2017年2月28日火曜日

和の雛祭りランチ会

先日、神楽坂にある鰻の老舗「志満金」で「和の雛祭りランチ会」が開かれました。
ちょっと一足早い雛祭りでしたが、とても素敵な会でしたよ。


出し物は、常磐津齋櫻さんの三味線、福原鶴十郎さんの鳴り物、太田真采世さんの書、山村若三さんの日本舞踊という豪華メンバーによる、歌と踊りと書のパフォーマンスでした。


歌に合わせて、太田真采世さんが文字を書かれました。


素晴らしいと思ったのは、真采世さんは、ピンクのうちわにお客様一人ひとりに違った文字を描いて、配られたことでした。
私がいただいたうちわには、「春」という文字が書かれていました。
お隣の方の文字は「都」でした。
それぞれの方にふさわしい文字が行き渡ったようでした。


また一度はやってみたいと思っていた投扇興にも、挑戦することができました。
扇を指先で構えて、それを1メートルくらい先にある、小さな的に当てるのです。


第一回目はうまく行きませんでした。
それでも二度目の挑戦では「ふわりと飛んで~」と念じたおかげか、見事命中。
賞品は、真采世さんのお手本のボールペン習字のテキストでした。
これは文字のコツが書かれていて、分かりやすい内容でした。
美しい文字が書けると、ほんとにいいですよね。


もちろん志満金のお食事もおいしかったです。
鰻のお重だけと思っていましたが、フルコースでした。
菜の花の辛子和え、マグロとヒラメのお刺身、大根の炊き物、鰻のお重、赤だし、そして抹茶のアイスクリームまでついていました。




鰻も最高に美味しかった~。
私はふだんは、外食は全部は食べられないのですが、今回は完食しました。

出演者の皆様のお衣装には、真采世さんのお手による和歌が描かれていて、とても素敵でした。


鶴十郎さんのお衣裳の文字は、「鶴」が入った和歌が描かれていました。


文字を読もうと思いましたが、見事な文字でよく分からず。(笑)


最後はみんなで「伊勢音頭」を唄いました。
ピンクのうちわがひらひらとして、まるで桜の花が咲いているようでしたよ。


楽しい雛祭りを過ごすことができました。
出演者の皆様、ありがとうございました。


チケットを手配していただいた「都粋」さん、どうもありがとうございました。


記念撮影です。


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この日の装い。

春らしく黄色の無地着物です。
上から裾に向かって、青海波の模様が大きくなっています。


白い市松模様の帯は梅屋さん。

この日のワンポイントアクセントは、滋賀のMさん作のガラスの帯留でした。


2017年2月27日月曜日

風呂敷あれこれ その4

風呂敷研究家のつつみ純子先生▼にご指導いただきながら、家にあった風呂敷をまとめてきましたが、今回はジャンルを問わずに集めてみました。

こちらは火の鳥のような鳳凰と、周囲の紫色が目立つ風呂敷です。
中くらいの大きさで、絹です。
叔母の家からいただいてきたものです。


こちらは、壺が描かれた、なんとなく中東風の雰囲気のある風呂敷。
こちらも絹です。テローンとした手触りが気持ち良くて、包むのには勿体ない感じ。
やはり叔母の家にありました。


