2015年6月8日月曜日

「駆込み女と駆出し男」

先日、久しぶりに映画館で映画を見てきました。

「駆込み女と駆出し男」
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この映画は、案内だけ見ていたらコミカルな軽い時代劇のような感じでしたが、そうでもなかったですね。

原作は井上ひさしの「東慶寺花だより」。
これを原田真人監督が脚色したもの。
なんと143分の長編映画でした。

江戸時代の、幕府公認の縁切り寺を舞台としたお話です。

登場するのは、暴力亭主から縁を切りたい戸田恵梨香、妾の満島ひかりなど。
それと戯作者兼医者の見習いの大泉洋。
女たちの聞き取り調査をする宿屋の主人・樹木希林。
そして東慶寺の尼さんたち。

エピソードが多くて、あれこれ話がとっ散らかるので、なんだかちょいと分かりにくいストーリーでした。
喜劇かと思うとシリアスな場面だったり、一貫性に欠けた感じがしました。

でも役者さんたち頑張っていましたよ。
水攻めになったり、宙吊りにさせられたり、長セリフをしゃべらされたり、あれこれ大変なシーンが多かったのに、根性見せていました。

お寺の話なので、女優さんたちもほぼすっぴん状態でしたが、やはりきれいでしたね。
とくに法秀尼さまを演じた陽月華(ひづきはな)さんという方は、宝塚の出身だそうで、あまりに美しすぎて、後光が差しているようでした。

それとやはりベテラン俳優さんが光っていました。
山崎努、中村嘉葎雄、高畑淳子などは、さすがで、登場するだけで雰囲気が一変しますね。

江戸時代の風俗や着物などは見ていて面白かったですね。
たまに「そんな言葉、当時は使わなかっただろう」という突っ込みをいれたくなったところもありましたが。

長い時間、飽きさせずにひっぱったのは偉いと思いますが、やはりもう少し的を絞って、話しをシンプルにしてもらいたかったな。

やはり井上ひさしの原作を読んでみたいわ。
そして鎌倉の東慶寺は、大昔行ったことがありますが、もう一度行ってみたい気持ちになりました。







2 件のコメント:

マサ さんのコメント...

芸達者で個性的な役者さんたちが揃っていますね。
東慶寺は今でも縁切り寺なのかしら?
楽しそうな映画だけど、混んでいましたか?

最近、映画にはちょっとご無沙汰です。
下高井戸シネマで観たい映画があるのだけど、時間が中途半端でどうしようかなぁと思っています。
そう思っているうちに、たいてい上演が終わっちゃうのよね。

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、府中でお昼の部に見ましたが、観客は30人くらいだったかしら。
ほぼ、みんなシニア料金の方でした。
朝一番だったら、10人くらいかもね。
映画は見たいと思ったときに行かないと、終了していることが多いですね。
私はマサさんのように高尚な内容のものは遠慮して、分かりやすい映画を見たいのだけど、
この映画は登場人物が多くて、この人誰だっけ? と考える時間が多かったわ。
みんな同じような坊さんの衣装だったし・・・。