2008年2月29日金曜日
モバイル
私の住んでいる市に新しい劇場ができたの。文化の発信基地になる芝居小屋というのがコンセプトのようよ。
それで、今夜はその劇場に行ってきました。
それというのも、先月、その劇の主人公である女優さんをインタビューしたのです。
この方とは妙な因縁があって、昨年の11月に仕事で北九州に行ったのだけど、彼女はその北九州の出身だったの。他にも繋がりがあって、世の中狭いな~と思いましたわ。
おまけにその女優さんを紹介してくれた翻訳者の方が、ボランティアでもぎり嬢をしているのです。
またこの劇場はかの有名な安藤忠雄さんが建築した建物なのよ。
もう一人のヒロインは、かつてテレビで活躍していた岡まゆみさん。
というわけで、どうしてもその劇を見ておかなければね。
今回の劇はスペイン人の書いた「モバイル」という現代劇。
登場人物はたった4人で、その4人ともが携帯電話を話しながらお芝居をするの。
とにかく信じられないほど膨大なセリフ。
どうやって覚えたのかしら、と想像すらできないほどの量なのよ。
私がインタビューした女優さんって、とてもスレンダーできゃしゃな人だと思っていたのだけれど、舞台に立つとすごく大きく見えるのよね。
女社長という役柄になりきっているのよね。すごいわ。
劇の中では例の4文字言葉とか、かなり汚い言葉が使用されていたので、ちょいと違和感があったわね。
そういう劇ってあまり見ることがないのだけれども、まあ見聞を広めるにはいいチャンスよね。
芝居は2時間30分の上演だったのだけど、途中の休憩で、なんとロビーではワインがふるまわれたの。
この劇場は市が運営しているのだけれど、粋なはからいよね。
舞台がはねてから、その女優さんにご挨拶。
ラジオ番組の音声をCDに入れて、似顔絵をつけてプレゼント。
喜んでいただけたみたいでよかったわ。
その劇場のことは、市の広報などに出ていたので、知っています。
返信削除あの永井愛さん作の劇を見てみたいな、とチラッと思ったけど、終わってしまいましたね。私の場合、たいてい思っているうちに終わってしまいます。
演劇って生で鑑賞したことがないので、自分がどれだけ楽しめるか、未知数なんです。
永井愛さんのは「時の物置」です。昭和30年代のお話ですね。ちょうどテレビが登場した頃の劇で、今回は携帯電話の芝居です。その対比がおもしろかったようですよ。
返信削除お芝居って、なかなか見る機会がないんですけど、知人が出ていたりすると、ちょっと行ってみようかな、という気持ちになりますね。
それにしても観客を前にして、芝居をするというのは映画と違って、すごいですよ。