2014年7月19日土曜日

南イタリア料理講習会

先日、イタリアのトリノ在住の日本人フードジャーナリストに、「南イタリアマンマの料理」を教えていただきました。
トリノは、イタリアの北西にある都市ですが、夏は南のほうの料理がお口に合うだろうということで、南イタリア料理です。

場所は近くの公民館の調理室。


先生は宮本さやかさんとおっしゃり、トリノに18年住んでいて、あちらの方に日本料理を教えたり、イタリア駐在員の奥様方にイタリア料理を教えていらっしゃるそうです。
C3というウェブサイトに「イタリア通信」▼を掲載されていらっしゃいます。

ちょうどお里帰りの最中で、13歳になるハーフの可愛いお嬢さんも一緒に手伝っていました。

料理は
・古くなったパンを利用したサラダ
  Panezanella
・刻みレモンをかけたペペロンチーノ
  Spagehetti allaColatura di Alici
・ナスのトマトソースかけ
   Parmigiana di Melanzane
でした。

料理の材料です。


パンのサラダは、堅くなった外側をはがして、中の部分を手でちぎり、それを酢水につけてふやかし、ミニトマトやキュウリ、オリーブやバジルと合えるというもの。

ペペロンチーノはオリーブオイルたっぷりの中に、にんにくを入れて、その後に唐辛子を入れて炒め、茹であがったスパゲティとナンプラーと刻みパセリを入れてをちょっと炒めたもの。食べるときに刻んだレモンの皮を振りかけます。

そしてメインディッシュは、1センチくらいの厚みに揃えて切った炒めたナス、トマトやゆで卵、モッツァレラチーズを耐熱容器に段々に重ね、上からトマトソースと卵を混ぜ合わせたソースをかけて、オーブンで20分ほど焼いたもの。

こちらはトマトソースを作っているところです。


講師の宮本さん。
毎日イタリア料理を食べていらっしゃるのでしょうが、とてもスリムな方でした。


どの料理もオリーブオイルをたっぷりと使っていました。
使いっぷりがすごくて、カロリーがちょいと気になりましたね。

こちらがイタリア直送のオリーブオイル。


こちらはイタリアの魚醤。
タイのナンプラーよりはちょっとソフトな感じでした。


日本ではあまり手に入らないので、今回はナンプラーを使いましたが、しょっつるでもいいそうです。
適度な塩味があるので、スパゲティを茹でる時には塩は使わないとのこと。


三品のできあがり。


デザートにはパンナコッタ。
これは公民館のスタッフが用意してくれました。
生クリームをゼラチンで固めたそうですが、すごくおいしくいただけました。


今回は4人一組で料理を作ったのですが、私は超ベテランのおばちゃんたち3人といっしょでした。
みなさんものすごく手際が良いし、洗い物などもさっさとして、すごいわ。
おかげで私はほとんどすることがありませんでした。

私も料理の手は割と早いほうだと思っていましたが、ベテランおばちゃんたちには負けました。

というか、こういうときは若い者は(私のことよ)、年上の人を引き立てるためにも、あまり手出しをしないほうが良い、というのが私の処世術です。
お年寄りには好きなようにさせてあげたほうが、お互いのためですね。




2 件のコメント:

ひょっこり さんのコメント...


まあ~なんておしゃれで美味しそうなイタリアン。こんなおしゃれなお料理で女子会したらワインもぐっと進みそうね♪
 ところで下世話なことをお聞きすれば、材料費くらいですんだのでしょうか?公共の場所だから・・。実はいっときおもてなし料理が学びたいなと思ったことがあって、有名なイタリアの歌手さんが荻窪に料理教室を開いたというので調べたら、とても私が通えそうでなかったので止めたわ。
お料理は安く手早くラクに出来るのが一番よね。ホントに美味しそう。 私、なすとトマトが大好き♪オリーブオイルはボスコしか知らなかった(笑)
 
としちゃん、暑くなっても、とても日々充実してますね。

おおしまとしこ さんのコメント...

ひょっこりさん、この料理教室はワインは付かなかったけれど、参加費は1200円でした。安いでしょ。公民館だからね。
いくら有名な人が教えていても、高額なところには通えませんよね。それなら外食したほうがいいものね。
私も夏は毎日なすとトマトだけでもいいくらいです。なすは田楽が大好きなの。
そういえば、大昔、40年以上前かしら、西荻の東京ガスの料理教室に通っていたんですよ。今にして思えば、結構有名な料理人がいましたね。