昨日は豊島区要町にある「熊谷守一美術館」に出かけてきました。
先日、テレビで「美の巨人たち」という番組をやっていて、その時に熊谷守一という人の絵を紹介していたのですが、その独特な絵にひかれて、本物を見たくなりました。
だってね、雨だれの絵だったのに、水滴には真っ赤な線が縁取りしてあったんですよ。えー、どうしてこういうふうに見えるのかしら、と疑問に感じたのでした。
さて、ここが美術館です。以前、熊谷守一はこの場所に住んでいたそうです。
熊谷守一は、明治初期に生まれ、そして大正、昭和と生き抜いて、昭和52年に97歳でお亡くなりになったそうです。
若い時は普通の洋画、という感じの絵を描いていたようですが、戦後、何が原因かわかりませんけれど、物の周りを赤く縁取り、平面的な画風になりました。どのような対象であれ、ごくシンプルな絵を描いてきました。
熊谷守一の写真を見ると、白いひげを生やして、なんだか仙人のようなお顔をしていました。
文化勲章を辞退されるような反骨精神も持っていたようです。
私は絵のことはあまりよくわかりませんけれど、この方の描く花や虫、鳥や猫はとてもきれいな色使いでわかりやすく、そして印象に残る絵です。
猫はたくさん飼っていたようです。
これは、えなが?
鳥の絵もたくさん描いていました。
こちらは美術館の壁に描かれているありんこの絵です。
この「アゲハ蝶」という絵はなんとお亡くなりになる前の96歳のときに描いたようですが、生命力の強さを感じますね。
熊谷守一さんという方は絵はもちろんですけれど、書や彫刻もたくさん作品を残していて、多才な方だったのでしょうね。
1階には熊谷守一の娘さんである榧(かや)さんがやっているカフェ「KAYA」があります。
器はすべて手作りで暖かい感触でした。
この方、父から絵の才能を引き継ぎ、そしてまた登山家としてもすごい実績を持っているようで、日本山岳会の会員で、ヒマラヤにも登ったことがあるとか。この父にしてこの娘ありという感じの方でした。
この美術館、以前は榧さんが運営していたそうですが、2年前からは豊島区の施設となったそうですが、公共施設という堅苦しさはなく、絵の好きな人が集まってくる場所のように感じられました。毎週金曜日にはデッサンの会があるそうで、とても良い雰囲気のところでした。
絵のことは全く詳しくないのですが、猫の絵は見たことがあります。
返信削除熊谷守一さんには根強いファンがいますよね。私の尊敬する芥川喜好さんも相当なファンみたいです。
それにしても、としちゃんは行動的。
私は、昨日は実家で母の傾聴ボランティアをしていました(苦笑)
熊谷守一は好きな画家の一人です。
返信削除ちょっと変わった人でありんこを見ていると
面白くて何時間でも見てると書いてあったことがあります。
母が買っていた雑誌「婦人之友」の表紙を時どき飾っていて記事もよく載っていました。
亡くなられてだいぶ経つのね。月日の流れるのは速いです。
あのシンプルさがいいですね。
日本の現代の画家ではほかには脇田和が好きです。軽井沢に美術館があってリピートしました。
熊谷氏はこんなだからすごく貧しかったみたい。(売れるまでは)お子さんを小さいとき病気で亡くされてその色が変わっていく死に顔を思わずデッサンして我に帰って愕然としたということを書かれていたことがすごく印象的でした。
マサさん、私も絵のことはよくわからないのだけれど、この方の絵は一度見ると、二度と忘れないですね。芥川さんって、どんな方かしら。
返信削除話は別ですれれど、今月の「あいぼりー」(某私鉄沿線の冊子)に西島英俊さんのインタビューが載っているわよ。吉祥寺のバウシアターによく出かけるんですって。あと高尾山にも登るそうです。そのへんでばったり会えるかも・・・。
