2018年1月30日火曜日

第8回ひなの会 2018年正月

少し前のことになりますが、「ひなの会」▼の演奏会を聞きに、紀尾井町小ホールまで出かけました。


こちらの会は、長唄三味線に携わっている若手の女流演奏家の流派を超えた集まりです。
私は「ひなの会」には、かなり前から聴きにでかけていました。
初めの頃は、メンバーの方が描いたイラストを、紙芝居のようにして曲の解説をしていて、三味線初心者には、とても親近感がありました。
演奏会場が立派になるにつれて、曲の解説も大きなスクリーンに映し出すようになったと思います。
今回は会場も格調の高いところで、曲の解説もナレーションのみになり、「ひな」というよりも、「めんどり」に変身したようで、優雅さも華やかさも、しっとり度もアップされた雰囲気での演奏会でした。

私は、昨年の1月から三味線のお稽古を再開した▼のですが、その先生が、ひなの会のメンバーの今藤政智先生なのです。

今藤政智先生の「ひなの会」についてのブログ▼

先生は、さまざまな年代のお弟子さん達の三味線指導の他、高校などの教育現場に出張して三味線の啓蒙活動をされたり、多くの演奏会活動をしていらっしゃるので、とてもお忙しい毎日だと思います。

それでも今回は、「三曲糸の調」という超難曲を披露してくださいました。
この曲は、江戸時代に作られた曲で、平家物語の「壇ノ浦」の話に出てくる、遊女阿古屋(あこや)が悲しみの中、琴、三味線、胡弓の3つの楽器を奏でる場面の曲、だそうです。
先生の演奏を聴いていると、遊女の切なさが伝わってくるようでした。
ため息がでるほど、素敵な演奏でしたよ。

私は長唄についてはあまり詳しくはありませんが、演奏の構成が良かったと思いました。
オープニングはお囃子も入って「操三番叟」、その次と3曲目は三味線と唄が二人ずつでじっくりと聴かせ、そして最後はまたお囃子も入って「紀州道成寺」で盛り上がりました。

この日は、着物友だちのKさんとご一緒したのですが、
「久しぶりに生演奏を聴くことができて、とても良かった」という感想をいただいたので、私としても鼻が高かった(?)です。

先生の演奏終了後、お疲れのところ、Kさんに先生との写真を撮ってもらいました。


美しい白い肌の先生に比べて、私のガングロが情けないのですが・・・・。

できの悪い弟子ですが、これからもよろしくご指導願います。

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この日の装い。

玉村咏先生の「白玉着物」です。
「色の魔術師」と呼ばれる染色家の先生の着物なので、とても美しい色です。


この日は、どうも締まりのない顔をしていますね。

背景は、会場のロビーに飾ってあった龍村光峯さんの錦織。
やはりバックがよいと、オシャレに見えますね。




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