旅行のお土産に、骨董品屋さんやリサイクルショップでちょっとしたものを見つけるのが私の趣味です。
滋賀県の近江八幡の古道具屋さんで見つけた着物▼です。
俗称ヘビ柄着物。
大柄で地味なところが、お気に入りの1枚です。
この時は雪が降って寒くてそれで値引きしてもらったのだわ、などというその時の旅の記憶がよみがえってきます。
この着物を着た理由は、実はこちらの渋い下駄に合わせたかったかったからなのです。
これは静岡県でしか作っていない駿河張下駄というのですが、紙でできていて、とにかく軽いのです。スタスタと歩けます。
以前、池袋にあった「全国伝統工芸品センター」で求めたもの▼です。
そのときにお会いした職人さんから、吉祥寺の東急で催しをするというDMを受け取りました。
それでこの下駄にぴったりの近江八幡の着物を着て、吉祥寺まで出かけてきました。
すてきな下駄がたくさん展示してありましたが、私の足に合うSサイズの下駄は少ししかなくて、気に入ったのがなくて、残念でした。
再会できた職人さん(写真右:丸山さん)と、またお話ができました。
静岡県では、もうこの下駄を作れる職人さんはお二人しか残っていないそうです。
息子さんたちはみなさんIT関連企業にお勤めをされたのだとか。
技を引き継ぐ人がいないのは残念ですね。
静岡といえば権現様のお膝元。
かつては多種多様な職人さんがいたところでしょうに。
ちなみにベージュ色の洒落帯は、ある暑い日に、靖国神社の境内で値切って買ったもの。
帯締めは、目白にある「ゆうど」という一風変わった古民家の展示会で、そこのマダムと話がはずんだ後に買ったもの。
洋服はどこで買ったかなどはあまり覚えていないのですけれど、着物や小物などはそれぞれのものに、思い出が詰まっています。
吉祥寺の町は超混雑でした。
駅の改修工事と井の頭公園にお花見に行く人で、ごった返していて、歩くのに疲れました。
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