2020年10月11日日曜日

サンデー・マティネ・コンサート

 昨日は、地元の「せんがわ劇場」▼に行ってきました。

私の三味線の先生の演奏会でした。

コロナ感染拡大防止のために客席の数を減らし、地元民のみの予約でしたので、頑張ってチケットを取りました。

通常の客席は120席くらいのところ、37席という少ない数にしたようです。

演奏はまず長唄の「越後獅子」でした。私もお稽古した曲なので、楽しく聞くことができました。先生の三味線と、政子先生の長唄の息がぴったりでした。

この曲の一部はオペラ「蝶々夫人」にも取り入れられているそうで、その部分をオペラ歌手が歌いました。「蝶々夫人」には、他にも「さくら」や「お江戸日本橋」も使われているのだとか。

でもオペラはイタリア語ですし、ずいぶんと雰囲気が違ったものに聞こえました。ひかるさんのピアノも若々しくて素敵でした。

その後はオペラ歌手による「ある晴れた日に」。情感たっぷりに歌い上げていました。

最後はまた長唄で「多摩川」でした。迫力がありましたね。これは私の憧れの曲で、いつかは弾いてみたいのですが、まだまだ難しいので聞くだけで満足しています。

お弟子さん仲間のKさんも聞きに来ていましたが、彼女はちょうど「越後獅子」をお稽古されているそうで、とても勉強になったとのことでした。他にも三味線繋がりの知人ともお会いできました。

今回は演奏時間も短く残念でしたが、先生にとっても久しぶりにお客さんを前にしての演奏会でした。コロナでいろいろな演奏会や舞台が中止になってしまいましたが、やはり生の演奏を聞くのは良いですね。

このコンサートは地元との繋がりを大切にするということで、演奏者さんたちへのインタビューも地元愛に満ちていました。

こちらはたぶん、先生がインタビューで答えられていたおススメのタイ料理屋さんだと思います。帰りに寄ってみましたが、まだ開店準備中のようでしたので、今回はパスしました。いつか行ってみたいと思います。


その代わり、スーパーでタイカレーを買って帰宅しました。

演奏会の様子はこちらのユーチューブで、1週間ほどの間、ご覧いただけます。

(注)演奏当日は録画が閲覧できましたが、現在は視聴できないようですね。


町はもう秋の色がいっぱいでした。


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この日の装い。

台風がまだ完全に抜けたわけでもなかったので、濡れても大丈夫なようにポリエステルの着物にしました。布にミシン刺繍がほどこされていて、洋風な感じです。それでも雨は降らずに助かりました。

帯は、私の大好きなBerry工房さんのレース帯。

帯揚げはろっこやさん。

帯締めは、自作のビーズ帯です。これは作るのにたいそう時間がかかり、泣きたくなったくらい苦労した作品です。それでも小さい粒がキラキラしていて、ちょっとオシャレっぽい雰囲気になります。

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「一日一句」

錦秋の中で楽しむ三味の音


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