叔母の家には、箱に入ったままで、未使用の風呂敷もたくさんありました。
また風呂敷だけでなく、手拭いなども数えきれないくらい、たくさん保管されていました。

こちらは私の祖母が使っていたと思われる縮緬の風呂敷で、かなり汚れているのですが、色もデザインもとても気に入っています。


古いものだけではなく、新しく買ったものも、一つだけご紹介します。
昨年、沖縄の飛行場で買ったお土産の風呂敷。
色鮮やかな木綿です。


最後に風呂敷を利用した帯をご紹介します。

以前、blogでもご紹介▼しましたが、着物友だちのSさんに、古い風呂敷を使って帯に仕立てていただいたものです。

まずは、手元にあった3種類の風呂敷で、それぞれ帯を仕立てた場合の提案をしていただきました。
どれも素敵でした。


実際に出来上がったのは、こちらです。
たれに「小川」という実家の名前が見えるようにしてあります。
話題作りになりますね。


私は木綿の風呂敷を帯に利用しましたが、柔らかい材質の風呂敷なら、帯揚げにも利用できます。
また洋風に、首に巻いてもお洒落ですね。

風呂敷についていろいろ教えていただいた、つつみ先生に感謝いたします。





2017年2月26日日曜日

きもの倶楽部 ~2月の遠足~

昨日はきもの倶楽部▼のみなさんたちと、表参道周辺のアンティーク着物ショップ探訪をしてきました。

原宿駅に降りました。
相変わらずの人ごみです。


待ち合わせ場所は、ラフォーレ原宿の隣にある八千代銀行原宿支店前。
参加者は、ブチョーのMさんを初め、みんなで5人でした。

まずは表参道の方へ歩いて、「きもの浪漫 in 表参道」へ。


こちらには、アンテーク着物で人気のWingさん、きものさらささん、tentoさん、うさぎやさん、きらくやさんの5店が出店されていました。


地下の部屋はアンティーク着物ファンで溢れていました。
どれもカラフルな着物で、すごい熱気でした。

その後は「初屋の恋うキモチのステキなキモノや帯展」へ。


お洒落なギャラリーの半地下のところで開かれていました。


先ほどのところとはうって変わって、お上品なムードのところでした。
ここで、一緒に行ったSさんが素敵な訪問着を見つけました。


みんなで「似合う、似合う」の大合唱。
晴れてSさんはお求めになりました。
お店を出るときも、マネキンの帯周りをチェック。


その後はちょっと休憩。
「BROWURICE」という自然食材を扱ったカフェでした。


店内はナチュラルカラーで統一されていました。
私は「かぼちゃのお汁粉 白玉入り」を注文しました。


量は少ししかありませんでしたが、甘くておいしかったですよ。

腹ごなしをした後は、「オリエンタルバザール」へ。
ここは外国人にも人気のお店です。
私はここで、名古屋帯を購入。
2700円はお買い得でした。
(写真は後ほど)

最後は「大江戸和子」へ。


お店には古いお雛様が飾られていて、レトロな雰囲気を醸し出していました。
ここも地下ですごく暑くてフーフーでした。
ただ、今までのお店に比べるとお値段がちょっと高めでした。

みなさん、それぞれ着物や帯、羽織などをお求めになり、満足した様子でした。
一人ではなかなか何軒も廻れませんが、みなさんと一緒でしたので、お喋りしながら楽しく歩いて、4軒もはしごをすることができました。
この日はお天気も良く、風も強く吹いていなかったので、ゆっくりとお散歩できました。

道案内をしていただいたブチョーのMさん、どうもありがとうございました。

帰りの原宿駅は夕闇の中でした。


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この日の装い。

ながもちやさんで買った紬です。
私にしては珍しく模様入り。
グレーと辛子色という変わった色の着物です。


帯と帯締めは叔母の遺品です。

髪の毛を伸ばしているので、頭はぼさぼさ。
それを隠すために帽子をかぶってみました。




2017年2月25日土曜日

蘇った三味線

先日、亡くなった伯母の三味線を引き取った話▼をしましたが、その三味線の修理が終わり、手元に戻ってきました。

お太鼓の部分がビリビリに破けてしまっていましたが、新しく張り替えました。


象牙の糸巻も継ぎはぎをして、きれいになりました。


私は三味線の良しあしはよく分かりませんが、弾いてみると、なんとなく優しい音色のような気がします。

修理代にはお金がかかりましたが、伯母の使っていた三味線、大事に愛用したいと思います。


2017年2月24日金曜日

帯のなんちゃってお直し

帯は、まんべんなく締めているつもりでも、気づいてみると同じ帯をしていることが多いので、たまには違った帯を使ってみようと思いました。

こちらはデパートの催事で何気なく買ってしまって、一度も締めたことのない帯です。


シャワシャワした生地で、なんとなく雨コートのような感じ。

長いとは思っていましたが、ちゃんと測ってみたら4メートル40センチくらいもあって、これだとお腹に三重くらい巻けそう。
二重太鼓にしてもたっぷり余ります。

それで手先をばっさりと切って、短くしました。
切ったところは、千鳥かけは難しいので、ふつうにかがっただけです。
手先は無地になってしまいましたが、そのほうがすっきりとしたようです。


