2017年7月13日木曜日

暑い日の思い出

暑い毎日が続いています。
九州北部では豪雨による災害が続き、厳しい生活を余儀なくされている方も多いと思います。
また北関東でも洪水の被害がありました。

毎年、今頃、梅雨の終わりになると、必ず日本のどこかで集中豪雨による被害が起こります。
政治の力や、科学の力でこの災害を防ぐことはできないのだろうか、といつももどかしく思います。
軍事費に使う費用があれば、がけ崩れを防ぐくらいの費用は捻出できると思うのですが。


暑いといえば、今から38年ほど前は、アフリカの某国に3年間住んでいました。

アフリカには、からっとした天候の地域もありますが、そこは雨季と乾季がある国で、雨季にはまるで日本の梅雨のようなじめじめとした日が続いていました。
また乾季は本当に暑くてたまりませんでした。

おまけにその国は、電力事情が良くなくて、停電がしょっちゅうありました。
一番長かったのが、196時間連続停電、つまり1週間まるまる電気がこないという日々を過ごしたことがあります。
公共の施設、たとえば空港やホテルでも停電することはありました。
冷凍庫がダメになったせいで、貴重な日本食がすべてパーになり、泣く泣く捨てたこともあります。

停電は急にやってくるので、炊飯器が途中で切れてご飯が固いままだったとか、シャンプーをしている最中に停電して、頭が泡だらけ、などという笑い話はしょっちゅうでした。
それでも最低限の電気(水を屋上に上げるための電力、部屋にライト一つ分、冷蔵庫一つ分くらいの電力)は、ジェネレーターを使ってなんとか確保していました。

ただしそういうことができるのは、お金持ちの人か、海外から派遣された人たちだけで、現地の人は電気に頼らない生活をしていました。


もし今の日本で、1週間も電気が来なかったら、完全にパニックになってしまうでしょうね。
10分くらい停電しただけでも、ニュースになるくらいですから。

そういう昔のことを思い出すと、クーラーの効いた部屋で、パソコンをしているとは、なんて贅沢な時を過ごしているのだろう、と思ってしまいます。

でもそんな日を過ごせたのも、私が若かったからかもしれません。





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