2017年6月27日火曜日

行田ふたたび 4.蓮の人形展

行田市で「さきたま古墳群」を見た▼後は、郷土博物館▼に向かいました。
博物館はこちらの忍城の中にあるのです。


ここは、前回の5月の行田市訪問▼に次いで二回目でした。

まずは博物館で展示品を見学をしました。
古代のモノから、江戸時代の城下町としての暮らし、そして明治以降に発展した足袋作りまでが展示されていました。


今回の目的は、こちらのホールで開かれる人形作家木暮照子さん▼の講演会に参加することでした。
木暮さんの古稀記念にちなんだもので、「蓮の音を聴く」というタイトルがついていました。


木暮さんとは、前回のプチ旅行の時に足袋蔵でお目にかかり▼、可愛らしい人形に魅了されて、講演会にやってきたのです。

木暮さんは群馬県前橋でお生まれになりましたが、その後、行田市に移られて、行田の蓮に出会ったことから、蓮をモチーフにした人形を作っていらっしゃいます。

そしてまた「行田蓮の大使」もされていらっしゃいます。

講演会の内容は人形作りのお話はもちろんのこと、蓮についての詳しい説明や、その魅力についても語ってくださいました。

蓮というのは、「一茎一花」と言って、一本の茎に一つの花が咲くのだそうです。


また、蓮の花は4日の命しかありません。
一日目はちょっとだけ開いて、すぐにまたつぼみに戻ってしまいます。
二日目は満開になりますが、またつぼみに戻ります。
三日目は最大限に開花しますが、花の色が変わってしまいます。
そして四日目には完全に開きますが、朝のうちに散り始めて、昼にはすべての花びらが散ってしまうのだそうです。

はかない命なんですね。

また田んぼアートのこともお話されました。
ここにも蓮の花がデザインされていました。


多くの参加者が、木暮さんの語る蓮の魅力に取りつかれていたようでした。

木暮さんのお話を聞いた後で、もう一度人形を見ました。
どの人形も顔がとても気品があり素敵でした。
穏やかな顔もありましたが、おちゃめな表情をしたもの、ちょっとつんとしたようなチャーミングな顔もありました。
特に眉の形が素晴らしいと思いました。


講演会の後、城内を歩いていると、成田長親さんにお会いすることができました。
そうです、「のぼうの城」の主人公です。


またこんな甲冑姿の武将ともお会いすることができました。
真田丸の赤備えでしょうか。


行田では11月に「忍城時代祭」があるそうです。
その時は多くの武将にも会えるようです。
また行ってみようかしら。

(この項、続きます)

2017年6月26日月曜日

行田ふたたび 3.さきたま古墳

さて、行田散策の3つの目的▼の2番目は、古墳に行くことでした。

実は今回、車の運転をしていただいたSさんは埼玉県民なのですが、お子さんが小さい頃は、この古墳の近くでよく凧揚げをして遊んでいた思い出があるそうです。

この辺りはのどかな平野に、あちこちにこんもりとして小山が見えましたが、それが古墳だったのですね。
こちらは「二子山古墳」です。


古墳だと言われないと、ちょっと気づかないほど、平和な風景でした。

まずは古墳の中が見渡せるという「将軍山古墳展示館」▼に行ってみました。


こちらの「将軍山古墳展示館」と、「さきたま史跡の博物館」は少し離れていますが、鑑賞券は1枚あると、両方の博物館の見学ができます。


この古墳は、明治時代に発掘されたものだそうです。
横穴式石室からは、馬の道具や、はにわなどが発見されています。

2階の展示室には、偉い方(?)の亡骸や、はにわなどが置かれていました。


こちらは、そういう地位の方の生前の様子ですね。
当時の馬具はとても立派なもので、ちょっと驚きました。


また私が見たかった石田三成が忍城を水攻めにした際の拠点は、こちらの丸墓山古墳だったそうです。
丸い形としては、日本最大の大きさの古墳だそうです。

(写真はウィキペディアより拝借しました)


