最近、何回か京都に出かけていますけど、烏丸通りを通るたびに、「六角堂」という標識が目に付き、どんなところなのかしらと気になっていて、一度は行ってみたいと思っていました。
今回のホテルは、その六角堂のすぐ近くだったので、朝のお散歩のついでに寄ってみました。
六角堂の正式HPはこちら。
ここはかの聖徳太子が建てたお寺だそうで、すごく古いのね。
御堂が六角形なので、六角堂と呼ばれていますが、本当は「紫雲山頂法寺」という名前だそうです。
六角とは人間の6つの根(目、耳、鼻、舌、身、意)によって生まれる六欲のことだそうで、つまり人間の欲望を無にして、円満にすごせるように、といういわれのお寺だそうです。
こちらの写真は六角堂のHPからお借りしましたが、上から眺めると、本当に六角なのね。
入り口には立派な柳の木があり、おみくじがたくさん結んでありました。
奥に見えるのが六角の建物。
このお寺の池のそばに、坊さんの住まいがあったので、そこから「池坊」という名前になり、それがかの有名な池坊華道の元となったそうで、お寺の隣には池坊会館というのでしょうか、ものすごく立派な近代的なビルが建っています。
町の中にあるお寺なのでそれほど広くはないのだけれど、結構いろんな見ものがありました。
これは可愛らしいでしょ。赤い前掛けを着けて、毛糸の帽子をかぶっているの。
とても小さなミニチュアのお地蔵さんも並んでいました。
こちらは「十六羅漢」という石像で、羅漢さんが笑顔で立っているのが、ほっとさせられます。
お寺にはハトはつきものなのですが、ここのお寺にはなんと白鳥がいてびっくり。
「かみつくので近寄らないでください」という立て札が立っていました。
白鳥が目の前で大きな羽を広げましたが、迫力がありますね。
とはいえ、私は鳥が怖いので、恐る恐る写真を撮りました。
そんなわけで、鳥たちは小さくまとめてみました。
こちらは境内に咲いていたサザンカの花。
この後、あちこちお散歩をして、地下鉄で北大路まで出かけました。
まぁ、羅漢さん、なんていい表情をしているのでしょう~。ほのぼのしたお顔です。
返信削除六角って、そういう意味があったんですか。ひとつ勉強しました。
朝は、人が少なくて、ゆっくり見られるでしょう。三文の徳ですね。
マサさん、この日はそれほど寒くなかったので、朝からお散歩をしても大丈夫でした。今週だったら寒かったでしょうけどね。
返信削除私も六角の意味をしらなかったけれど、ふーん、人間の煩悩というのは、身体のあちこちから湧いてくるものなのよね。それを断ち切るのは難しいわ。
中学の頃、日出処天子(ひいずるところのてんし、漢字を忘れました)と云う、聖徳太子が主人公の漫画が学校で流行って、お話の中では六角堂がかなり大きなポジションでした。
返信削除完全なフィクションなのですが、六角堂は聖徳太子にとって、悲しみや怒り、辛さから逃れるシェルターだったんです。
本当に、瞑想の為の場所なんですね。
現存するとは知りませんでした。
京都にあるとも。
てっきり飛鳥かと思っていました。
とても精神的にしんどいお話で、むしろ辛い時によく読み返しました。
六角堂にひきこもれる聖徳太子が羨ましかった。
いつかまた、京都に行ける時があったら、ここだけは訪れたい。
どうして白鳥がいるのか。
何か意味があるのかしら?
噛みつくなんて、ある意味人間慣れしていますね。
史子さん、中学の時に聖徳太子の漫画がはやったなんて、時代が違うな~。私なぞもっぱら、十七条の憲法とか遣隋使とかの固いイメージでしたけどね。
返信削除六角堂は京都の町中にあるので、今度是非行ってみてくださいね。それほど広くないけれど。
白鳥は池の中に飼われていて、ときどき立ちあがって、羽をバーっと広げていたのよ。ほんと怖くて、写真を写して、すぐに後ずさりしちゃいましたよ。犬じゃないのに噛みつくなんて・・・。
六角堂って、ほんとうに六角なんですねぇ。
返信削除そりゃそうだという気もするけど、やっぱり驚きます。
私もいずれ、行ってみます。
shiollyさん、ほんと六角なのよね。だから六角堂なんだろうけどね。
返信削除職場からも遠くはないでしょうから、どうぞ行ってみて。なんて、私が言うせりふじゃないけどね。
こんばんは。近くに友人のお宅があり前を良く通るのと『六角新町をちょっとさがって』等々と日常生活にて場所の説明で頻繁に出てくるので非常になじみはあるのです、実は一度も門をくぐった事はありません。境内がこんな様子であるとは想像もしていませんでした。今度是非行ってみたいと思います
返信削除日々是写真日和さん、こんにちは。そうですか、京都の人にとってもよく標識代わりになるところなんですね。それほど親しみやすいところかもしれませんね。東寺のような正統派(?)のお寺さんのような雰囲気とは違って、なんというか庶民的なところだと感じました。今度、是非、足を延ばしてくださいな。
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