2010年2月21日日曜日

秋吉久美子さん 登場!

今日は、私の住んでいる市にあるコミュニティセンターが開館5周年だということで、そのスペシャルイベントとして、女優のあの秋吉久美子さんのお話を聞きに行ってきました。


講演会のタイトルは「周りとの関わりの中で私を生きる」というもの。

どうしてそこに秋吉さんなのかと思うでしょ?

でもね、彼女のお話を聞いていたら、こういう人こそ、地域を活性化するイベントには最高の人だと思いました。

私たち世代にとっては秋吉さんというのは独特のスタイルのある女優さんですよね。そのスタイルは今も変わっていないと思うのですが、昔より一段と味が出てきて、素敵になっていました。

秋吉さんにとっては、この市は、彼女が出演した映画「赤ちょうちん」や「いもうと」を撮影した日活撮影所があるので、親しみがある場所だそうです。でもそのときは女優業というのをあまり好きじゃなかったみたいですね。


その彼女も50歳を過ぎて、両親を亡くし、なにかしたいと思ったのでしょうけれど、そのとき彼女がしたことは、もう一度勉強しなおすということだったのです。もともと進学校に通っていて、勉強は好きだったそうですが、彼女は早稲田大学の政治経済学術院という大学院に入って、週2日は朝から晩まで大学で公共経営というのを勉強をしたそうです。
そして書き上げたのが熊野の古道に関する修士論文でした。
熊野というところは昔から神道や仏教の聖地だったそうですけれど、いろんな宗教をうまくMIXしているところだそうです。
彼女に言わせると、今は宗教対立(キリスト教とイスラム教など)の時代だそうですけれど、熊野というところはその対立がなく、うまく融合したところだそうで、それゆえに世界遺産として認められている場所だということでした。

彼女は外見は昔とほとんど変わらず、とてもチャーミングでしたが、それ以上に中身が充実していると思いました。

いろんなことを学べば学ぶほど、自分が謙虚になれると言っていました。

お話の中で、なんと「20日で学べるペン習字」という本を買ってきて、毎日、書いているいうことでしたが、ペン字の書き方ひとつとっても、今までご自分が生きてきてまったく気付かなかったことがあるというのです。あんなに有名な女優さんになっても、ペン習字をしているというのはすごいなと思いましたね。

彼女の好きな言葉はガンジーの「明日死ぬように生きなさい」という言葉なんですって。そしていつも感謝の気持ちを持って生きていたいというのが、とても参考になりました。

今回は、市内の女医さんとの対談形式で行われましたが、秋吉さんはほんとうに自分の言葉で語っていましたね。歴史や政治経済、宗教、地域の問題など、普通の女性にとっては難しいと思われることでも、きちんと意見を持っているのですごいと思いました。

女優さんと言うとなんとなく敬遠していましたけれど、秋吉さんのお話を聞いて見直しました。
自分の意見が言える女優さんというのは、素敵だなと思った講演会でした。

8 件のコメント:

  1. 真蘭2/22/2010

    人は変るものですね。
    変ると言うか成長するのね。

    若い頃の秋吉さんの言葉で
    印象的なものがありましたよ。

    「赤ちゃんを卵で産めればいいのに」
    すごいと思いました。

    その時は子どもだなと
    思ったのですが、今考えると
    ユニークな発言ですよね。

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  2. カンカン2/22/2010

    結構すてきな人なのですね。
    そういうところに出ていくとしちゃんも
    すごいと思う。
    吸収できるものがあるのですね。

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  3. としちゃん2/22/2010

    真蘭さん、私もその発言、覚えていますよ。卵で産みたいというのですよね。そのお子さんもきっと今では立派な成人でしょうね。
    きれいなところは変わっていませんでしたが、すごくしっかりとした人だなと思いましたよ。

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  4. としちゃん2/22/2010

    カンカン、この催しは市の催しで広報誌に載っていたから申し込んだだけなの。さすがに多くの人が来ていましたよ。でもなんだか警備がすごくて、そういうのってきっと秋吉さんは好きなんじゃないだろうな、と思っちゃいましたね。社会人入学をしたのだろうけれど、女優さんでもえらいよね。広○とかは退学しちゃったのかしら?

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  5. マサ2/22/2010

    としちゃん、行かれたのね。
    広報に載っているのを私も見ました。たくさんの人が集まったことでしょう。応募制だったの?
    先日の私のように、会場に足を運んだのに「満員で入れません」じゃあんまりだものね。

    卵発言、私も覚えてますよ。若い頃は、ちょっと突っ張っている感じがして、性格も悪そうに見えたけど(とんでもなく失礼)、虚像だったのね。
    そんなに勉強家とは知りませんでした。

    広○は、とっくに退学していますよ。学校へは、ほとんど行っていないんじゃないかしら。

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  6. マサさん、市報で見て往復はがきで申し込んだの。それで入場案内が来たので確実に入場できました。やはりあるていど来る人の人数を確認しないといけないでしょうね。
    秋吉さんは昔は性格悪そうだったけれど、出も非常によい年の取り方をしている感じね。入学するとき、24000字の原稿を書いたそうよ。
    広○もあれくらい謙虚ならいいのに、と思ったわ。

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  7. 秋吉久美子のイメージが変わりましたね。
    なかなか真面目な考えの人なんだね。

    そうかあの秋吉久美子ももう50歳か・・・・

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  8. 諏訪ッチさん、私たちの年齢の者にとっては「赤ちょうちん」や「いもうと」はなつかしいですよね。50歳はずっと越えていると思うわ。でも年齢不詳といった感じでしたよ。

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