2008年10月3日金曜日

またショート


昨日から、また母のショートステイが始まったの。

午前中、仕事を休んで、母を施設まで連れて行く。

当初の予定では1週間ということだったけれど、施設の人は空きが出たので、1か月の利用のロングステイもできると説明してくれた。

でも1か月もお世話になると、自分で何もしなくなり、よけいにボケちゃうので、今回は2週間ということにしました。


この施設は何度も利用しているのに、いっこうに名前も場所も覚えない。自分がどこにいるのか、分かっているのかしら?

おまけに薬や着替えの用意を母に任せておいたら、例によって持ち物が足りないと言われて、私は何度も足を運んで荷物を持参しなければならない。

でもここは自転車で10分くらいのところなので、それくらいお安いご用。

家にいて、あそこが痛い、ここが痛いと唸っていられるよりも、私のストレスはずっと軽くて済む。

そして、今朝もまた仕事の前に施設に寄ってきて、少し話をしてきた。

「これからお風呂に入れてくれる」ということは分かっていたようだが、今日がいつで、いつ退所というのは分からないようだったわね。


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さて、うちの研究室では今度は他の研究室と合同で、生活に密着した研究というのもやり始めたようで、その研究発表会の用意をしていた。
一般人対象の講演会らしいわ。

ポスターには、人間の生活の象徴であるともいえる可愛い赤ちゃんの顔写真、お年寄りが車いすに乗っている写真、子供の保育室の写真などが掲載されていた。

それぞれの画像はインターネットでお金を払って借用するのだという。

車椅子の写真なら私がいつだって写してあげるのにね、と思ってしまった。


研究者の人たちは、はっきり言って、普段はお年寄りとも赤ちゃんとも何の接触もない生活を送っている。
(私にはそう見える)

そういう人たちの研究発表は、もちろん学術的には内容が深いものかもしれない。
でも、一般対象のセミナーのようなので、どこまで一般人の質問に答えられるのだろうか、と思ってしまう。

こういうセミナーを批判しているわけではないけれど、車椅子を押したこともないような研究者が、車椅子の写真だけを使用して、「私たちはこういう生活に役立つ研究をしています」とアピールするのは、なんだかピントが合っていないように思えるの。

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写真は去年、旭山動物園で見た鳥。

私は鳥は苦手だけど、こいつはちょっと可愛かったので載せてみました。

4 件のコメント:

  1. 研究に乗せてくれただけでもOKとしましょうか。
    研究者はあまり実用的な研究なんかしませんでしょ。
    周りの経験者から学ぶ姿勢も大事なのにね。

    としちゃんは、介護なんかしているように
    見えないんじゃないかしら。

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  2. 蘭さんのいうこと、正解だと思うわ。とくにうちの研究者は英語と数式の世界の人間だし、役に立たないことを研究するのが好き、という世界だものね。
    それが急に取ってつけたように車椅子が登場したので、えーっと思ったわけ。客寄せに使うのか、と思ったの。
    関心がある人が来てくれればいいけれど、介護や子育てで切実な問題のある人の回答にはならないだろうな。
    もちろんそういう研究をしているところもあるけれど、難解な理論を聞いても、問題解決とはならないわね。

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  3. 話がちとずれますが、うちの町会に、某最大大手新聞社の役員がいるんです。
    とてもいいひとなんですけど、すんごい切れ者で、お祭りや色々なイヴェントの時は大活躍です。
    他にも地元に馴染むのが好きなエリートが多いので、頭のいいひとは違うなと、関心しきりです。
    そう言う方々が研究職などをやってらっしゃれば、ひとの気持ちも解るし、より良い社会になると思うんですけど。
    因みに冒頭のおじさんは酔うととんでもない馬鹿者になり、本気で喧嘩したこともありますけど、偉ぶらない、謙虚なひとなんです。

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  4. 史子さんのご町内のような人がいるといいですねぇ。
    本当のエリートさんは、人柄もフランクでしょうね。馬鹿が言える人って言うのは、いいですね。
    どんな職業の人であっても、えらぶらないというのは大切なんですよね。研究者が専門○○にならないためには、そういう態度が一番、必要だと思いますよ。

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