に赤い大きな模様の入った大島紬も素敵でしたが、
「これは泥大島だから、高いよ」とお店の人がいうので値段を聞いたら、それは58,000円でした。
「でもね、これは売り物じゃないの。飾っておくだけだよ」と奥に吊るしてしまい、売る気はなかったようです。

こんなふうに目につくのは高いものばかり。

でもそこは買い物上手(?)の私なので、ちゃんと安くて品のいいものを見つけてきましたよ。

戦利品はこちら。

まだしつけ糸がついていたオレンジと黒の大胆模様の着物。10000円。
ちゃんとメジャーで測ったのでサイズもぴったり。


こちらもしつけ糸がついていた帯。菊や手鏡の絵柄ですが、なんとなく源氏物語風なのが気に入りました。2000円。長さも4メートルくらいあり、十分ですね。


新品同様の白地に水色のシャクナゲ(?)のちょいと派手な帯。1000円。
春先になったらいいかしら?


夏用の透けた抹茶色の着物。ワンコイン。


これなら有給休暇を取っても、もとは取れましたね。

嬉しいな~。

2012年1月16日月曜日

モダンダンス発表会

昨日はT高校の同級生が主宰しているモダンダンスの発表会▼を見てきました。

場所は杉並区高円寺の「座」というホールでした。

高円寺は今から○○年ほど前に、2年間住んだことがあるのですが、すっかり町が様変わりしてしまい、まるで下北沢のような感じで、古着屋さん(洋服の)がたくさんあって驚きました。

彼女のダンス発表会はずいぶん昔から見ていますが、年々、円熟味を増しているようです。


前列右側に座っているのが同級生の彼女です。


すっきりとした体形、豊かな表情、深い演技力とまるで女優さんを見ているような感じでした。
同じ年とは思えませんね。


曲目を選んだり、振付を考えたり、衣装を選んだりと大変でしょうけれど、楽しんでそして頑張っている様子が伝わってくるのでした。


同じクラスだった男性も来ていて、素晴らしいキャノンのカメラを持っていたので、写真を写してもらいました。


ダンスを見た後はクラスメイトと一緒に台湾料理を食べておしゃべりをしてきました。


大根餅、豆苗の炒め物、他には白身魚の甘酢あんかけ、五目焼きそばだったかしら。

別々の生き方をしていても同年齢だから分かることってありますよね。

この日の装いは、黒っぽい紬に、レンガ色のつけ帯。


着物の八掛(裏地)の色と帯の色がぴったりで、安物どうしてもいい組み合わせになったかなと思いました。