2007年11月17日土曜日
小倉散策
今回の北九州行きは、本来の目的地は若松というところ。でもそこは陸の孤島で、宿泊地もない、というので宿泊は女性一人でも安全なところ、ということで小倉のホテルにしました。
ホテルはJR小倉駅の真上。改札口を出て、1分もしないところが入り口なので、すごく便利。ショッピングセンターもあるし、お土産屋さんもあるし、安全で快適なホテルでした。写真は駅とホテル。
これまで九州は長崎県をはじめ、熊本、別府、宮崎、鹿児島などだいたいお邪魔してきたのだけど、北九州は初めて。それに仕事で行くので、あまり観光の下調べもしないで行ったの。
ところが小倉って、すごく文化の香りの高いところだったのです。
そういえば、松本清張、森鴎外、柳原白蓮さんとか、北九州出身の文学者も多かったのです。
まだ若かった頃、「或る小倉日記伝」を読んで感激したのに、すっかり忘れていて清張さん、ごめんなさ~い。
あの武蔵と小次郎の決闘があった巌流島もこの近くなのでした。
ということで、仕事が一段落した翌日、早朝から小倉の街を歩いてみたのでした。
小倉の町には紫川という川が流れていて、そこを渡るとお城がそびえている。
これは「南蛮様式」と言われる小倉城。1602年に建てられたそうですが、度重なる火災で燃えてしまい、今のは昭和34年に再建されたものだそうです。「天守閣」という言葉がぴったりの感じ。
隣の八坂神社の紅葉がきれいでした。こういうところは七五三も雰囲気があっただろうなと思いましたよ。
お庭では菊花展をしていました。
でも清張記念館は開始時間が合わなくて、パス。
うーん、残念。
そういえばね、35年くらい前、清張の小説はほとんど読んでいて、我ながら、そのころは暗い青春だった? なんだか、世の中がゆがんで見えるのよね。
時間がないので、泣く泣く清張記念館を後にして、今度は小倉城庭園。あの小笠原流の礼法はここから生まれたんですって。ここから眺めるお城も可愛い。秋の風情がぴったりでしたよ。
私は地方には住んだことがないのだけど、地方の小都市って、いいなあといつも思うの。
人の気配のしない超田舎はだめなんだけど、小都市は好き。
東京みたいにごみごみしていないし、その地方独特の文化があるし、住みやすそうだなと感じる。実際に住んだら不便なこともあるかもしれないけれどね。
いつかまた行くチャンスがあったら、ゆっくりと歩いてみたいな。
さて、小倉駅に戻り、みやげ物をちょっと買って、お昼はおしゃれなカレー専門店へ。
ナンがなんと、50センチくらいの長さがあって、トレイからはみ出している。
「食べきれないわ」と思ったのに、ぺろりと食べてしまいました。
恐ろしい食欲なのでした。
清張記念館は九州にあるのね。知らなかった。
返信削除我が母校のそばに、ご自宅があったよね。浜田山!西荻窪の「こけしやさん」もお好きだったと言う話があったような気がするのだけれど、これは、人違いの可能性もある(笑)
お疲れ様でした・・けど・・楽しくもあったのね♪
そうだったのよ、清張さんは小倉出身だからね。
返信削除浜田山にご自宅があるのは、知らなかったわ。でも清張さんの小説の舞台は、杉並区のものが結構多かったような気がします。