2008年3月13日木曜日
春の一日
昨日の大学は、後期日程とかいう入試(最近の入試システムはよく分からないのよ)をしていましたけど、今日は一変して入学手続きをしていました。
構内には親子と思しき母親と息子、あるいは母親と娘というカップルがたくさん来ていました。
入学金を払い込んだり、新しく住む住まいの準備などをするのでしょうね。
不動産屋さんもこのときとばかり、たくさんいましたよ。
昼休みはそんな光景を懐かしく思いながら、眺めていました。
新しい門出がうまくいくといいわね。
さぁて、お仕事はさっさと済ませて、夕方からはコンサートにお出かけ。
でも駅まで来て、なんかおかしいのよね。
そうだ、携帯電話を職場の机の引き出しに入れっぱなし。
慌てて職場まで戻りました。
そんなこんなで、銀座のコンサートホールに着いたのが、開演の10分前。
慌てたわ。
でもとてもいい席が空いていて、ラッキー。
ここは王子ホールといって、王子製紙の本社ビルの中にあります。
とても素敵な会場よ。
今日のコンサートはピッコロバイオリン。
それって、普通のバイオリンの3割くらい小さめのバイオリンなの。
だから音も高くて、まるで小鳥がさえずるような可愛い音がでるようです。
どうしてこのコンサートに出かけたかというと、私たちのラジオ番組にも出演したこともある佐伯恵美さんが伴奏をされるというお知らせがあったので行ってみたの。
佐伯さんは楽器の演奏はもちろんのこと、料理もお菓子作りもお花の手入れもすべてにパーフェクトな女性で、それはそれは素敵な方です。
もちろん美人だし、飼っているワンちゃんもとても可愛いの。
オランダやロシアにも留学していた経験があり、海外事情にも詳しくて、おうちのインテリアも素敵という方。
これまでは佐伯さんの演奏はクラビコードや教会のパイプオルガンしか聴いていなかったのだけど、今日はチェンバロの演奏。
演奏の前には、真っ赤なドレスを着た佐伯さんがピッコロバイオリンの説明をしてくれました。
そして演奏家のグレゴリー・セドフさんの登場。
佐伯さんのチェンバロ演奏で、バッハから始まり、ヴィヴァルディやガーシュインを演奏しました。
ピッコロバイオリンの音は切なさが漂ってくるのよ。
でも軽やかだし、華やかだし、はかなさもある音色でした。
とても素敵。
休憩の後は今度はロシア人のピアニストとの共演。
カルメンの曲がとくに素敵だったわ。
ピッコロバイオリンのすすり泣くような音、歌うような音には感激しました。
セドフさんはロシア人で、頭の髪の毛の少なさから言ったらかなりお年を召していると思ったのだけど、まだ50代のようでした。
ピアニストもロシア人でしたけど、まるで科学者のような面持ちの方でした。
お二人の息はぴったりと合っていて、それは素敵な演奏でした。
アンコールも2回もありました。
こんなに素敵な演奏会は久しぶり。
終了後にはCDを買って、セドフさんにサインをいただきました。
コンサートの時間は2時間15分くらいだったかしら、春の宵をたっぷりと楽しく過ごすことができたわ。
今日のコンサートのテーマは「ホワイトデー・イブに贈る人生賛歌」というものでしたけど、まさにその言葉がぴったり。
音楽って人をこんなにも気持ちよくしてくれるものなのね。♪
もしもね、これから人生の中で嫌なことや憂鬱なことが降りかかってきても、今日のコンサートを思い出せば、そういうことも忘れ去ってしまうだろうと思えるほど、素敵な時間でした。
明日からもイキイキと過ごせるような予感がするわ。♪
昨日は、入学手続きの日だったんですね。どおりで、構内に親子連れをたくさん見かけたのね。
返信削除娘と私の二人連れも、入学手続きに来た親子に見られたのかしら。正門を出たところで、やたら声をかけられたんですよ。
思い出せば、嫌なこと憂うつなことを忘れ去ってしまえるほどの素敵な時間って、そうそうあるわけではないですよね。
そう思えるとしちゃんは、とても情感豊かな方だと、思います。
あら、お嬢さんと一緒に構内を歩いていたんですか? それなら絶対に新入生と間違えられたことでしょう。(少しひねている?)不動産屋さんがいっぱいいましたよね。今日も手続きをしていました。
返信削除昨日のコンサート、ほんとに素敵でしたよ。
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