2008年7月15日火曜日

これが最後


このブログ「そういえばね・・・・」にはジャンルごとに、いくつかのラベルをつけているけれど、「ラジオ制作の裏側」でのブログはもうこれ以上、載らないと思うの。
これが最後の「ラジオ制作の裏側」です。


というのも、5年間、私が関わっていたことすべてリニューアルされたのです。

そのひとつが前後のナレーション。
インタビューの中身はメンバーが交代してしていたのだけど、15分番組のうち、初めの45秒間と、終わりの2分20秒は毎回、私のナレーションを流していたの。自分の声なんぞ聞きたくないのに、毎週毎週流れていたのは、恥ずかしかったわね。

あの私の声は、だいぶ前に収録したものだったから、声にまだ張りがあったわ。

収録の時には、FMの技術者のお兄さんから、マイクの前に座っている私に、
「もっと声を前に放り出すように!」としつこく言われて、何回もトライしたシロモノ。

それが、7月から別の人の声、それもごく短いあっさりとしたナレーションに変わりました。


もうひとつはその音楽。

以前のテーマソングは、○○市在住のロックミュージシャンの曲だったの。
そのロックグループが作曲したCDを何回も聞いて、あーでもない、こーでもない、とみんなでワイワイ言いながら、選んで決めた曲だったの。

その音楽も7月から変わりました。

とはいえ、新しいテーマソングは、今までインタビューの間にBGMとして使用していた曲なんだけどね。
優しい感じにはなったけれど、本来はBGM用の曲だから、インパクトは小さいかも。


それにHPも何とか引き継がれているようで、一安心。

また代表者も別の人になったので、がんばってもらいましょ。

そんなわけで、ナレーションもテーマソングもHPも他人の手に移ったので、すっきりしました。


ラジオ制作から離れてほぼ一月たちました。

周りの人は、「急に暇になったんじゃないの?」とか言うけれど、むしろその後のほうが、いろいろあって忙しいわ。

でもこれまでは、いつも翌月や翌々月のスケジュールを考え、ゲストを考え、あちこち交渉したり、台本を作ったり、編集作業をしていたのがなくったし、グループ内での連絡もなくなったので、少しはゆとりが生まれたかもしれないな。

新聞を見たり、いろいろなチラシなどを見ていても、純粋に行事として見られるのよ。
その人をインタビューしてみようとか、コンタクトを取らねば、と思わないですむのは、らくでいいわ。


周りの人にとっては、突然の脱退だったと思われただろうけれど、でも私自身はいつかはこうなるのだろうと内心は思っていたの。

つまり私自身は、○○市に住んでいる方で、毎日の生活の中で面白いことや楽しいこと、珍しいことをしている人たちの紹介を、コツコツとでもいいから続けたかったのよね。偉い肩書きの人の話を聞いたり、大きなネットワークにつなげたいということは、全然、思ってもみなかったの。

それがいつの間にか、○○市の地域情報化政策という名の下に、他の団体と提携したり、他の市と交流を持ったり、テレビ制作をしたりという方向に傾いていった。

それはそれで悪いことではないのだけれど、番組の中身の充実こそが大事なのに、外へ外へというのは、私の興味外のことだし、そういうことに時間を割かれて、ただ忙しくなるばかりで、本来のインタビューや、仲間同士の連帯の場が無くなってきていたのよね。

ちょうどそういうところに、ある出来事が発生して、それがきっかけとなり、これ以上続けていたらストレスで大変なことになると危惧して、きっぱりと身を引いたわけ。

我がままな選択だったかもしれないけれど、生活の糧を稼ぐのならともかく、好きでやっていることにストレスがたまるんじゃ、意味がないでしょ。


ということで、「ラジオ制作の裏側」のラベルは、これで終了になります。

思い出すことはたくさんあるけれど、それはまた別の機会に別のかたちでお話しましょ。

10 件のコメント:

  1. 匿名7/15/2008

    中身の充実、これはホントにそうだと思います。私もこの頃良く考えていることです。
    ストレスは身体によくないわ。
    唯一つ残念だったのはshiollyさんのお父様のことが間に合わなかったこと・・・
    でもそれでまた新しい出会いが出来たのはうれしいです。
    長い間お疲れ様でした。

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  2. 匿名7/15/2008

    同じことを好きでやっていても、人それぞれに思う事は微妙に方向が違うのですよね。
    年月がたつと、そのずれが大きくなって行く。
    無理にベクトルを合わせようとすると、ぎくしゃくが激しくなって行きますね。
    無理をしてまで続けるのは、それこそ意味が無くなるから、やめる判断は良かったのではないかな。
    人ごとのようなコメントでごめんなさい。

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  3. サトさん、ほんとうに素敵な方をご紹介していただいたのに、ごめんなさいね。私もそれはとても残念に思っています。
    私が関わってきたことは、全然たいしたことではなかったのに、それがご縁でいろいろな方とお知り合いになれたのは、とても幸せでしたよ。

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  4. 諏訪ッチさん、客観的なご意見をいただいて、ありがとうございます。

    自分がその世界にいると、それだけが全てだと思ってしまうことがありますよね。でも世の中、もっと広いし、私が属していたグループの目線だけで見ていたこともあると思うのです。それがなくなって、一人の個人としての行動が取れるのは、とてもシンプルでストレスのないことだと分かりました。

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  5. 匿名7/15/2008

    そういえば、7月から、音楽とナレーションをリニューアルしてスタートする旨のメールをいただいていました。
    ここ何回か聞き逃していたのだけど、としちゃんのナレーションが聞けなくなって、ちょっと残念ですね。
    でも、この番組のおかげで、としちゃんと知り合えたし、いい経験もさせていただいて、感謝しています。

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  6. マサさんは、とても熱心なリスナーで、感謝していますよ。私にとってマサさんは「袖口の擦り切れたセーター」の文章の印象が強いのよね。
    「投書はよそいき、ブログは普段着」といっていたけれど、ほんとうね。マサさんのブログは気取りがなくて、普段着感覚ですごくおもしろい。インタビューがもっとうまくできればよかったけどね。

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  7. 匿名7/16/2008

    としちゃん
    全て人の手に移してホッとしている事も
    事実でしょうけど、やはり残念な気持も
    あるでしょうね。
    だって心血を注いでこられたでしょうか。

    でも、ご自分の納得のいかない方向に
    流されたまま続けるより、潔く退いて
    これからまた、ご自分のやりたい事のための
    充電期間にしてください。
    お疲れ様でした。

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  8. 蘭さん、うれしいお言葉ありがとうございます。
    なんだか私の伝えたいことを代弁していただいたみたいで、感謝しています。
    今夜はよろしくね。

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  9. 匿名7/19/2008

    人と共同で物事を進めていくことはほんとうに大変ですよね。私のかすかな記憶では確か高校の時に今では髪の毛がなくなったI君から不本意なことはするなといわれたことがあったと思う。としちゃんは続けていたらもっとストレスがたまったと思います。また進んでいけばいいじゃない。としちゃんはそういうパワーを持った方だと思います。
    私も気持ちに反したことはできないタイプです。

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  10. カンカンへ、そんなこと高校の時に言われたの? そうか、「不本意」ね。I君は、それを守って生きているのかしらね。私はそんなパワーはないけれど、そう言ってくれると、なんだか安心します。
    カンカンも自分の気持ちに忠実に生きているのね。

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