和服界ではよく「着物1枚に帯3本」と言われていて、同じ着物でも帯は3本用意しておけば、それぞれ雰囲気が変わり、3通りに着られるという意味のようです。
私の「帯三態」は種類の異なる帯を3本、締めてみました。
写真はフラッシュをたいたので、ちょっと実物とは色が違いますがご容赦下さい。
着物はすべて同じで、京都の女医さんからのいただきもの。
白地にブルーや赤の小さな花が描かれている訪問着です。
【1】こちらは普通の名古屋帯で、これも先ほどの女医さんから頂きました。
黒地に薄い緑やピンクの幾何学模様が入ったもの。
帯の手先が15センチほど半分に折って縫ってあるので、体に帯を巻くときも割と巻きやすいのです。長さは3メートル40センチくらい。
後ろのお太鼓を作る場所を適当にしてしまったら、横に入っている線が妙な位置になってしまいました。
でも締めやすい帯です。
【2】こちらは「京袋帯」と書いてありましたが、折りたたんである部分はなくて、全部が広い幅のままなので扱いにくいですね。おまけに長さが4メートルもあるので、久しぶりに二重太鼓にしてみました。
表は白地に梅や松のおめでたい柄、裏はシルバーグレイに桜の花びらが散っている模様で、お楽しみが2倍というものです。
白っぽい帯が欲しくて浅草で買ったのですが、私のワードローブにはあまり登場しませんね。
やはりあまり長いと、巻くのが面倒です。
【3】こちらはお腹に巻く部分と、背中に背負う部分が2つに分かれている作り帯です。
お太鼓の形がちゃんとできていて、背中には洗濯屋さんでもらうハンガーのような形の針金がついていて、それを帯にかけるだけという超簡単帯です。1分でできあがり。
某リサイクルきもの屋さんの初売りで1000円で今年最初に買ったものです。
こういうレンガ色の帯は意外とどんな着物にも合うようで、これから頻繁に登場するかも。
作りつけだけあって、お太鼓の形はきれいですね。
(襦袢の袖が見えてしまっているわ!)
ちなみに3スタイルとも帯揚げも全部同じ。
お手製の薄いグリーンのぼかし帯揚げ▼です。
こんなふうにちょっと暇な時間があると、着付けや帯の締め方の練習をしているのです。
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