2018年5月29日火曜日

日舞のお稽古 4回目

4月から始めた日舞研修生のお稽古も、4回目となりました。
2週間に一度のお稽古なので、振付をすぐに忘れてしまうので、今回はビデオを撮ってみることにしました。
昔のお稽古ではそういうことは許されなかったと思いますが、この年になると物覚えが悪いので、機械に頼ることにしました。


この日は、着物友だちの2人も見学に来ました。
見学の方が加わるたびに、先生は立ち方、座り方、ご挨拶の仕方など、初歩的なことから教えてくださいますが、それは私たちにも復習となり、役立っています。
お二人とも、お稽古を楽しまれたようです。

その時の様子がfacebookに公開されています。こちら▼

先生はそれぞれの生徒にあった曲を教えられるので、何パターンもあり、ご指導は大変だと思います。
でも私たち初心者にとっては、ほんとの基本から教えていただくので、とてもラッキーです。


これまでのお稽古を通して私が感じたことは、日舞の基本は、動作の継続性、ということではないか、という気がしました。
ある動作から次の動作に移るときは、ブツッときらないように、パッパとしないように、連続した動きになるほうが、日本舞踊らしくて、見た目も美しいのだろうと思います。

例えば、まず左に三歩動いて、次は右に三歩動く、というような振りがあったとすると、
「ハイ、左、ハイ、右」と動くのではなく、まずは左に動いて、そして次は腰を右側に向けて、それにつられて身体も右に動くようにするということです。
そのような継続性が、すべてに共通するような気がしました。

これは三味線で音を出す時、例えば初めは4の音を弾いていて、次に7の音に移る時、まずその近くの6(これは基本の音です)のところまで指を待機して、そこからちょっとだけ伸ばせば7になります。
こういうことを三味線の先生から教えていただいて、楽に(そしてきれいに)音が出るようになりました。
4から一気に7に飛ぶとなると、正確な音が出なかったり、指が飛び跳ねたりしてあまり見かけが良くないのです。


ということで、日舞を習ってから、人間の身体の動きの連続性ということに興味が沸いてきました。

日舞や三味線などのお稽古事には、共通性があるのは、面白いことだと思います。
(バレーや、ピアノのお稽古も同じかもしれませんね)

身体の動きがスムーズにできるのが、人間とロボットとの違いではないか、アナログとデジタルの違いではないか、と思ってしまいます。

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この日の装い。

身体を動かすと暑くなるので、叔母が着ていたちぢみにしました。
写真では分かりませんが、赤や白の模様が描かれています。


オレンジ色の帯にしましたが、これは1000円の無地の帯に、トルコレースという幅広のレースを縫い付けたものです。


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