2012年5月16日水曜日

千疋屋ギャラリー

先日、銀座に用事があったとき、ちょっと足を延ばして京橋にある「千疋屋ギャラリー」▼というところに行ってみました。

千疋屋といえば銀座にあるものだと思っていましたが、それは「銀座千疋屋」というお店で、ギャラリーのあるのは「京橋千疋屋」というのだそうです。
ちなみに三井タワーの中にあるお店が「日本橋千疋屋」の本店なのだとか。
どこかでのれん分けをしたのかもしれませんが、いずれにせよ超高級な果物屋さんですね。

千疋屋ギャラリーは、フルーツパーラーの2階の奥にひっそりとしてありました。


ここで福本潮子さんという方の染織の展示会がありました。

「有職紋にみる時空」というテーマだったので、いったいどのようなものかと思っていましたが、藍色に染めた生地を絞ったり、染めたりしてなんともいえない優雅でおしゃれな雰囲気のタペストリーなどがかかっていました。

会場にはこの福本さんが織った生地を着物に仕立てて来場した方がお二人もいらっしゃいました。
とても素敵だったので、思わず写真を撮らせていただきました。


10センチ間隔くらいで絞ったところが、ホタルの光のように白く見えてとてもかわいいのです。

じつはこの着物は、「婦人画報」で真野響子さんが同じものを着ていて、その雑誌が置いてありましたが、グラビアよりも実物のほうがずっと素敵でした。

福本さんは宝塚の男装の麗人のような雰囲気の方でしたが、関西弁であれこれと作品の方法をとても丁寧に説明してくれました。
とても気さくな方で、写真までとらせていただきました。
染色はお金も時間もかかる仕事だそうですが、ご自分の作品にはとても愛情をこめられているようにお見受けしました。


お話している間、誰かに似ているなーと思っていたのですが、真蘭さんに似ていると後で気づきました。

福本潮子さんの作品はこちら▼でたくさんご覧いただけます。

他にも京都の町家での展示会や海外でも作品展をされているようです。
京都・町家ステイ・アートプロジェクト▼

着物を着るまでは、あまりこのような世界のことは知りませんでしたが、染めや織りというものは、奥深いものなのだなとつくづく思いました。

4 件のコメント:

  1. 真蘭5/20/2012

    コメントが載っていません。
    残念!これで二回目です。私の投稿の仕方が悪いのかしら?皆さんからは、こんなコメントないようですし。?

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  2. 真蘭さん、おかしいわね。
    コメントが拒否されたときには
    「スパム」だという連絡があるんですよ。
    でもそれもないし、どうしたことかしら?
    ごめんなさいね。

    前はそういうこともありましたが、今はあまりないようですが。
    これに懲りずにお願いしますね。

    福本さんの町家プロジェクトに乗っているお写真、似ていると思いませんか?

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  3. 真蘭5/21/2012

    藍染の着物や結城の単衣を着られるようになると
    良いなと思っていますが、としちゃんと違って
    思うだけで終わり😓

    写真のお二人素敵なコーディネートですね。
    私は左の方の帯との組合せが好みです。

    素晴らしい染織家の先生に似ているなんて
    光栄ですが、先生に申し訳ないわ。

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  4. 真蘭さん、この先生は関西弁でとても開放的な方でした。いろいろな作業方法も教えてくださいましたが、すごく手間がかかるのですね。

    藍の着物は左の方は30歳台くらい、右の方は60歳台くらいでしたが、お二人ともとてもお似合いでしたよ。

    真蘭さんの結城紬姿、見てみたいわ。

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