2010年4月10日土曜日

花冷えの京都 その8 西陣界隈

地下鉄の今出川駅を下車してずーっと西へ歩くと、その辺は西陣と言われるところです。

歩き続けて疲れたので、「宗禅」というお店でちょっと休憩です。


ここは「西陣あられ処」という名のとおり、京都のあられやさんです。
女の子が喜ぶような可愛いあられがきれいな袋に詰められて売っています。職場の女性のお土産にしました。


このお店に入ると、お茶とあられが無料で出てきます。歩き疲れた時にはいいわ。

浄福寺通りを曲がり、今度は、「西陣 織成館(おりなすかん)」というところに入りました。


ここは「本物とのふれあいが体験できるミュージアム」というキャッチコピーの通り、西陣織の渡文さんという会社の展示場のようなところです。


入館料を払うと、能装束や全国の手織物などの作品が見られますし、職人さんたちが働いている工房を見学することもできます。おまけに工房以外では写真がOKなのです。


これは能の衣装。


私は開館と同時に到着したので、係の女性からとても丁寧な説明をしてもらいました。


まだ3月なのでお雛様が飾ってありました。


和室でお茶とお菓子もいただきました。


こちらは手水場。

また帯織り職人さんから機織りのやりかたを教えてもらい、感激しました。機は足で踏むのです。 カタン、カタンという高い音が響きます。
縦糸が数千本組んであり、そこに横糸を通すのですが、1センチ織るのにいったいどれくらい時間がかかるのでしょう。気が遠くなる手作業です。

そういえば、歌手の都はるみは西陣生まれで、この機織りの音に負けないような大きな声を出す練習をしたということでした。だからあんなに声量がすごいのでしょう、と分かりました。

ここで織られている帯は1本数百万円クラスのものばかりでしたが、いろいろと工夫がされていて、本当に良い目の保養となりました。

こちらは近くのバス停。ここが「西陣」発祥の地のようでした。


この後、まだお散歩は続きます。

4 件のコメント:

  1. トントン4/11/2010

    西陣のあたりを歩くと、機織のカタンカタンという音が響いてきますよね。
    情緒のある響き。
    いい帯いい着物、目の保養にはなるけれど・・もう芸術品で、着たら歩けなくなりそう・・というも思ってしまいます。

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  2. あのね、この織成館って、前にトントンから教えていただいた貴了館のすぐ近くだったの。そのときはさとさんといっしょに行ったし、道の反対方向から入って行ったので同じところだと気付かなかったのだけれど、「あー、ここだったんだ」と分かりました。

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  3. マサ4/11/2010

    あられやさんも、西陣織りのお店も、建物からして素敵ですね。お茶とお菓子のサービスにも、心遣いを感じます。
    それにしても、一本数百万円という帯は、いったいどのような方が締めるのでしょう~。

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  4. マサさん、そうなの、お店に入ってお茶とお菓子が出されるとすごく嬉しくなるんですよね。思わず買い物をしてしまいます。
    数百万円の帯も一度モデルさんが写真撮影などで締めると、それだけで格安になるそうで、とはいえそれでも高いのですけれど、そういう買い物のルートまで教えてくれましたよ。

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