2010年2月3日水曜日

「ゴールデン・スランバー」

「ゴールデンスランバー」を見てきました。

伊坂幸太郎原作の映画化だそうですけれど、私は原作を読んでいないので、比較できないんですけれど。

宅配便の運転手(堺雅人)が首相爆撃犯人と間違えられて、仙台の街中をあちこち逃げ回るというのがメインテーマで、その合間に彼の大学生時代の思い出が織り込まれているの。その時にみんなで歌ったのが「ゴールデン・スランバー」というので、タイトルにもなっているわけ。


私は堺さんが好きで、おまけに去年の9月に仙台に仕事で出かけたので、その二つの理由からこの映画を観たのだけれど、堺さんは激太りしていた「南極料理人」よりはよかったわ。仙台の街も、駅や繁華街や並木道が懐かしかったですね。LOFTも写っていたけれど、私はあの近くのホテルに泊まったの。

ただしストーリーがすっきりとしていなくて、途中に訳の分からない連続殺人犯人が登場したり、人気アイドルが出てきたり、あれこれ展開があるのだけど、なんとなく消化不良を起こしそうでした。

というのも爆撃犯人と間違えられた理由というのが、彼に似た整形手術をした人がいる、というだけなので、彼の立場が政治的背景がどうこうということでもなく、最後のシーンでもそれが説明されていないので、ちょっと中途半端。これって原作でもそうなんでしょうか。


とはいえ、堺さんが仙台市内をあちこち逃げ回り、地下の下水道を走り回るのは見ごたえがありましたね。

おまけに芸達者がたくさん登場しています。
堺雅人のお父さんは伊東四朗。お母さんは木内みどり(あまりにやつれていて驚きました)。謎の入院患者が柄本明。竜雷太の警察のお偉いさん役や、花火職人役のベンガルとか、うまいわ。それに竹内結子がとてもきれいで、どうして獅童さんは彼女と離婚してしまったのかしらと思ったほど。

でもショックだったのは、私が大好きだった永島敏行がブルドッグのようなデブになってしまい、あー、私の青春はどこへいったのでしょう、と嘆きたくなりました。「サード」のころの若さあふれる情熱、「遠雷」のころの汗臭いセクシーさはすっかり消え果ててしまっていました。彼って私の住んでいる市に縁があるようなんですけれど、もうこんなに太った男の姿は見たくありませんわ。ほんと、大好きだったのに・・・。

そういえば、「ゴールデンスランバー」はビートルズの曲なんだそうですけれど、知らなかったな。
でもこの映画のヒーロー、ヒロインたちには愛唱歌なんですよ。えっ、今の30歳くらいの男女ってビートルズが活躍していたころには生まれていなかったんじゃないのかしら? 

上映時間が139分という長い映画でしたけれど、退屈はしませんでしたが、時間がある人ならば見てもいいかもしれないわね。でも私的には、どちらかというと先週見た「のだめ」のほうが楽しめましたね。

それに映画を見たからといって、原作を読もうかという気にもなれないな。サスペンス小説でもないし、こういう小説、何ジャンルというのかしら。

私が期待していた映画とは、ちょっとずれていたようでした。

14 件のコメント:

  1. マサ2/03/2010

    井坂ワールドに魅せられたという人もいたけど。井坂幸太郎の世界は独特で、好き嫌いが別れるんでしょうね。SF?サスペンス?ファンタジー?どのジャンルにも収まりそうもないわ。

    永島さん、太ったの?もともと細くはなかった気がするけど。今農業してるんでしょ?C市に関係してるの?
    そうか、としちゃん、ファンだったんだ。う~ん、私はあまり惹かれないタイプ。ゴメンナサイ。

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  2. マサさん、ふーん、伊坂幸太郎って好き好きがあるのね。これって「本屋大賞」を取ったんですよね。若い人は好きなのかもしれないわね。
    永島さんは、つつ○○丘にいるらしいの。デビューした時は野球少年という感じでしたけど、今はふてぶてしくなってしまって、がっくり。男は太っちゃだめよ。

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  3. カンカン2/04/2010

    堺雅人ファンとしてはちょっと気になる映画です。
    竹内結子さんのインタヴュー記事の所で
    記者が「見終わって印象に残るのは学生時代の仲間を初めとする人間同士の絆の深さだ」と書いていました。

