2009年9月1日火曜日

「南極料理人」

「南極料理人」を見てきました。


本当は今日は「スラムドッグ&ミリオネアー」を見るつもりだったのだけれども、うちの料理人がこれを見たいというので、予定変更。

地球の裏側の南極に単身赴任をしている男ばかり8人の所帯。そこで繰り広げられる食事に関するエピソードをつづった映画。まぁ、まぁだったかな。

私としては主人公の堺雅人さんが好きなので、少しは納得がいったのですが、堺さんが平凡なお父さん役をするところはあまり共感が持てなかったわ。彼はもっと異常な役のほうが似合うと思うの。
子煩悩な姿なんぞ、見たくないわ。

それより予告編で見た、彼が結婚詐欺師になる「クヒオ大佐」のほうが、面白そうだったわ。


食べ物がメインの映画というと、小林聡美の「カモメ食堂」や「めがね」を思い出すのだけれど、あの映画は上品でした。それに比べると、こちらの映画は登場人物が男ばかりということもあるけれど、ちょっとガツガツしている感じ。

出演は堺さんの他には、生瀬勝久とか、きたろうとか、ちょっと癖のあるおやじばかり。

ストーリーはいまいちでしたけれど、真っ白な雪と氷しかない世界、というのは興味があるわね。
こういう世界に1年、2年いると、みな少しおかしくなっちゃうのかしら。南極のような極地にいると、人間の興味は食べることだけになってしまうのでしょうね。

そういえば、昔、私が某大学の地震研究所で仕事をしている時、職場の人が1年半、南極越冬隊に行っていたのです。帰国したら、お子さんにお父さんの顔を忘れられてしまって困った、という話を聞いたわ。

私が3月まで仕事をしていた大学も、この映画の協力者として名前を連ねていました。
ちょっと嬉しかったですね。

4 件のコメント:

  1. 大学の先輩が南極観測隊員になったらしいのですが、卒業後お会いすることもなく、南極のお話を聞く機会には恵まれませんでした。
    おいしそうなものを見せられて、食べさせてもらえなかった気分。
    だからこの映画には期待していたのですが、いまいちなんですね。
    それは、残念。
    私も堺雅人さんには、ちょっと異常な人の役をやって欲しいですねー。

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  2. shiollyさんの先輩も南極に行ったのね。
    映画は悪いというものじゃありませんが、興奮するレベルではなかったかな。
    最後に堺さんが家族と一緒に遊園地でまずそうなハンバーグを食べて、それを「おいしい!」というのがエンドなの。
    家族と一緒に食べるのがハッピーだというメッセージなのか、意味不明でした。
    これ、原作があるので、そちらを読んでみようかな。

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  3. 史aya子9/02/2009

    子煩悩な姿など見たくない、に笑い転げました(笑)
    そんな風に言われるのは、個性的な役者冥利に尽きるでしょうね。
    最近おとなしく映画を見るこらえ性がなくなったので、としちゃんさんの映画解説は勉強になります。
    見なくても、大体判る!
    南極に行ったら、デジタルカメラは使えませんね。
    そんな事ばかり考えてしまいます(笑)

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  4. ははは、史子さん、堺雅人がほんとに「パパ」って感じの役をしているのよ。10歳くらいの女の子と、2歳くらいの男の子がいるお父さんの役なの。そんなの、嫌だわ~。彼にはもっとエキセントリックな役をしてもらいたかったわ。
    最後にみんなが日本に帰国した後に、南極では夢だった砂浜で水着でビーチバレーで遊ぶシーンがあるのだけど、割と引き締まった体をしていて、納得しました。
    南極のような真っ白な世界では、写真を撮るのは難しそうですね。

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