(こちら ↑ の写真は、ちょっと色がきつすぎますね。)

切ってしまった手先は、玄関の有田焼の下に敷くことにしました。


なんちゃってお直しの完成です。



2017年2月23日木曜日

風呂敷あれこれ その3

今回は、美しい風呂敷をご紹介したいと思います。


こちらはとても手触りの良い正絹の紫色の風呂敷で、三越のタグがついています。
「ザ・日本の風呂敷」という感じです。
柄の反対側の隅に「贈 笠木」という文字が入っています。笠木さんという方が何かのお礼で贈られたものだと思います。

こちらは日本画の大家・川端龍子が描いた菊の絵画ですが、風呂敷の絵柄は、それと同じ構図です。


このような有名な絵画も、風呂敷のデザインに使われていたのですね。

美しい風呂敷と言えば、こちらも上品で素敵な風呂敷です。


縮緬です。
中央にある扇がきれいですね。


こちらはナイロン製ですが、花模様が美しい風呂敷です。
隅に「大」という文字が見えますが、大丸製かもしれません。


ナイロンなので濡れても平気。
私は旅行に行くとき、このナイロン風呂敷に着替えなどを包んで。それをスーツケースに入れるようにしています。


(この項、続きます)

2017年2月22日水曜日

「川越きもの散歩」新年会

先日、NPO法人「川越きもの散歩」▼の新年会に出席してきました。

埼玉在住の着物友だちに誘われて参加してみました。
実は、うちの夫は埼玉県生まれ、娘も埼玉県民なので、何かとご縁があるかと思って、2時間ほどかけて川越まで辿り着きました。

ところが私など近い方で、なんと岩手県から朝一番の新幹線で駆けつけた方、小田原から参加された方、アクアラインを通って木更津から来られた方などもいらっしゃり、いかにこの「川越きもの散歩」の人気が高いかが分かりますね。

会場は川越駅からはちょっと離れた氷川神社の会館でした。
駅からは送迎バスがありました。
こちらが停留場です。


会場には約70名ほどの着物姿の方がいらっしゃいました。
豪華な訪問着、振袖など、どなたも思い思いの素敵な着物姿でした。
男性も10名ほどいらっしゃったでしょうか。

開会のあいさつの後は、まずは乾杯。


円卓に分かれて座って、お食事をいただきました。

お料理は、
春の花のように美しい前菜、
ポタージュスープとパン、
牛肉のソテー、
デザートでした。


そしてテーブルごと前に出て、ステージの上で、それぞれ自分の着物を紹介しました。
みなさん、いろいろな思い入れがある着物をお召でした。


そしてお次はお楽しみの抽選会。

景品がものすごく豪華で、着物、帯、コート、反物、履き物、バッグ、小物など、どれも1万円以上しそうなものばかり。
男性には男性向けの景品も用意されていました。

そして司会の方が抽選箱から名前の書かれた用紙を取り出して、名前を呼ばれた順に、どれでも好きな景品を選べるのでした。
よりどりみどりなので、みなさん、とても嬉しそうでした。

私も名前を呼ばれて、選んだのはこちらの帯揚げと帯締めのセット。
鮮やかなブルーがとても素敵でした。


最後に、全員で集合写真を写していただきました。


こちらは、上尾のSさん、川越のTさんとご一緒に。
お二人とも素敵な景品を選んでいらっしゃいましたよ。


Sさんの着物は埼玉県産の絹で作られたものです。
淡い黄色は、レモングラスで染めたものだそうで、とても素敵でした。


川越のレンタル着物KANさんとご一緒に。


こちらは、氷川会館のロビーです。


素敵な新年会に参加できて、とても良かったです。
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この日の装い。

玉村咏先生の「白玉着物」です。
晴れの日にはぴったりでしょう。


帯は東三季でマイサイズにお誂えした、金銀箔の名古屋帯。

全体的に淡いトーンでまとめてみました。