当時はまだここが古墳であるということは分からなかったとは思いますが、「丸墓山」と呼んでいたので、三成たちも、お墓のようだ、という認識はあったようです。

もう少し離れたところの「さきたま史跡の博物館」▼に移動しました。


ここは市民が憩う公園になっていて、シニアたちの姿も多くみられました。
緑の並木道がきれいなところでした。


さきたま古墳公園は、こちらのホームページ▼をご覧いただくと分かりますが、広い範囲に古墳が点在しています。

このように上空から見ると、古墳だということが分かりますね。
教科書で習った形をしています。


こちらには、稲佐山古墳からの出土品のはにわなどが展示されていました。


ここには「国宝」▼がありました。剣です。
ちなみに刀と剣との違いは、刀は片刃だけ、剣は両刃ということだそうです。

ガラスのケースに収められていました。


剣の中央に浅い溝を掘り、その中に金を埋め込んだそうなので、文字がいまだにはっきりと読み取ることができました。
5世紀ごろのものだそうです。

ボランティアの方が説明をしてくれました。


さて、この後は忍城の中にある、郷土博物館へと向かいました。
そこは前回、行田市駅から歩いて行ったところですが、見つけるのは簡単でした。

(この項、続きます)

2017年6月25日日曜日

楽しい着物交換会

昨日は「きもの倶楽部」▼による恒例の「きもの交換会」でした。
私はずいぶん何回も参加していて、こちらの交換会でいただいた着物はとても重宝させていただいています。

今回、私は、麻の夏帯、黒い夏帯、赤い洒落帯、水色の半巾帯を持参しました。
他には帯留め各種、帯揚げ各種、それに端切れいろいろをバッグに詰め込んで出かけました。

交換会の会場は、根津にある由緒あるお寺の広間でした。


およそ20人くらいの着物好きが集合しました。
それぞれ不要になった着物や帯、羽織、小物などをそれぞれのコーナーに配置しました。
みなさん、スーツケースにぎっしりと持参されましたよ。

そして交換タイムが始まりました。


ありがたいことに、私が持参した帯などは、すぐにすべてどなたかのところにお嫁入りしました。

私はいつも手ぶらで帰りたいとは思っているのですが、持ってきたバッグが空になってしまったので、持ち帰りのモノを探すことになってしまいました。

自分では買わないようなものがあると、つい、手に取ってしまい、周りの人から「お似合いですよ」といわれると、その気になってしまいます。

それで今回、持ち帰えったのはこちらの着物。


上は、若菜さん→アイコさんという若手クリエーターが着ていたというウールの着物。
ちょっと遊んだ雰囲気がいいでしょ。

左下は、水色に白やピンクの模様が入った夏着物。
艶やかな感じがします。

右下は、参加者のおばあさまが着ていたという小さめの夏着物。
身丈が141センチしかなくて、さすがに私にも少し小さいのですが、でもとても素敵な模様なので、いただくことにしました。

他にも、桐の箱に入った佐賀錦の高級な帯締め。


藍色の未使用のショールをいただいてきました。


この交換会の良いところは、本当に着物好きの人の手元に渡るのが分かることです。
現金収入にはなりませんが、それ以上の満足感があります。

そして何より、集まってくる人たちが、自由に楽しく着物を着ている人ばかりということ。
みなさん、自分なりのお洒落を楽しんでいるように思いました。
ここには、「○月だから、これを着なくてはいけない」などと堅苦しく考える人はいないでしょう。

お世話係のブチョーさん、お寺の奥様、どうもありがとうございました。

******

この日の装い。

30度くらいになるというので、叔母の遺品の麻の着物にしました。
小千谷ちじみなのかどうか、不明ですが。
ちょいと透け感があります。


帯は兵児帯をパタパタ結びの変形にしてみました。

二分の帯締め、七宝の帯留も叔母が使っていたものです。

夏はゴテゴテとせずに、涼しそうに見えるのが一番じゃないかしら?


