2022年3月31日木曜日

鎌倉由比ヶ浜海岸まで その1

先日はちょっと遠出してきました。

実は私がいちばん最後に遠出したのは、2年前の2020年3月21日、着物友達と熱海まで日帰りで出かけた時でした。

その時の写真。

当時は、コロナがこんなに長く続くとは思ってもいませんでした。

それから間もなくコロナがひどい状況になり、また全地域に広まりました。私は他府県に足を伸ばすことなく、近所で川巡りなどをして過ごしていました。そして2年経って先週、ようやく横浜まで三味線ライブに出かけるようになった次第です。

この間、会えなかった人、行けなかった場所、見逃したこと、聞き逃したこともたくさんありましたが、とりあえず我慢していたお陰でコロナに罹患せずに過ごせたのは、単にラッキーだけだったかもしれません。

これからも第7波が来る、とも言われていますが、気を緩めることなく、自分の体は自分で守っていくより仕方ありませんね。

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ということで2年ぶりの遠出で、鎌倉駅に到着しました。

鎌倉までは、交通費が安いルートを選びました。都心には出ないで、小田急線で藤沢まで行き、そこから大船を経由して鎌倉まで、という道順でした。


今回の目的は

★初屋さんの着物展のお楽しみ

★洋画家・朝井閑右衛門のアトリエ見学

★滑川歩き

と欲張ったプランでした。

初屋さんはイベントを中心として、素敵な場所で素敵なリサイクル着物を扱っているお店です。これまで何回かイベントに伺ったことはありますが、鎌倉で開催されるイベントは初めてでした。

