2013年12月13日金曜日

冬向きの黒い帯

冬に着る着物に合う、黒地の帯を探していました。

イメージとしては、秋によく締めていた、下の写真のような、黒に椿の花がいいなと思っていました。

こちらは、着物好きの京都の女医さんが使用されていたそうですが、私のところに廻ってきた頂き物の帯です。
黒に赤と白で描かれた菊。
後ろのお太鼓には、目いっぱい大きな菊が咲いています。


よく使っていましたが、さすがに菊は11月いっぱいでしょう。

それで冬向きに、私の好きな椿の花の黒い帯を探していました。

あちこちのリサイクル着物屋さんや骨董市、着物のイベントなどに足を運んでいたのですが、どうも思ったような帯に出会えませんでした。
椿となると、どういうわけか紺色や緑色の帯はあったのですが、黒地はほとんどありませんでした。
たまにあったとしても、どうも自分のキャラクターとは違うみたいで、諦めていました。

そんなとき、先日、「おべにゃんさんとそば部」のみなさんの着物フリマが開かれるというので、都内某所の会場まで出かけていきました。


 フリマには着物好きの方がたくさん見えていらっしゃいました。
その時のフリマの様子は、こちら▼でご覧いただけます。

初めてお邪魔したのですが、着物はサイズ別に分けてありましたし、またお値段別に分けてあったので、とても見つけやすかったですね。

そこで、まず黒に黄色や紫の小花が描かれた帯を見つけました。
とてもシックで良かったのですが、似合う人には似合うのでしょうが、私にはどうかしら、と手にとってしばし眺めていました。それは5000円でした。

そのとき、その帯の隣にあったのが、黒の塩瀬に赤いポインセチアのような、なんとも可愛らしいお花の帯を見つけました。お値段は3000円でした。
かなり派手な模様ですが、今週、外国人が来日するので、その時に着てみたらどうかしら、とぱっと思いつきました!

椿の帯さがしはすっかり彼方のほうへ行ってしまい、ポインセチア帯を買うことにしました。

気に入ったものが手に入り、またフリマのスタッフの皆様の暖かい雰囲気に心地よくなり、ウキウキ気分で戻りました。いいお買い物をしたときは、ほんとに嬉しいですよね。

帰宅して、手持ちの赤と緑と黒の銘仙の着物と合わせてみました。これは世田谷ボロ市で買ったもの。寸法が小さいので、私のようなチビでもギリギリのものです。柄はダリアの花かしら。


普段は花×花という着物と帯の組み合わせは、ほとんど避けているのですが、外国人向けということで特別です。
クリスマスも近いので赤っぽくしてもいいでしょう。
ちょいと子供っぽいかもしれないのですが、私には高級路線は似合わないので、チョイ派手でもいいかな、と勝手に思っています。

結果的には椿の帯はまだ見つかりませんが、それはいつかまたのお楽しみにしましょう。

フリマや骨董市でその熱気にあおられて、あまり気に入らなくても安いという理由だけで買ってしまい、実は使うときがなかった、ということは何回も体験しているので、焦らずに待つことにします。





2 件のコメント:

よーでる さんのコメント...

としちゃん様 こんばんは

フリマに行かれたのですね。素敵なお品が揃ってたのでしょうね。
主催者のお一人、母鳥さんは私よりずっと年下ですが、憧れの女性の一人です。

ブログの記事でしか存じませんが、としちゃんさんご同様とても知的な方で、
特に文楽に関してのお話は毎回深く納得です。(最近私も文楽に嵌まっているので・・・)
としちゃんさんや母鳥さんのブログを読む度、私ももっと勉強しないとと思ってしまいます。

おおしまとしこ さんのコメント...

よーでるさん、こんにちは。
あのフリマは着物を愛する人たちの集まりだったので、とても居心地がよかったですよ。
実は生の母鳥さんや、おべべにゃんこさんにお会いしたくて出かけた、ということもあります。私も母鳥さんのブログを参考にさせていただいています。和裁も文楽もお仕事も子育てもこなしていて、素敵ですよね。少しお話させていただきました。

若い世代の方の活躍を見ると、自分はこれまでいったい何をしてきたのだろう、と思うこともありますが、それは今から嘆いても仕方ないですね。
私は還暦過ぎてからの着物スタートですが、あまりしきたりや決まりごとにとらわれずに、自分なりの着物ライフを楽しめたらと思っているんですよ。
どうぞよろしくね。