2013年7月13日土曜日

和の診断 第2回目

「和のパーソナル・カラー診断」第2回目に参加してきました。
場所はオシャレな街・青山1丁目にあるビルの一室でした。


診断していただいたのは、前回と同じ伝統色彩士の鈴木なおみさんです。
他の方をカラー診断しているところを写させていただきました。


さて、第一回目にはどんな色が似合うかということをいろいろテストしてもらった結果、私には薄い色で明るい色合いが似合うとのこと。
こちら▼がその時の様子です。

今回は一歩進んで、体型(骨格)からみてどんな柄の着物が似合うか、どのような素材が身体にフィットするかなどを診断してもらいました。

まずは身体のサイズを測るところから始まりました。
とはいえ、洋服ではないので、バスト、ウエスト、ヒップを測るのではありません。
測ったのは、背中の幅、腕の長さ、首の長さ、手首のサイズ、足の幅でした。
ちょっと気恥ずかしかったですけど・・・。

この結果から診断していただくと、私は肩幅が狭いので、大きな柄のある着物は、その柄がちゃんと見えなくなってしまうので、アウトとのことです。
なるほど。
それと身体のデブさ加減に比べると、手首が細いので、そこを強調するように裄の長さは短めにしたほうが少しは細く見えるとのことでした。

また足幅によって、似合う草履や鼻緒の形も教えてもらいました。
私の場合は、足が小さいのでいつも困っているのですが、足の幅から診断すると、草履の形や鼻緒の太さ(細さ)はどんな形でもOKとのことでした。
(逆に足が大きくてふっくらしている人は、細身の草履は似合わないということでした)

それと襟足は「女襟足」という形だそうで、本当ならアップスタイルにすると良いと言われました。でも私はロングヘアーにするまでが待てないタイプなので、それはちょっと無理ですね。

それと肩のあたりを触っただけで、「パソコンのお仕事をしていましたか」とずばりと言われて、まぁ、そんなことまで分かってしまうのですね。
長時間パソコンに触れていた人は、肩のあたりが内側に入ってしまうそうです。
それが原因で、着物を着ると、肩のあたりにしわが寄ることも多いのだそうです。
そんなふうにして、体型の診断から始まりました。

お次は着物の柄の診断です。
下の写真は小さい柄の着物と、大きい柄の着物のどちらが似合うかという診断ですが、色は別として、大柄は似合わないというのは、すぐに分かりますね。小さめの柄のほうがしっくりしています。


また素材の面からは、夏の着物でいえば、絽でも木綿でも麻でも身体にフィットするのでどれでもOKと言われて、ホッとしました。肩が張っている人は、布が突っ張ってしまうので、似合わない素材もあるとのことでした。

そしていよいよ、いろいろな種類の布を肩に乗せて、これは似合う、これは似合わないと判断してもらうことになりました。

縞の場合は、濃い色合いの縞模様(焦げ茶に深緑などの川越木綿のような縞)は私には似合いませんでした。なんだか野暮ったくなります。
でも淡いトーンで、ちょっと変わった縞なら大丈夫でした。

下の写真はちょっと分かりにくいのですが、真ん中に見える縞模様が自分でも気に入りました。上に乗っている更紗の小花模様は、自分では分かりませんが、他の参加者からは似合うと言われた生地です。


いろいろトータルしてみると、私の場合は、大きな柄が肩にかかると、肩幅が狭いせいで、せっかくの絵が見えなくなるので、訪問着よりも、全体に柄が散っている小紋のほうがよいそうです。
また小紋といってもあまりに柄が細かい江戸小紋のようだと、かえって淋しい感じになり、つまらなくなるので、10センチくらいの大きさの飛び柄が一番よいとのことでした。一つ一つの模様が細かいと、かえって顔がボケてしまい、しまりがなくなってしまうそうです。
そんなふうに診断していただきました。

下の写真は色は少し派手ですが、このくらいの大きさの模様が良いそうです。


下の写真は私が似合うタイプの生地の一覧です。
左のほうに見えるチェックもこのくらいの大きさならOKでした。
すごく大きい格子はもっと背の高い人でないとだめですね。


最後に、コートの衿の形も診断していただきました。
私にはこちらの形(道行型)が良いのだそうです。
衿のついたものや、着物のように打ち合わせるもの(道中着)はあまり似合わないのだとか。


全体的に言うと、私のイメージは次の何だったと思いますか?

クールタイプ、エレガントタイプ、粋タイプ、POPタイプ、はんなりタイプ

なんと、「はんなり」だと言われて、我ながらびっくりしました。
えー、はんなりというと京都のイメージですよね。
自分では分からないものですね。

着るものを人に判断してもらうなんて、自主性がないといえばそうかもしれませんが、でも客観的に判断してもらったほうが合っていることもありますよね。
自分の好みと、他人からの目をプラスすればよいのでしょうね。

とても楽しく参考になりました。

******

この日はすごく暑かったので、着物を着ていくのは止めました。
ちょっとだけ着物っぽく、タイのバンコクで買った巻きスカートを穿いていきました。


本当はこういう濃い赤紫色は似合わない部類に入るのだそうですが、顔の近くでなければ、つまりスカートならこういう色合いでも大丈夫だと言われて少しほっとしました。



4 件のコメント:

ずんこ さんのコメント...

前回の色診断もおもしろく拝見しましたが、今回はさらにすごいですね。
理論的に似合う模様や形ってあるのだということを初めて知りました~
一度診断してもらうと参考にして効率的に服選びができそうで良いですね。
確かに体にあてていらっしゃる写真、とってもお似合いです。
たまには巻きスカートもイメージが変わって素敵ですね。

おおしまとしこ さんのコメント...

ずんこさん、チビで色黒なので、「はんなり」タイプと言われた時は、ほんとにびっくりしましたよ。
でも着物を着るとそれだけで目立つので、それなら明るい感じになって目立ったほうがいいかもね。
洋服の時はモノクロばかりですけれど、着物の時はきれいな色を着られるのも嬉しいわね。
ずんこさんだと、クリーム色とか薄いオレンジ色などどうでしょう?
意外と他人の意見のほうが合っていると思いましたよ。
巻スカートは足冷え予防のためなんです。

さと さんのコメント...

としちゃんははんなりかなぁと思っていたので私も嬉しい(笑)
私も見てほしいけど東京しかないのかな?
それにしても細かくて参考になりますね。
巻きスカート素敵ですねぇ♪

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、一人ずつ個別に見ていただけるのがいいですね。ボディチェックは恥ずかしいですけど・・・。
今後の参考になりますね。
でも何でも着こなせる色白の美人は羨ましいわ。

さとさんは何タイプでしょうね。頼れるアネゴタイプというジャンルがあれば、それだと思いますけど。