2013年2月23日土曜日

「きものの文様」@新宿

最近、いろいろな美術館や博物館に足を運んでいますが、私が好きなのは新宿にある「文化学園服飾博物館」▼です。


何が良いといって、入場料500円というのがリーズナブルでいいでしょ。
そしてあまり広すぎず、狭からずという規模も好みです。

ここは洋服で有名な文化学園が経営している服飾系の博物館なのですが、洋服に限らず、布や和服の展示もよく開かれています。

今回は「きものの文様」がテーマでした。


日本の着物には、他の国の服とは比較にならないほどいろいろな模様が施されています。
植物や動物などの自然のもの、風景や吉祥模様などありとあらゆる文様があります。

また婚礼や特別の儀式だけに用いられる文様などは、その幸せや成長を着物とともに喜ぶということが表わされています。「麻の葉」などは子どもの健やかな成長を祈る文様ですね。

江戸時代後半から明治、大正時代の素敵な着物がたくさん展示されていました。


豪華だったのは三井家のお姫様が使用したという打ち掛け。
刺繍がぎっしりと施されていて、重そうでしたね。

それと子供用の着物がたくさん展示されていましたが、これは珍しかったですね。
特に男児用の着物は、りりしくて立派でした。

お土産に買った絵ハガキから。

「宝尽くし」
これも一つ一つ意味があるものばかりです。


こちらは「花筏」という文様です。


面白かったのは、御所解き模様といって、文学の知識がないと分からないような、たとえば源氏物語や能を題材としている文様でした。
着物ひとつにも教養が必要だったのですね。

この日の装いは、薄い茶色に水色の模様の大島紬。
それに私にしては珍しく黒の博多帯を合せました。
でも、やはりブルー系の帯のほうが似合いますね。


 補正をしなかったので、胸のあたりが凸凹していますが、ご愛嬌。


ちょっと風の強い日でしたが、着物を着ていると洋服ほど寒さを感じません。
やはりお腹に幾重にも布が重なっているからでしょうね。

着物は文様を見ているだけでも楽しくなりますが、やはりそれ以上に自分で着てみるのが楽しいですね。


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