2017年1月12日木曜日

八重山諸島4島巡り その6・ミンサー織り編

去年の12月に出かけた八重山諸島ツアーですが、私は本来は団体旅行は嫌いで、自分一人で出かけるほうが趣味に合っています。

ということなので、ツアー好きの夫から
「一緒に行くか?」と言われた時も、即答はできませんでした。

それでもコースの内容を見ると、ミンサー織の見学が何か所か入っていたので、それならと参加したのでした。

初めに寄ったところは、石垣島にある夕食の会場の隣にある「みね屋工房」▼という広いお店でした。


店内には、花織ミンサーのバッグや小物などがたくさんありました。

こちらの布は、海の色のようなブルーがとても素敵でした。
(お店のHPより拝借しました。)


古い機織り機も展示されていました。


次にミンサー織と出会えたのは、武富島という小さな島の「たけとみ民芸館」でした。
なんとここは入館無料。
説明する人も不在で、自由に見学してください、という雰囲気でした。


織られる前の糸。
優しい色合いでした。


こちらは男性用の帯です。


「みんさ」とは「木綿のおりもの」という意味だそうです。
石垣市と竹富町で織られている織物ですが、もともとは女性から男性に贈る帯だったそうです。

この織物の最大の特徴は、五つと四つの絣模様があることです。
これは、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という想いが込められているということでした。

帯の端の方にある模様は、ムカデの足のように見えるのですが、これは「足繁く通って下さい」ということを意味するのだそうです。

こちらは八重山上布。
東京で見ると、くすんだ色であまりぱっとしないのですが、竹冨島の古い工芸館で見ると、とても良い感じでした。


そして宿泊したホテルでもミンサー織の体験ができたので、夕食後の夜8時になってからトライしてみました。
アルコールが入った後なので、ちょっと手つきがおぼつかないですね。


これは見本です。


私が作ったのは小さなしおりです。
(しおりの写真が裏返しでした!)


体験証なるものまでいただきましたよ。
これを見ると、「五つと四つ」と「ムカデの足」の模様がよく分かりますね。


最終日には「みんさー工芸館」▼に行きました。


入り口にはシーサー君がお出迎え。


鮮やかに染められた糸が干してありました。


こちらでも機織り体験ができるそうです。
ただし時間がなくて、体験できずに残念でした。


昔っぽい色が素敵でしょ。


ここはミンサ織の歴史が詳しく紹介されていて、もう少し時間をかけて見たいと思いました。

そしてショップも充実していました。

インテリア用品や小物などもいろいろ販売されていましたが、私が一番素敵だと思ったのは名古屋帯でした。
こっくりとした焦げ茶色に、赤や黄色の模様が少し入っていて、ほんとに欲しいと思ったのですが、選んでいる時間が限られていたので諦めました。

お土産に頂いた絵葉書です。


とても素敵な絵葉書でした。


ミンサー織は、東京のデパートの沖縄展などでも売られるとは思いますが、きっと高くなるのでしょうね。

そんなこんなで八重山諸島ではいろいろなミンサー織と出会うことができました。

機織りもできたし、良い思い出になりました。



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