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  4. あら、カンカンも堺雅人のファンだったの?
    学生仲間が劇団ひとり、吉岡なんとか、それに竹内結子の4人なの。その彼らは「信頼」という言葉でつながっている、というのがテーマのようなんだけれど、どうしてそれが首相の爆弾とつながるのか、イマイチ不明でした。

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  5. 史子2/04/2010

    公式サイトのパズルというか、ゲームと云うか、やってみましたが、くだら~ん!
    自力では何時間もかかりそうなものもあるので、検索してヒント探しちゃいましたよ。
    でもクリアしたのでプレゼントの応募はしてみました。
    チケットか原作本が賞品だったら良かったのになー
    当たったらオークションで売りさばこうw
    永島さん、サイトにはちょっとしか載ってませんね。
    小さい頃、湯殿山麓呪村と云う映画で見た記憶があるのですが、それが確かなら結構なお年だと思うのですが。
    確かに太りましたね。
    健康的な生活してるんじゃなかったかしら?

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  6. マサ2/04/2010

    「男は太っちゃだめよ」
    確かに、すご~く納得!
    ジュリーはあんまりだわ(嘆)

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  7. さと2/04/2010

    としちゃんは男性も女性も太った人は嫌いなようね~(笑)
    気をつけよう・・・(冬は太る)
    しかし昔の(古いね)裕次郎やそしてジュリーまでも何だかがっくり!ですね。
    夢を壊さないで・・といいたくなりますね。

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  8. 史子さん、こんばんは。映画の公式サイトを見たら、半券を葉書に貼って応募すると仙台の笹かまぼこがあたるとか・・・。どこかへ捨ててしまったみたい。
    永島さんはね、農業やっているから健康的と言えば健康的だけど、あんな顔になったらダメよ。男は頬がこけているくらいでないと・・・なんて、自分のことは棚に上げていますけどね。

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  9. マサさん、そうよね、ジュリーなんぞあまりの変貌ぶりにかわいそうになるわよね。田中裕子さんはどんな気持ちでいるのかしら。まだ離婚していませんよね?

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  10. はは、さとさん、裕ちゃんも西部警察のころは激太りになりましたよね。
    若いころ痩せていた人が太るのは嫌いなの。たとえば野球の選手にしても、監督になったりするとすごく太るでしょ。あれって嫌だわ。だからイチローが好きなの。若い時から太っているのなら納得がいくんだけどね。
    そうそう、女性は別ですよ。ぽっちゃりしていて可愛いじゃないですか。なんて、いい加減な私・・・・・。

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  11. 「Golden Slumbers」は「ABBEY ROAD」というビートルズの名アルバムに入っていますね。
    このアルバムはビートルズのアルバムで一番最初にCDになったアルバムで、著作権の問題で、すぐ発売中止になり、一時は幻のCDと言われたものです。一時は1枚7万円くらいのプレミアが付いたアルバムです。

    私もこのCDを持っていますが、かなり経ってから復刻版が出たら、ただの古いCDの評価になってしまったようです。

    ウンチクを語ってしまいました。(笑)

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  12. 史子2/05/2010

    こんばんは。再登場です(笑)
    この映画の主題歌は、斎藤和義バージョンみたいですね。
    この映画の登場人物たち、たぶん同年代だと思うのですが、この曲は知りませんでしたー
    あたしはクラシック以外もよく聞いていたので、流行っていれば知っていたと思うんですけれどね。
    それから、あたしは結構、だらしなく汚らしいおっさんも好きなのです(笑)
    ジュリーも若い頃は惚れ惚れしますが、今はあの貫禄が堪りません。
    いつもキアヌキアヌと騒いでいますが、彼も映画に出ている時のクールな容姿より、プライヴェートのきったない姿に萌えます。

    性癖を語ってしまいました(笑)

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  13. 諏訪ッチさん、お返事遅くなってすいません。そうですか、アビーロードに入っている曲なんですね。聞いたことはありますけれど、それほどヒットしたのかしら。あの横断歩道を4人で歩いているジャケットかしら?

    諏訪ッチさんも、ビートルズを語らせたら、かなり長い時間、語りそうですね。

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  14. 史子さん、お返事遅くなりすいません。
    そうなの? 汚いおっさんがお好みなんですか。MM公園あたりにいそうな人かしら。私はデブ以外なら、禿げていても白髪でも背が高くても低くてもOKです。とにかくデブな男は暑苦しいから嫌なの。

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