2019年3月13日水曜日

モダンダンス発表会@川口

先日、高校のクラスメイトのモダンダンスを見に行きました。
会場は、こちらの川口市立アートギャラリー▼というところでした。


ここはJR川口駅からは少し歩いたところにありますが、ショッピングモールや芝生の広場などがあり、家族連れが一日楽しく過ごせるような素敵な場所でした。

そこのアトリエで、「川口で楽しく暮らす会」の作品展が開かれていました。
このグループはもう15年ほど活動を続けていて、毎年テーマを持ってアート作品展を開いているそうです。
すてきな活動をされているグループでした。


今年のテーマは「平家物語を深く学ぶ」で、これまでは琵琶演奏会や学習会を続けていたそうです。
今回はその締めくくりとして、アーティストの方、市民のグループ、市内の小学生のグループなどが、平家物語にちなんだ作品を出展されていました。

天狗もいましたよ。


こちらは平家物語の文字を、和紙や貝に書いたものでした。
「王朝継ぎ紙」というそうで、ワークショップもされていました。


このユニークな作品は、100円ショップの商品を材料として作られているそうです。
貴族の烏帽子がキャップでできていて、楽しい感じでした。
実は、友人のご主人の作品です。


友人のダンスグループ「ドゥミプリエ」▼は、その団体とコラボをして、パフォーマンス部分を担っていました。
平家物語とは直接関係はないかもしれませんが、「今何している? これからどうする?」というテーマで、モダンダンスをお披露目してくれました。

30年後はどうしている、というテーマの踊りは、どっきりとさせられました。
2049年、その時、私たちは生きているかわかりませんが、この世とあの世をつなぐような踊りを見せてくれました。

また2019年の今の踊りは楽しそうでした。
やはり今がいいかな。


いつもは何も装置のない空間でのダンス発表会ですが、今回はさまざまな作品をバックにして踊っていて、それが新鮮な雰囲気でした。


また今回は歌もあり、いろいろと趣向をこらしていたようです。
美しい歌声の歌手も登場しました。


友人は高校のクラスメイトなので、もちろん私と同じ年ですが、いつまでもしなやかな体で、軽やかに、そしてある時は挑発的な踊りを見せてくれました。


選曲も構成も振り付けも全部こなす人です。
衣装も制作されたのかもしれません。


壁に貼られた「ただ春の夢のごとし」という平家物語の冒頭の言葉を書いた書道が、とても気に入りました。


彼女は、「いつまで踊っているか分からないわ」と言っていましたが、きっと30年後も踊っているような気がしました。

一緒に出掛けたクラスメートと。


ダンスが終わった後は、友人はまだ会場に残っていましたが、他のクラスメイトと川口駅まで戻りました。
川口というと、キューポラの町のイメージがあったのですが、とても大都会に変身していて驚きました。


駅前には「そごう」があり、そこの喫茶店に入って、あんみつを食べながら、お喋りに興じました。


健康の話や、孫の話など、たわいのない会話でしたが、やはり同級生というのは、心おきなくおしゃべりができて、良いものですね。
いつものクラス会では、男子も混ざっていて、それはそれで楽しいのですが、やはりおばあさん同士も良いものです。

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この日の装い。

春らしく、黄色の扇面の色無地です。


帯は、変わり市松模様の白×シルバー。


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