ボランティア、お疲れ様。でもマサさんのお母様はちゃんと会話が続くからいいわよ。
さすがカンカン、絵のことは詳しいわね。
返信削除そう、この方、5人くらいお子さんがいて、ものすごく貧しかったらしいわ。最初の子供を亡くしているのよね。奥様という方の写真もありましたけれど、すごく美しい人でしたよ。
そういえばどこかで見たと思ったら、婦人之友の表紙にも描いていたのね。なるほど、そんな感じがしました。
故郷の岐阜にも美術館があるそうよ。
熊谷守一さんの絵、本物は見たことないわ。
返信削除一度見てみたいと思っていましたが、
そのまま忘れていました。
としちゃんのような行動力がほしいわ。
カフェにも心ひかれたので行きたいです。
自宅近くにこんな素敵な場所があったなんて知りませんでした。灯台元暗しですね。いい刺激になりそうです。カフェも「かみさん」が好みそうな所です。
返信削除真蘭さんも熊谷守一さんのこと、ご存じだったようで、一度お出かけされてみたらいかが? ここは有楽町線の要町という駅から歩くんですけれど、有楽町線と副都心線が同じというのは気付かなかったのよ。副都心線で行くと池袋の雑踏を通らないので楽ちんですよ。
返信削除まーさん、そうなの、ここは南長崎からも近いですよ。住所は千早というところでした。昔はこのあたりもうっそうとした木々が生い茂ったところだったみたいですけれど、今はマンションだらけでした。
返信削除この方の絵は鳥の絵が多いから、バードウォッチャーのお二人ならすぐに鳥の名前がわかるかも。
としちゃんの行動力には驚き!です。
返信削除ありさんの写真ね、これ面白いねぇ~
ありの表情も面白いし光と影と壁も、うーん何かいいなぁ。
東京はホントに幅広くいろんなものがあるのね。京都もじっくり歩けば宝庫ですが・・中々時間がありません。
としちゃんは精力的に見てるので刺激を受けます。
さとさん、ありんこの写真ね、あれは美術館の壁に描かれていたんだけど、光線の加減でどうしても影が入ってしまったのよ。それでどうしようかと思っていたのだけど、さとさんが面白いと感じてくれたので、ボツにしないでよかったわ。
返信削除私もいつもさとさんのパワーに刺激されていますよ。
アリンコの絵、影とうまく調和していて、不思議な世界に見えました。
返信削除ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
返信削除そうですか、ありんこの絵は元が素晴らしいので、写真にとってもそれなりに見えるのかもしれませんね。でも元の絵は割と小さいんですよ。
ハッセルぶらっとさんも昆虫少年だったのでしょうか? そんな感じがしますよ。
うちのIMEも暴れ始めまして、こんなに遅くにコメントでご免なさい。
返信削除熊谷さん、まーさんは知らないのですね(失笑)
あたしも具体的な場所は知らないのですが、この近辺には案内の看板が、あちこちにあるんですけれどねー
まぁ枯れ葉地元じゃないから仕方ないか。
要町付近は、以前画家がたくさん住んでいたようですね。
漫画家もたくさんいたのは有名ですけれど。
今でもあの辺りの住宅街を歩くと、画材屋さんを見つけたりします。
この辺りにいらっしゃるなら、ご連絡下さればいいのにー
のこのこ出て行きますよ。
この絵の鳥はエナガちゃんではないようですけれど、あたしもなんだか判りません(-公-`;)
てか、としちゃんさんがエナガちゃんの名前を覚えてらっしゃったなんて!
すごいすごい!
嬉しいです(´∀`*)ウフフ
史子さん、やっぱり漢字変換がおかしいわよ。「枯れ葉」となっていました。まーさんのこと・・・・。
返信削除熊谷さんは鳥が好きだったようで、たくさん鳥の絵をかいていらっしゃいましたよ。そうですか、エナガではなかったのね。何とかの一つ覚えでエナガだけはおぼえているの。