2019年11月1日金曜日

スーパー歌舞伎2「オグリ」

今月と来月の新橋演舞場の出し物は、スーパー歌舞伎の「オグリ」です。
主人公の小栗判官は、市川猿之助と中村隼人の二人が交互で演じています。
私が行った10月のこの日は、猿之助がオグリ役でした。


開場前の入り口では、ファンがいっぱいいて、写真を撮り合っていました。


お芝居が始まる前の舞台には、こんなふうに人形が立っていました。
これは舞台の後ろに大きな鏡があるので、客席から見ると、こんなふうに見えるのです。


お芝居が始まる直前には、一階の客席はほぼ満員になりました。


「オグリ」は、水中の殺陣あり、左右両サイドの宙乗りあり、歌あり、ダンスあり、で本当に楽しいものでした。
また光などを使った演出が見事でしたね。

この物語の初演は、三代目猿之助である猿翁さんが、梅原猛さんの原作を演出されたものですが、原作を読んでみたいと思いました。
猿翁さんのときのは、見ていませんが、もう30年経ったのだそうです。
男女の深い愛情を描いたお話ですが、重い病人に対する福祉の観点からも描かれていると思いました。


今回は猿之助さんがオグリで、隼人さんは上人役で登場しましたが、うーん、上人は猿之助さんの方が似合うのでは、とも感じました。
それにしても隼人さん、顔が小さい!

そして、何といっても照手姫を演じた新悟さんのきれいだったこと。
すらりとして、細面。
そして声が美しかったです。

歌舞伎以外の俳優さんも出演されていましたが、やはりセリフの言い回しとかが、ちょっと違いますね。

ロビーでは、「オグリ特製リストバンド」のコマーシャルをしていました。
これは腕にはめて、ボタンを押すと、ライトがピカピカ光るもの。
お芝居の最後で、お客さんも一体となって、会場全体をライトアップするためのものです。
ひとつ千円でした(私は買いませんでしたけど)。
松竹さんも商売がお上手ね。


最後のアンコールでは、お客さんはスタンディングオベーションをしている人も多くいました。

「ワンピース」も楽しかったけれど、やはり「オグリ」は格別でしたね。
生きることの喜び、を歌っているものだと思いました。

実は11月のチケットもすでに手元にあるのですが、今度は隼人さんの日です。
私は隼人さんのイケメンぶりは好きですが、このお芝居ではどうかしら?
もう一度見るべきか、誰かにチケットを譲るか、どうしようかな。

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この日の装い。

前日に川越で見つけた千円の博多帯▼を締めてみたくて、着物を選びました。

黒や藍色の着物に合うと思って買ったのですが、まぁ楽しい歌舞伎だし、白っぽい色でも良いかと思って、白大島にしてみました。
白と朱色も意外と良いかもね。


この白大島は胴抜きに仕立てていただいたのですが、それでも暑かったですね。

帯は340センチしかないのですが、チビな私にはその長さがちょうど良かったですね。


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