2008年2月18日月曜日

読書室 1


今年の1月初旬に勤務先の研究室のサーバーがダウンした。

研究室には何種類かのサーバーがあるのだが、その中で、私のつたないホームページをアップさせていただいているサーバーも崩壊し、復旧の見通しはだいぶ先のことになりそうだ。

というので、当分、陽の目を見ることのない私の駄文のうち、あまり差し障りのない(ほとんどそうなのだが)ものを、いくつかこのブログで公開してみることにした。

まず最初は、私の「読書室」というサイトから。

ちなみに「人間情報学研究室」というのが、私が仕事をしている研究室の名前です。
ちょいと気恥ずかしい名前ですよね。

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◆こんな本を読んできました◆

子どもの頃からいろんな本を読んできた。

なんといってもお気に入りは女性作家の手によるもの。
紫式部や清少納言まで遡らなくても有吉佐和子、瀬戸内晴美、宮尾登美子、林眞理子、宮部みゆき、高村薫、夏樹静子、小川洋子などの現代女流作家のものはだいたい眼を通している。
また歴史小説や推理小説も大好き。

そんな読書経験しかないのだが、「人間情報学研究室」に居候となると小説ばかりというわけにもいかない。

科学ものはまるで専門外なのだが、今まで足を向けなかったジャンルの本も少しは手にとってみた。
だが、いかんせん数十年も文系人間をしていると、科学ものは中身がまるで理解を超えているものもある。数式がずらずらと続くだけで、パスという本もあった。

そのような未知の世界の本を読んでいて興味があるのは、その研究者はどんな人だったのか、ということである。
たとえばマー博士は35歳で亡くなってしまった方だったとか、カハール博士は愛妻家だったとか、そんな人間の一面を知るだけで、難しい本もぐっと身近に感じるものだ。

だからこの読書案内も内容よりも著者についての情報のほうが多い、という妙な案内である。

たとえ科学には疎くても、科学者だって私と同じ人間であるには違いない。

一番興味があるのは、科学者と呼ばれる人がどうしてそのような研究対象に興味を持ったか、というきっかけだ。
普通の人間なら見過ごしてしまうような当たり前の事柄でも科学者の手にかかると、それが研究の対象になる、ということが面白い。

私はあるラジオ局で数年、インタビュー番組をしている。
そのときも一番知りたいのは、きっかけだ。「どうして?」「何がきっかけで?」とついつい質問してしまう。

私が興味があるのは、「人間」そのもの。
だって人間生活を半世紀もやっているんですもの。
それこそ「人間情報学」講座にぴったり・・・と、開き直っているのだが。

以下、続く・・・・・

3 件のコメント:

  1. 匿名2/19/2008

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  2. 匿名2/19/2008

    としちゃんも人間に興味がある!
    実は私も(笑)
    私は働いた時からずっと人相手の仕事をやっています。(40年近く)だからなのかもしれないけど人間が好き。人にとても興味があるのです。好奇心も旺盛(笑)
    「人間情報学」としちゃんにピッタリですね。色々と興味深いお話、また聞かせて下さいね。

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  3. この研究室の名前は、今年度からそのように変わったのです。
    今までは「ヒューマンインターフェース学講座」と言っていて、ちょっと難しい感じがしたのですけれど、専攻の構成が変わったので、研究室の名前も変わりました。

    さとさんは人間相手のお仕事を実践してきたから、きっと研究者にも負けないくらいの実績があると思います。

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