2017年6月24日土曜日

行田ふたたび 2.「古代蓮の里」へ

前回、行田に行くまで、行田は古代蓮で有名だということは知りませんでした。

でも知ったからには、一度は蓮の咲いているところを見てみたいと思いましたが、蓮の花は、6月中旬から8月中旬くらいの間しか咲かないとのこと。
それで時期を狙っていましたが、ちょうど蓮の花が開花したという情報があり、行ってみようと思いました。
ただし古代蓮の咲いている場所は電車の駅からは遠いので、埼玉県民のSさんにお願いして、車で行っていただくようにしました。
また蓮は朝早い時間でないと、花が閉じてしまうので、この日は朝8時ごろ家を出て、行田に向かいました。

目的地の「古代蓮の里」▼に到着しました。

駐車場の人に聞いてみると、
「蓮はまだ1割くらいしか咲いていないですよ」とのこと。

それでも見事な蓮を見ることができました。


これが1割なら、10割になったときは、どれほど美しいのでしょうね。
ちょっと想像がつきませんでした。


行田の蓮は、昭和48年、公共施設の建設工事をしていたとき、たまたまそこから種が出土して、1500年~2000年前の古代蓮が開花したそうです。

古代蓮は本当にきれいな蓮でした。


蓮のそれぞれの名前が書かれていましたが、あまりに種類が多くて、覚えきれませんでした。


世界中の蓮を並べると、これくらいたくさんの種類があるようです。


気に入った蓮をピックアップしてみました。

可憐なピンク色の蓮。


淡い色が美しい。
上品な蓮。


白い蓮も可憐でした。


どの蓮も素晴らしいですね。

せっかくなので、タワーに登ってみることにしました。


展望台からは、周囲がよく見渡せました。

たまたま、田んぼアートの田植え作業をしていたところでした。
これは数種類の稲を植えて、秋ごろには美しい模様が浮き出るようになっているものです。

こういう絵が出来上がるそうです。
毎年、絵柄が違っていますが、今年はどんな模様になるのでしょうね。


この古代蓮の里では、クリスマスシーズンにはライトアップもされるそうです。
また公園内では蝋梅や、牡丹も楽しめるそうです。
小さな子供向けの遊具もあるので、家族連れで遊びに行くのにも良いところでしょうね。

美しい蓮を見ていると、本当に心が和んでくるようでした。

(この項、続きます)

2017年6月23日金曜日

行田ふたたび 1.3つの目的

2017年5月の行田プチ旅行▼に引き続き、また行田へ出かけてきました。


行田に行く以前は、「行田は足袋の町」、というくらいしか知識がなかった私ですが、2回目の行田行きでは、いろいろな方のお蔭で、行田のさまざまな面を事前に知ることができました。

行田は「足袋蔵」の町であることを教えていただいたのは、「川越きもの散歩」▼の皆様。

行田には「のぼうの城」のモデルである忍城があることを教えていただいたのは、着物ともだちのTさん。


忍城を水攻めにした石田三成軍は、行田の古墳に陣取っていたことを教えていただいたのは、マイナー史跡巡りのTさん▼

そして行田は古代蓮の町であることを教えていただいたのは、「行田の蓮の大使」もされている人形作家の木暮照子さん▼


みなさまのお蔭で、いろいろな情報を得ることができて、行田がとても身近に感じられるようになりました。

ということで、今回の行田行きの目的は、次の3つに決めました。

▼「古代蓮の里」で蓮を見る。
▼「さきたま古墳公園」で古墳を見る。
▼「郷土博物館」で木暮さんの講演会に参加する。

そしてこれらの目的達成のために、車の運転をしてくださったのは、上尾市のSさん。
「忍城おもてなし甲冑隊」の武将たちと一緒に並んでいます。


皆様方のご協力のお蔭で、3つの目的は見事に達成することができました。

おまけに、行田で田んぼアートや、国宝まで鑑賞することができました。

本当にありがとうございました。

(この項、続きます)

