2016年4月4日月曜日

箱根エコ・ビレッジで衣お話会

先週のことになりますが、箱根・塔ノ沢にある「エコ・ビレッジ」で、「楽しい野良仕事&衣お話会」▼が開かれて、畑の手入れと、「衣お話し会」に参加してきました。

エコ・ビレッジに行くには、箱根湯本から、こちらの登山鉄道に乗り換えます。


一つ目の「塔ノ沢」駅で下車をして、山道を15分くらい歩いたでしょうか。
山の中に人家がありました。
今は無人のようですが、まだ家財道具や布団なども置いてあり、利用できるようになっていました。


その農家の隣には広々とした畑が広がっていました。
参加者が少しずつ増えてきました。


この日の予定は、木綿と藍の種を撒くための畑作りです。

女性たちは、濡れ落ち葉を拾って、たい肥にするための準備をしました。


川のそばには、おあつらえ向きの木の葉がたくさん落ちていました。
こんなに取れました。
でもずっとしゃがんでいると、腰が痛くなりました。


またもう一方のグループは、ススキを刈り取っていました。
茎を落ち葉と混ぜるそうです。
私もやってみましたが、カマの使い方が難しくて、なかなか思うようにはカットできませんでした。


ススキ刈が一段落したところです。


雨の予報もあったのですが、とてもよいお天気になり、暑くなって上着を脱いでしまった人もいたほどです。


こちらは男性たちががんばって耕した畑です。


畑仕事を終えて、みんなの持ち寄りランチとなりました。


ビールやお茶で乾杯!


おいしいランチをいただきながら、自己紹介をしました。
有名企業戦士から自然の生活に目覚めた人など、いろいろな方がいらっしゃいました。
家族連れの方もいて、穏やかな雰囲気でした。


ここからお話会です。
講師は染織家の大久保有花さんです。


大久保さんのお話しは実演付きでした。

2016年1月に、御茶ノ水のお話し会で聞いた内容▼とほぼ同じでしたが、自然のもとでのお話し会は、室内で聞くよりも実感がありました。

こちらは摘み取った木綿を道具に挟み、種の部分を落としているところです。


そして、とれた綿を弓状のもので叩いて、ふんわりと形を整えます。


そしてきりたんぽじょうになった木綿を左手に持って、糸を紡ぎます。
これは簡単そうに見えますが、実に難しい作業でした。
でも慣れてくると、瞑想状況になれるのだとか。


小さな子供もやってみましたが、結構上手でしたよ。


この道具は、大久保さんのオリジナルなのだそうです。
小さくなるので持ち運びが便利ということでした。


木綿を紡いで、その後はどうするかというと、これをたくさん作って色を染めて、機にかけて布を織り、そして着物一反分ができたら、どなたかの着物に仕立てる、という壮大な計画があるのです。


さぁ、今日の作業も一段落。
みなさん、お疲れ様でした。

全員集合して、屋根の上から撮ってもらいました。


また次に会う日まで。
今度は種撒きでしょうか?

*****

この日の装い。

山歩きをするので、ジャンパーにジーパンです。


私は野良作業に適した靴を持っていないので、普通のウォーキングシューズで行きましたが、他の皆さんはさすがでした。
足の先が足袋のように分かれている長靴とか、地下足袋を履いている人がたくさんいました。

みなさん、農作業のベテランさんのようでした。



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