2017年3月29日水曜日

浜松へ 3 ~うなぎ~

浜松と言えば鰻が名物ですよね。
私も旅行中に一度は食べてみたいと思っていました。
ただし、浜松市内のうなぎ屋さんはかなり高いので、ちょっと躊躇していました。

浜名湖の東岸にある舞坂というところで、庶民的なうなぎ屋さんを見つけました。
入り口の外では、昔懐かしい七輪で炭を焼いていました。


お店の人に声をかけて聞いてみると、うなぎにつきものの備長炭は、とても火のつきが悪くて、すぐには焼けないので、一度普通の炭の中で焼いて赤くしてから、それを店の中に持ち込んで、うなぎ用にするのだそうです。

こちらがその備長炭です。
ずしりと重たくて、叩くと、キンキンと良い音がしました。


こちらは注文したうな丼です。
肝吸い付きでした。
柔らかくてとてもおいしかったですよ。
蒸し加減がちょうど良くて、口の中でとろけるようでした。


こちらのお店は「つるや」▼さんといい、大正10年創業だそうです。
初めは浅草で修行していた鶴次さんが、両国に開業しました。
ところがその後、関東大震災にあったりして、昭和8年、地元の帰り、営業を再開したそうです。
震災の時には、何をさておき秘伝のタレが入った瓶を抱えて逃げたという逸話があるそうです。


うなぎと言えば浜松のマスコットである「家康くん」のちょんまげはなんとうなぎなのです。
そして袴はピアノの鍵盤でできていました。
地元愛に満ちていますね。


浜松のお土産はこちらの「うなぎおこげせんべい」にしましたが、あまりうなぎの味はしなくて、残念でした。

(この項、続きます)

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