2009年10月5日月曜日

ある重大行事

いやぁ、実は終わったことだから、こうしてブログにも書けるのだけれど、ここ数日の間、私の仕事場である郊外の某大学は、非常な緊張感に包まれ、警戒態勢のさなかだったの。

というのは、10月5日に、「重大行事」があるという通達があったの。それによると、身分証明書がないと学内には入れないし、駐車場は使用禁止だし、構内の一部はロープが張られて通行止めになるし、郵便物は届かない、業者さんも入れない、という非常事態だったの。

お達しには「学内重大行事」と書かれているだけで、いったい何があるか分からなかったのよ。


それでもどなたか有名人が来校するのではという噂が飛び交い、大学で助手をしていた鳩山さんじゃないか、あるいは卒業生の管さんじゃないかという噂があったのだけど、どうも天皇陛下がいらっしゃるらしいということが漏れ聞こえてきたのよ。

でも、いったい何の用事で天皇が、こんな人里離れた大学まで、と思っていたら、なんとシーラカンスの解剖のためにいらっしゃったそうです。

朝日新聞の記事はこちら
読売新聞の記事はこちら
毎日新聞の記事はこちら

シーラカンスと言えば、私も文化祭のときに見ましたよ。

5月14日のブログをご覧ください。下のほうの写真に大きく写っているでしょ?


それにしても、天皇がいらっしゃるというだけで、事務からは、部屋の窓は全部閉め切るように、窓から外を眺めないように、というアナウンスまであったのだけれど、なんだか時代錯誤よね。それよりももっと平和的に歓迎してあげたほうがいいのではないの?

おかげで私たちはブラインドを閉め切り、薄暗い中で仕事をしていたのです。

何とも不自然な一日でしたね。

8 件のコメント:

  1. 私、読売の朝刊を見ましたよ。「陛下 シーラカンスを視察」と、新聞にはサラッと書いてあったけど、現場は相当神経を使ってピリピリなわけね。
    窓を閉め切るというのがよくわからないけど、窓を開けて陛下を上から見下すことがあってはいけない、ということかしら。
    う~ん、管さんならここまで気を遣わない気がするわ。卒業生だし、多少の失礼があっても許されそう(笑)

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  2. マサさん、そうなのよ、「窓のブラインドは全部閉めて、隙間から覗かないでください」なんていう館内放送が流れたの。そんなこと言われたら、よけいに見たくなるわよね。
    空にはヘリコプターが回っていたし、神奈川県警が警備していたそうだし、人騒がせだったわよ。旗でも振ってお迎えしたほうがいいのに、なんてみんなで話していたの。
    それにしても、先生たちが白衣姿というのも、珍しいわ。

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  3. としちゃん、凄い経験でしたね。
    「窓のブラインドは全部閉めて、隙間から覗かないで」何だか時代錯誤もはなはだしいわ。戦時中に戻ったみたい。
    極秘訪問だったのでしょうか。

    もっと皇室と国民がフレンドリーになった方がいいのにね。天皇家もそれを望んでいると思いますけど。
    開かれた皇室じゃなぜダメなの?
    この際宮内庁の人事を変えるといいわ。

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  4. 史aya子10/06/2009

    なんか、大袈裟ですね。。。
    毎日それほどの厳戒態勢を敷いているのかしら?
    なんか、気の毒。。。

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  5. 真蘭さん、そうね、昔はもう少しオープンだったような気がするわ。でも皇太子時代と天皇になってからだと違うのかしらね。
    上から眺めてはいけないのか分からないけれど、とにかく規制が厳しくて、いつもと違う道を通って通勤することになったのですよ。

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  6. 史子さん、ほんと、それほど警戒するようなところではないんですけれどね。
    まぁ、替わりになる方がいらっしゃらないから、仕方ないのかもしれないけれど・・・。
    今日は、史子さんのブログ、コメント入れられずにごめんね~。

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  7. こんばんは。このニュースは僕も見ていました。シーラカンスは小学校の時からの憧れの魚でしたので、うらやましい気持ちで記事を読みました。

    ブラインド等々の真意は測りかねますが、狙撃の可能性もありますので、建物が近接した場所での要人警護は大変だと思います。京都にも時々要人が来られますが、その事実を知らなくても街の様子だけで『誰か来るな』と分かる程の状態になります。物騒な世の中になりましたので、オープンにしたくてもオープンに出来ない事情もあるのではないかと思います。

    少し話はずれますが、先日水火天満宮の神幸祭の撮影に行った際、お神輿が歩道橋の下をくぐる時は必ず事前に誰かが歩道橋に上がり、人を止める様になっています。神様を上から踏み付けるというか神様の上に立たない様にという事だそうです。馬鹿げているという若い人もいるかも知れませんが、僕はこういう気持ちというか慣わしは大切にしたいと思いました。

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  8. 日々是写真日和さん、街中での視察なら意味も分かるのですが、大学(といっても研究所)なので、敷地は広いし、万が一、銃を持っていても、道路までが遠いので、狙撃できるような距離ではないのですよ。それ以前に、そういう思想を持っているような人は、研究所にはいそうもありませんけどね。それよりも、みんなでお迎えしてあげたほうがいいのかな、という感じでした。
    歩道橋の話は、やはり京都のSさんが、祇園祭のときに、ビルの上から撮影しようとしたら、怒られたと聞いたことと、似た話ですね。
    神社や教会とか、神聖な場所を通る時は、私は必ずごあいさつして通らせてもらっています。

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