2015年4月20日月曜日

「美術館建築を楽しむ」1 北陸の美術館

今度の市民カレッジは、「美術館建築を楽しむ」です。

これまでの市民カレッジでは、日本絵画史、着物の歴史、富士山信仰、アロマテラピー、園芸、筆文字など、あれこれつまみ食い状態で学んできましたが、今回は建築という私にはこれまで縁もゆかりもなかった分野のお勉強です。

でも美術館で絵画を鑑賞するのは私の趣味の一つなので、美術館の建物そのものを知って、そこを見学しながら学ぶ、という学習内容はちょっと興味があるのです。


私は午後の学習だと、スライドを見るために教室が暗くなるとどうも眠ってしまう傾向があるのです。
でもこの市民カレッジは、外に出て学ぶ実地踏査もあるので、なんとか乗り越えられるでしょうか。

初回の講義は、講師の先生が金沢ご出身ということで、「金沢の美術館」でした。

というか、金沢の観光ガイドのような授業でした。

金沢はいうまでもなく、石川県の県庁所在地ですが、加賀百万石の城下町として栄え、東京・大阪・名古屋に次ぐ大都市でした。しかし第二次世界大戦の被害を受けなかったため、歴史的建造物が今でもたくさん残っているところです。

新幹線が通るようになった、金沢駅の変貌ぶりはすごいですね。
私が最後に金沢に行ったのは15年ほど前でしょうか?
そのころとは雲泥の差があるように思いました。

こちらは金沢のおもてなしを象徴する「鼓門」。
すごいのができたのですね。


たくさんのスライドを見せていただき、美術館などの外観や中の様子を見ました。

金沢の美術館は、兼六園を中心に集まっているそうです。
ちなみに兼六園の六とは、「宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望」の六勝を兼備するという意味だそうです。

鈴木大拙館、石川県立伝統産業工芸館(旧石川県美術館)、金沢21世紀美術館、石川県立美術館の外観や内部をスライドを見ながら紹介してもらいました。

これらの建物は、古い日本を思わせるものや、近代的な建物などありましたが、私はあまり広大で明るすぎる美術館よりも、ちんまりとしてちょっと薄暗いほうが好きですね。

金沢には、今でも16の伝統工芸があるそうです。
友禅染、山中塗り、金箔、牛首紬、能登上布、和傘、九谷焼、輪島塗り、仏壇などがあげられます。
まさにミニ京都ですね。

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この日の装い。

中途半端に暖かい日でしたので、遠州木綿のふだん着物です。


帯は、だいぶ前に地元の神社の骨董市で買って、これまで使ったことのなかった紬の帯です。
黄色の部分と、黒の部分に分かれていて、写真よりも柔らかい感じです。


「かまわぬ」の黄色い手拭いを半襟にしています。

市民カレッジでは私の着物姿は有名になったのか、「すぐに分かったわ」と言葉をかけてくれる方がいらっしゃいました。
その女性は、建築のお仕事をされていたそうなので、さすがに建物を見る目が違うようでした。

さて、次回は眠らないでちゃんとお話を聞けるでしょうか。




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