2012年3月25日日曜日

三都物語・・・・?

「三都」と聞いて、どこを思い出すかしら?

東京、パリ、ニューヨーク?

それとも東京、京都、神戸とか?

私が今日、見てきた美術展は、江戸時代の都である江戸、京、そして大坂(大阪ではありませんよ)、という三つの都市の画家たちの展覧会でした。


江戸時代の画家たちと一口に言っても、それぞれ住んでいたところによって、画風もかなり違いがるのがあるのですね。

江戸時代以前は、単に地方の一つであり何もないところからスタートした江戸では、幕府のお抱え絵師から始まり、だんだんと洗練された絵画になっていきます。
これに比べて長い歴史と文化のある京の絵画は繊細で華麗です。
そして商人の町大坂では文人画やおもしろ画が中心だったようです。

展覧会を見る前に、そのようなお話を学芸員さんからスライドを見ながらレクチャーを受けました。

展示されている絵の説明に、それぞれ「江戸」、「京」、「大阪」と書いてるので、比較ができてよかったですね。初めは絵だけを見て、「これはどこの絵かしら?」と想像しながら見ていました。当たったりはずれたりしましたが、そういう観賞方法も面白ですね。

(絵画のお話はまたお知らせします。)

この展覧会は私の住んでいるところのお隣の市で開催されたのですが、お金のある市とそうでない市とはこんなに差があるのかと思い知らされるほど、豪華な建物や贅沢な空間に圧倒されました。
国立の美術館なみの施設でした。


うちの市には劇場やホールはあるのですが、美術に関してはあまりお金をかけていないように思われます。

さて今日は久しぶりに気持ちよく晴れたので、心も軽く、薄い藤色の紬にしました。
例の骨董市のおじさんのお見立てです。

この着物は、私に絶対に似合うというので、他のお客さんには売らずにいたそうで、さすがにサイズもドンピシャでした。私もとても気に入り、即決で買った着物です。


帯は有楽町の国際フォーラムで開かれた大江戸骨董市で、おもしろいおばちゃんにつかまってしまい、「これは絶対にお買い得なんだから買わなきゃだめだよ」と勧められた更紗の帯です。裏は紫色なのです。まるで新品なのに3500円という格安帯です。もっと派手だと思いましたが、締めると意外に地味でしたね。

四角い襟の道行は、私が着ると幼稚園生のスモッグのようになってしまうので、あまり好きでないのですけれど、もう黒っぽい色の上着は着たくないので、桜色なので季節が良いかなと思って着ました。


よく見ると細かい菊の柄なのですが、いつ着たらよいのでしょうね。これも骨董市のおじさんのお勧めで、格安で買ったものです。

暖かい日差しの中、1週間ぶりに着物を着て、ゆっくりとした時間が過ごせてよかったわ。

4 件のコメント:

  1. マサ3/25/2012

    お隣の市とは、F市かしら。
    たぶん、私も一度行ったことのある美術館だと思うけど、お洒落で立派な建物ですよね。周りには広々とした風景が広がり、気持ちのいい場所ですよね。F市は、きっとお金持ちなのよ(笑)
    今日は、ホントに春を思わせる一日でしたね。桜の便りも、そろそろ聞かれることでしょう。

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  2. マサさん、そう、F市には競馬場もあるし、大企業の工業もあるので税金はたっぷりあるはずですよ。それに美術に理解のある議員さんも多いのかもしれないわね。
    あそこの公園は子供が小さいときにはよく自転車で遊びに行きましたよ。
    桜はまだつぼみが固そうだったけれど、梅がとてもきれいだったわ。

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  3. こんにちは~
    昔 JR西日本のCMで「三都物語」ってのがあり、京都・大阪・神戸なんです。
    普通 「都」と付けば奈良ですよね。
    JR曰く、新幹線の止まる駅を言いたかったとか。
    奈良は ちょっと離れているので、リニア新幹線に力を入れてるみたいです。

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  4. ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
    そうそう、昔CMでありましたね。
    京都・大阪・神戸でしたか。
    ハッセルさんは奈良も含めて全部制覇していますね。
    奈良にリニアとは驚きです。鹿ちゃんもびっくりしそうですね。

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