またその会場となるアトリエは、あまり一般公開されることがない場所であり、貴重なチャンスだと思ったのです。

そして滑川という川が近くにあることも、私にはとても魅力的な条件でした。

大河ドラマの影響もあるでしょうが、鎌倉駅には多くの観光客がいました。

私は人混みの多い鶴岡八幡宮には行かず、反対方向に足を向けました。

横須賀線の高架下を通り、そしてまずは滑川を目指しました。

滑川は鎌倉市を流れる川で、全長6キロほどの二級河川だそうです。材木座と由比ヶ浜の間を抜けて、相模湾に注いでいます。

滑川で最初に見つけた橋ですが、名前がありませんでした。

どこを見ても、単に「なめりがわ」と書かれていただけでした。うーん、残念ですね。


それにあまり水がきれいではありませんでした。


滑川のすぐ際には歩ける道がなかったので、お寺の脇を通ったり、


線路の脇を通ったりしましたが、


だんだん川とは離れていってしまうような気がしました。
どうも道に迷ってしまったようです。
住所表示を見ると、材木座でしたので、やはり離れてしまったようでした。

すると道の向こう側に古風な民家が見えてきて、どうもそこはカフェのようでした。


ひとけはありませんでしたが、中に入ってみました。

とても素敵な空間でした。

浮世絵の展示をしていたり、食器が売られていたり、お花が飾られていたり。。。


酒粕入のチーズケーキを注文しましたが、とても美味しかったです。



ちょっと年配のご主人がいましたが、片耳にピアスをしていて、おしゃれな方でした。

そのご主人に、「ちょっと道に迷ってしまった」と話したところ、わざわざ地元の地図帳を持ってこられて、丁寧な地図を描いてくれました。

せっかく地図をいただいたので、「川を歩いているのでこの道でないのです」と言うわけにもいかず、その道を通って着物の会場まで行くことにしました。

お隣は鎌倉女学院でした。すてきな校舎は写し損ないましたが、「陸奥桜」という桜が咲いていました。

これは明治の外務大臣である陸奥宗光の長男が、鎌倉女学院の開校に関わったそうで、初代理事長になっていました。それにちなんだ桜だそうです。

少し歩くと、一の鳥居が見えました。


このあたりは消防署、警察署、裁判所などが並んでいる通りでした。

目指すアトリエはこの近くにあるはずです。

ところがここでも道を間違えてしまい、行き過ぎてしまったので、ぐるぐると廻り、結局、サーファーが遊んでいる海の方まで歩く羽目になりました。

続きはまたのブログで。

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「一日一句」

春うらら 古都鎌倉で 道迷う


2022年3月30日水曜日

乞田川歩き 1 多摩センター〜永山

私の住んでいる市は、東は東京23区に隣接していますが、 西には多摩川があり、その先は川崎市を挟んで多摩市になります。

多摩市地域には三沢川、大栗川などが流れていますが、今回は乞田川という川の一部を歩いてみることにしました。

スタート地点は多摩センター駅です。この駅には京王線と小田急線の2つの鉄道が走っています。(少し離れたところには多摩モノレールもあります)

そして終点の永山にも京王線と小田急線の駅がある、という特殊な路線です。

多摩センターの駅のすぐそばに、乞田川が流れていました。

駅前の山王橋です。なかなか立派ですね。

いったん、多摩センター駅よりも少し西寄り(源流より)の稲荷橋まで歩きました。ここから桜並木がはじ始まるとの情報があったからです。

川のすぐ近くを歩いていきました。

桜は、ちょうどほころび始めた頃でした。

稲荷橋まで行って、そしてまたUターン。

川辺では、お花見の準備を始めたところで、業者の人がぼんぼりを吊るす作業をしていました。

川に沿ってまっすぐな道が繋がっていました。

両岸にはマンションや戸建ての家が連なっていました。一軒の敷地がかなり広そうな作りでした。

乞田川の良いところは、川のすぐそばの道がきれいに整備されていて、そこを歩くことができたことです。

こんなふうに階段を降りると、川のすぐ近くを歩けるようになっていました。せせらぎを聞きながら歩くのは、気分が良かったです。


このあたりは川幅も広がり、のびのびとしていました。

多摩市は、川の整備に予算をかけていると思いました。

こちらの橋はきれいに朱色に塗られていて、きれいでしたね。

またこのふれあい橋は、真ん中が広くテラスになっていて、そこにベンチがあり、休めるようになっていました。これは良いアイディアですね。

貝取ふれあい広場というのがありました。

鮮やかなピンク色の花は、桜の一種だそうです。自治体と住民の協力によって、花壇もきちんと手入れされていました。

ただし気になったことがありました。それは多摩市は歴史が浅いことがその理由だと思われますが、川にかかっている看板には、そのいわれを説明したものや、地図が一つもなかったことです。単にきれいに整備するだけが市の仕事だとは思わないのですが。

