2013年5月23日木曜日

「華麗なるインド」@三鷹市

「華麗なるインド~インドの細密画と染織の美~」▼という展覧会の招待券が当たったので、出かけてきました。


今回の会場は近場、お隣の市にある三鷹市美術ギャラリーです。ここはJR三鷹駅から直結したビルの中にありました。


この展覧会は日本画家でインド美術研究家である畠中光享さんという方が40年にわたって集めたコレクションのご披露だそうです。

ちなみに畠中さんの描く絵画は、日本とインドをMIXしたような美しい女性像などが多くあるようです。

最初の展示ははインドの絵画でした。
ミニアチュール絵画というそうで、細密画という意味だそうです。
宗教色の強いもので、仏教やヒンズー教の絵がありました。
歴史の時間にムガール帝国というのを習いましたが、その当時(16世紀から18世紀ごろ)、日本でいうと江戸時代の頃に当たるものでしょうか。

次のコーナーからはインドの布の展示でした。

インドの布というとサリーはおなじみですが、私が引きつけられたのは、ターバンの数々。
幅が20センチから30センチくらいで長さがなんと11メートルもあるというのです。
その細長い布が天井からずらりと掛けてありましたが、ものすごくきれい。おまけに綿とは思えないほどしなやかでした。
この布をどうやって頭に巻くのでしょうね。

また木の型に彫られた型をプリントした布や、ジャガード織のような布など、どれもとても細かい柄で作られていました。
それに、日本と同じような絞りの技法を使った布もありました。

色彩も鮮やかなものから、モノトーンのものまであり、インドの布に対してのイメージが変わってきました。


インドのことは日本人にはあまり知られていませんが、こんなに素晴らしい美術品があるということが、もっと広まるといいなと思いました。

展覧会の後は、インドにちなんでせっかくならカレーにしようかと思いましたが、良いお店がなかったので、仕方なくスパゲティになりました。


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この日の装い。

かなり暑くなったので、単衣の大島紬(だと思うのですが)です。

うたどんさんのお母様からのいただきもの。
とてもシャキシャキとしていて、暑さをそれほど感じません。
自分だったら絶対に選ばないような焦げ茶色の着物です。


帯は靖国神社の境内の骨董市で売っていた洒落帯。
とても長くて、二重太鼓に締めるのが大変な帯です。

おまけに柄あわせが難しくて、前がちょうど良いとお太鼓に柄が出なくなるし、お太鼓に合わせると前がつまらなくなってしまうという、ややこしい帯です。

でもこれもシャキシャキしている生地なので、今の季節にはちょうど良いかしら。


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