大地真央の「シャネル」

毎月、送られてくる新橋演舞場のご招待券。
今月はミュージカルだったのよ。
それも大地真央主演なの。
えー、大地真央？　どうしようかな、と躊躇しましたが、行ってきました。

お芝居のタイトルは「ガブリエル・シャネル」。
そう、あの超有名ブランドのシャネルの一生を大地真央が熱演していました。


私はシャネルというと、ブレードのついたシャネルスーツとか、シャネルの５番で有名な香水を作ったデザイナー、ということくらいしか知らなかったの。１９７１年まで生きていたそうなので、私も彼女の晩年は何となく覚えているくらいです。

でも、今日、このミュージカルを見て、シャネルという女性のすごさを分かりました。

彼女は１９世紀に生まれたのだけど、孤児同然の少女時代を送っていました。

それが初めは帽子デザイナーとしてスタートを切り、第一次世界大戦の時に、従軍看護婦の働きやすい制服を作ったことから一躍、時代の寵児となったの。

それからはピカソ、ストランビンスキー、ジャンコクトー、ニジンスキーなどとサロンで交流を深めていったのよ。シャネルがピカソと付き合いがあったとは知らなかったわ～。

シャネルというひとは、時代と戦っていた女性だと思いました。


このミュージカルの主演はあの大地真央。
高飛車で可愛らしくて強いシャネルを演じていましたが、ぴったりだったわ。


驚いたのが、シャネルの永遠の恋人となるアーサーを演じた今井翼。
そう、あの「タッキー＆翼」のあの翼くんよ。
もう２７歳くらいになるのかしら？
男らしく成長していて、びっくりしたわ。
歌はいまいちでしたけれど、あの大地真央と互角に演じていたのだから、すごいものです。

それとお金持ちの奥様を演じていたのが、あの高橋恵子さん。歌も歌っていたけれど、すごくお上手。
ゴージャスなムードが良かったわ。

お芝居のいいところって、やはり最後の舞台挨拶ね。
出演者全員がそろって、お客様にお辞儀をするところ。これはジーンときますね。

それにしても大地真央は１２歳の少女役から７０歳くらいまで演じていて、さすがでした。
最後のシーンで、いかにも宝塚というような裾が広がったドレスで登場したのがご愛敬。

今日はシャネルの人生も勉強させてもらったし、やはりお出かけして良かったわ。

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