このような掲示板があるのに、地図は一つもありませんでした。

そして、川の周辺の地図や歴史などはない代わりに、川に注意、という看板があちこちにあり、うんざりするほどでした。

それだけ川の事故が多いのでしょうか。

貝取大通り、鎌倉街道などの広い道を渡り、永山駅が近づいてきました。

もう一踏ん張りすれば、大栗川との合流地点ですが、今回は永山までで終わりにすることにしました。

永山駅には大きなショッピングセンターがあるので、そこで買い物をして戻りました。

この日は8000歩くらい歩いたようでした。

通過した橋は、稲荷橋、山王橋、落合橋、下落合橋、上之根橋、上之根小橋、久保谷橋、であい橋、平戸橋、平戸小橋、釜沼橋、大貝戸小橋、大橋、新大橋、永山橋です。

他の地域の橋とはちょっと違った発見がありました。

それは後から作られたと思われる小さな橋があったのですが、その名前が「◯◯小橋」というのです。もう少し考えて名付ければ良いのにと思いました。安易ですよね。

それでも名無し橋が多いことも考えると、小橋と名付けただけでも良いのかな。

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「一日一句」

水清き 桜ほころぶ 多摩の川



2022年3月29日火曜日

2年ぶりの外ランチ

私はもともと外食はあまりしないほうですが、コロナ禍になってからは、朝昼晩と三食とも家で食べていました。

たまに甘いデザートやかき氷などは外で食べることはありましたが、ランチは外で食べた記憶はありません。

たまたま近くのお店の半額期間限定サービスというチラシがポストに入っていたので、使ってみることにしました。

パスタのお店でした。

天井にはシャンデリアのようにも見えるワインのボトルが吊るしてありました。うまく作っていますね。

こちらはお皿を利用したようにも見える電灯のかさ。

イタリア各地のポスターもあり、良い雰囲気を出していました。

店内には大きなかまどがあり、それがこちらの売り物のようです。

「究極のクワトロフォルマッジ」というのを注文したてみました。かなり時間がかかってからやってきたのがこちらのピザでした。

はちみつをかけて食べてもよいと言われましたが、そのままいただきました。

薄いパリパリのピザで、クルミとチーズがたっぷり乗っていて、美味しかったです。

もう一品は、生しらすとズッキーニのジェノベーゼ。自家製パスタのもちもち食感があり、お腹にずっしりと応えました。

お腹いっぱいになりました。

ランチの前には、フォークダンスの練習で体を使っていたので、まぁ、これだけ食べてもいいでしょう。


ただし毎日は食べられませんね。

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「一日一句」

春休み 分け合うピザは パリパリと


2022年3月28日月曜日

呑川を歩く 蒲田は菖蒲で有名だった!

呑川(のみかわ)という川は、世田谷区、目黒区、大田区を流れる二級河川です。全長は14.4キロだそうです。

今回はその中のほんの一部分だけですが、蒲田周辺を歩いてきました。

出発はJR蒲田駅。そして京浜急行の蒲田駅まで呑川沿いに歩きました。帰りは別のルートを辿ってJR蒲田駅まで戻りましたが、そちらは賑やかな商店街でした。

蒲田という町は、50年ほど前に一度来たことがありますが、ふだんはあまりご縁のないところでした。

それであちこちで看板の地図を確認しながら歩きました。

通過した橋は、宮之橋、御成橋、菖蒲橋、仲之橋、柳橋、弾正橋、夫婦橋です。


スタート地点はこちら。


駅周辺はちょっとごちゃごちゃしたところでしたが、宮之橋からは日本工学院専門学校のビルがよく見えました。立派でしたよ。


少し歩いていくと、「呑川ニュース」というお知らせが掲示してありました。


地域の人達が川の美化や、ここに住んでいる鳥などを保護する活動をしているようでした。


呑川の桜も少しほころびていました。


このあたりは「呑川緑道」とも呼ばれているようです。といっても歩くところは普通の道路ですが。


蒲田は、1902年(明治35年)に蒲田菖蒲園が開かれて、行楽地として賑わった場所だそうです。そしてそこへ来る見物客のために、蒲田駅が作られたのだとか。

そういうことから蒲田と菖蒲は関係が深く、なんと公衆トイレの入り口にも菖蒲の花のタイルが付いていました。(ここを写すのはちょっと勇気がいりました。変質者と間違われたら大変ですからね)


もちろん橋の名前は「菖蒲橋」です。


こちらは少し下流になりますが、橋にはきれいな菖蒲の花が刻まれていました。


また大正時代になると、松竹の蒲田撮影所が開かれて、映画関係者が多く集まる街になったそうです。

こちらは下流の夫婦橋からの風景。このあたりはまだ開発中でしたが、将来は発展するだろうと思いました。


京急蒲田からJR蒲田に戻る時は、アーケードの「あすと」を通って帰りました。小さなお店がたくさん並んでいて、楽しいところでした。


ふだん、あまり行かない場所でも、川を歩くという共通点があると、楽しんで歩くことができますね。

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この日の装い。

スモーキーピンクの小紋。小さな松葉がぎっしり詰まっています。

帯は黒地に多色使いの花もよう。

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「一日一句」

春の日に 見知らぬ町も 川歩き