2019年3月8日金曜日

「ねことじいちゃん」

新聞に無料で折りこまれている「定年時代」というローカル新聞に、動物写真家の岩合光昭さんの記事が載っていました。


岩合さんは、動物の中でも特に猫の写真家として有名な方で、私もかなり昔、イタリアの猫たちを写した写真展に行ったことがあります。
ほぼ私と同じ年代の方で、「定年時代」にはふさわしい方です。

その岩合さんが、映画監督としてデビューされたのが「ねことじいちゃん」でした。
これは元々はコミックだそうですが、落語家の立川志の輔さんが主演された映画です。

ということで、さっそく地元の映画館に行ってきました。


先ほど、主人公は志の輔さんと書きましたが、本当は志の輔さんと猫たちが主人公の映画でした。
主人公が飼っている「たま」を初め、たくさんの猫が登場しました。
オーディションで集めたそうですが、ブサイクな猫、美猫、大猫、子猫・・・・。
どの猫たちも自由に振る舞い、気持ちよさそうにしていました。


映画は、普通の人たちの日常生活を描いていました。
なかでもおばちゃんたちが、面白かったですね。
「ああ、こういう人、いるわ」と思わせるような口うるさいおばちゃんたち。
喧嘩ばかりしているけど、ほんとは仲の良いおばちゃんたちには、親しみが沸きました。

そして、何といってもかっこよかったのは、漁師役の小林薫さん。
普段は武骨なオヤジですが、白いスーツ姿になってダンスを踊るシーンは、さすが素敵でした。

猫たちと人々の交流を淡々と描いた映画でした。

この映画は、ねこの島として有名な佐久島(渥美半島と知多半島の間の三河湾にある島)で撮影されたそうですが、四季の移ろいが美しく、いつか行ってみたいと思いました。

そうそう、歩いて行けるところに映画館があるのは、やはり良いですね。

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