2008年6月5日木曜日
琵琶湖へ
関東の人間が「関西に出かける」といった場合、普通は京都・奈良・大阪・神戸あたりのことを言うのよね。
ところが、この私、なんとこの2ヶ月の間に、2回も滋賀県にお出かけをしてしまったという、風変わりな人間なのです。
4月は、琵琶湖の南に位置する石山寺に出かけました。
そこは紫式部が源氏物語の構想を練ったといわれる場所でした。
そして今回は琵琶湖の西側にある堅田(かたた)というところまで行ってきたのでした。
多分、東京の人間で堅田という地名を知っている人は少ないと思うの。
私も、今回出かけるまではまるで知らないところでした。
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堅田駅までは京都駅からJR湖西線というローカル線に乗って出かけるの。
20分か30分くらいすると到着します。
大津市に位置するそうよ。
このあたりは京都まで通勤するサラリーマンの新興住宅地でもあるそうで、新しいおうちもたくさん建てられていました。
でも目の前に広がる琵琶湖を見ると、ゆったりとしていて穏やかで、
「ああ、何千年前から琵琶湖はここにあったのね~」と歴史の長さを感じさせる風景でした。
その堅田駅からタクシーに乗って、浮御堂(うきみどう)まで。
ここは「近江八景」の中の一つだそうです。
湖の中にお堂ができていて、橋を渡っていきます。
源氏物語(また源氏で飽き飽きしているかもしれないけれど)の「宇治十帖」に出てくる横川(よかわ)の僧都という人がいるのだけれど、その人のモデルになったといわれる恵心が、ここで人々を水難から守るために仏像千体を作ったそうよ。
それが浮御堂なんですって。
遠くには近江富士も見えます。こんもりとした形がミニ・富士山です。
琵琶湖大橋も見えます。
この地には松尾芭蕉や高浜虚子も訪れて句を作ったそうですよ。
堅田の町には昔ながらの家も多く、これはNHKのドラマ「おしん」で撮影に使われた家だと、タクシーの運転手さんが説明していました。
琵琶湖は波も無く、穏やかでした。
さて、この後はお楽しみの「余花朗」へ。
このコメントはブログの管理者によって削除されました。
返信削除二ヶ月に二度もなんて、としちゃんの思い入れの深さがわかります。
返信削除好きな所へは、しじゅう行きたくなりますね。源氏物語にあきあきするどころか、出てくるたびに、知識が豊富なのに感心してしまいます。
紅蓮さん、出発前のお忙しいときにコメントをいただきありがとうございます。ドイツへのお土産はもう揃いましたか?
返信削除これまで京都には何回か出かけていましたけれど、やはり目的があって出かけるのはいいわね。収穫も大きいと思います。
また祇園祭の頃に生きたいな~と思っていますけどね。
滋賀も奈良もまた違う雰囲気が楽しめると思います。
返信削除琵琶湖はやはり印象的でしょう。
この頃この辺りもいいなぁと感じています、田舎だけど。
そう、滋賀県っていいですよね。町も人ものんびりしているみたい。
返信削除それでいて近江商人とかも出ているし、不思議なところですね。
さとさんと知り合いにならなかったら、きっと滋賀の良さを知らずに人生を終えていたと思うのよ。ありがとうございます。
堅田!
返信削除あたしもゆきました!
・・・・・・・何しに行ったんだっけ??
3年前に滋賀を拠点に旅行したのです。
三井寺でお団子を買う、と云うあり得ない目的で(笑)
滋賀も良い所ですよね。
泊まった琵琶湖付近の駅は拓けていましたけど、何気なく史跡があって、感銘を受けました。
おお、堅田に行った人がいましたね。
返信削除そうか、三井寺にお団子を買いに行ったのね。おいしかった?
湖西線の駅名を見ていると、坂本とか、山科とか歴史の時間に習ったようなところがあって、そうか、ここが・・・・時の流れと感じましたね。