2017年6月22日木曜日

あじさいの季節

あじさいの季節ですね。
わざわざ鎌倉まで行かなくても、ご近所にもきれいなあじさいが咲いています。

紫が鮮やかなあじさい。


花の冠のようなあじさい。


縁が白くて、中は紫のあじさい。


真っ白なボールのようなあじさい。


これもあじさいの一種でしょうね。


以前のブログにも書いたかもしれませんが、あじさいには悲しい思い出があります。

小学校4年生の時だったと思いますが、隣のクラスの男子たちが、教室の中をふざけてかけ回っていて、ある男の子がバタンと扉を閉めたところに、別の男の子がその扉に突っ込んでしまい、そして扉のガラスが壊れて、打ちどころが悪かったのか、その子は亡くなってしまいました。

その男の子のお葬式が学校で行われた時、何か花を持っていくように言われて、私は家の庭に咲いていたあじさいを持参しました。
花弁が豆のように小さな、あじさいでした。
ところがそのあじさいはすぐに萎れてしまって、祭壇に置いたときは、情けない格好になってしまいました。

それ以来、60年近い月日が流れましたが、いまだにあじさいを見ると、その事件のことを思い出してしまいます。

子どもの頃に体験した事柄というのは、ずっと深く染み込むものだと思います。


2017年6月21日水曜日

横浜さんぽ 4.横浜情報文化センター

私の両親は平成元年ごろから約10年間、横浜に住んでいました。

それまでずっと杉並区に住んでいて、私もそこで育ったのですが、両親は何を思ったのか、ある時、急に「海の近くに住みたい」と言って、横浜に引越ししてしまいました。

両親が住んでいた横浜のマンションは、近くには中華街があり、横浜スタジアムもあり、山下公園や元町にも歩いていける範囲にありました。
それで、その頃、両親の家に行くときは「実家に行く」、というよりも「横浜に遊びに行く」、といった感覚でした。

ただ、そのころはまだ私の子どもも小さかったため、横浜でもお洒落なところとは無縁でした。

今回、「川越きもの散歩」▼のみなさまとご一緒に横浜を散策させていただき、それまで知らなかったお洒落な横浜の歴史的・文化的な側面を知ることができました。

******

横浜開港記念館で美しいステンドグラスに魅了▼した後は、日本大通りにある「横浜情報文化センター」▼に行きました。

ここには日本新聞博物館、放送ライブラリーがあり、また旧館は横浜商工奨励館でした。
つまり、この建物は、半分は昔のまま、残りの半分は現代的な建築、という面白い作りになっていました。


まずは、旧館の2階にある「cafe de la press」(カフェドゥラプレス)▼で、レモンスカッシュをいただいて、しばし休憩しました。

天井が高くて、インテリアがとても素敵なカフェでした。
パリにいったような気分になれるようなところです。


そしてその後は、上の階にある「貴賓室」に行ってみました。
横浜商工奨励館は、関東大震災後の昭和4年に建てられたそうです。

そして横浜の復興視察のために天皇がいらっしゃった時、ここは休息室として使用された場所だそうです。


アールデコ調と、格天井などの和風がミックスされたところでした。
シャンデリアも素敵で、ゴージャスなお部屋でした。


壁にあった鏡に、我が姿を写してしまいました。


階段もレトロムード満点でした。
たてもの全体が、セピア色といった感じでした。


こちらには新聞センターもあるので、巨大な輪転機が設置されていました。


ということで、「川越きもの散歩」の皆様のご案内で、普通の横浜散策では見られない面を垣間見ることができて、とても参考になりました。

*******

この日の装い。

秩父の新啓織物さんの工場見学に行った時▼に購入した銘仙です。
写真ではよく分かりませんが、淡いピンクに、白で牡丹のような絵が描かれています。


帯は、母方の伯母が使っていた夏帯です。
金銀銅のラメが織り込んであり、とても美しくて軽い帯です。

自作のビーズ織りの帯留をしています。