2016年2月23日火曜日

みんな、あるある、なんだ!

こちらは、去年の暮れに沖縄に行ったときに着ていた単衣着物です。


写真でもお分かりかもしれませんが、私にはかなり身幅が広くて、着にくい着物でした。
なんとか直そうと思いつつ、そのままにしていましたが、ようやく覚悟を決めて、まずは自分で洗ってから直そうと思いました。

手でそーっと洗って、干して、アイロンをかけていたら、なんだか指にチクッと指す感じがありました。

びっくりしてみると、衿と身ごろを縫い合わせた部分に、なんと針の頭が飛び出ていたのです。

「まさか」、と思いつつ、針を押し出してみると、針には糸がついたまま、布の間に挟まっていたのでした。

ガーン!

こんなこと、今まで経験したことがなかったので、facebookに針の写真付きでアップしたところ、皆さんからの反応がたくさんありました。

「私もリサイクル着物に針が入っていたことがある」
「アンティーク着物では、4本も針が入っていたことがあった」
「着ていたら、太ももがちくりとしたので、よく見たら針が出ていた」
「待ち針が入っていることはよくある」
などなど。

みなさん、あるある、なんですね。

多くの方が、着物の中から、針を見つけた経験をお持ちなのでした。

私は、お針子さん(古い言葉ですが)と言う人は、縫った後には完全に針の点検をする人だと思っていましたが、そうでもない場合があるのですね。

「日本人のすることは素晴らしい」という評判も、あまり信じない方がよいのでしょうか。

外科手術の後に、ハサミなどが間違って体内に置き忘れ、ということも耳にしますが、それにしても、怖いものですね。

今となっては、旅行中、何も知らずに着物を着ていたのが、かえってラッキーだったと思っています。



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