ここは2006年に仕事で来たことがあるので、7年ぶりになります。
その頃のことが思い出されました。
名古屋大学は総合大学なので、敷地も広く、キャンパスの間には公道が走り、地下鉄の駅もあります。
この写真の緑のあるところは、かつては100メートル道路として計画されていた場所なんだそうです。
お世話になった先生から「名古屋大学にはおいしいレストランがあるんですよ」と言われていたので、ご馳走になりました。
この建物の1階がレストラン・シェ ジロー▼です。
ES館という建物ですが、エンジニアとサイエンスの頭文字をとったそうで、理工館とでもいうところでしょうか。
なかなか洒落たレストランでした。
それものそのはず、ここはもともと外部にあったお店だったのを、名古屋大学が買い取り(?)、大学レストランとしたそうです。
学外からのお客様を接待するときに、よく使われるのだとか。
コースメニューを頼んでいただきました。
最初はサーモンの前菜。
野菜の使い方がオシャレですね。
ハーブ入りのパンがおいしかったわ。
次はエンドウ豆か何かのおいしいスープがでてきました。
メインは牛肉のソテー。
これも付け合わせの野菜がきれいでした。
それにひき肉入りのキッシュがついていて、心憎いですね。
デザートはアイスクリームなのですが、グラスの中に入っていました。
パンジーが添えられています。
小さなパウンドケーキもありました。
とてもおいしいランチでした。
私も仕事を辞めた後ですし、先生も重責は終えているので、仕事の話もなく、なごやかにおしゃべりできました。
ここは外部の方でも利用できるそうです。
ディナーはどのようなメニューなのでしょうね。
*****
ランチの後は「名古屋大学博物館サテライト ノーベル賞展示室」▼に案内していただきました。
名古屋大学というのは4人のノーベル賞受賞者を輩出している大学なのです。
2006年に行ったときには、まだ野依記念館しかありませんでしたが、2008年に
益川敏英先生、小林誠先生が物理学賞を、下村脩先生が化学賞を受賞されて、この展示室もできたようです。
このミュージアムには、どのような研究からスタートして、どのような成果に至ったかが展示されていました。
受賞された先生たちのお若い頃の修士論文や博士論文のオリジナルがありましたが、当時は手書きの原稿で、ファイルの中には几帳面なきれいな字が並んでいました。
物理学賞はあまりに難解すぎて私には説明ができませんが、素粒子理論の研究で、6種類のクオークというのを発見されたのが受賞対象だそうです。
化学賞は発光する生物の研究が対象で、ホタルやイカの光る物質の正体を見つけたのだそうです。
その研究のため、下村先生はクラゲを85万匹も採ったというのですから、驚きですね。
受賞シーンのポスターの前で。
下の写真は受賞の証書です。
左が物理学賞のもので、鳥(カワセミ)の絵が描かれていますが、これはその理論の中に鳥が出てくるので、鳥の絵なのだそうです。
右は化学賞のもので、海を表しているのだそうです。
つまり受賞内容によって、一つづつ違う証書だというので、驚きました。
絵を描く人も大変でしょうね。
またこれらの研究をされた先駆者たちの紹介もありました。
とても民主的な先生がいらっしゃり、その研究室ではご自分のことを「先生」とは呼ばせないことで有名だったそうです。
名古屋大学には素晴らしい人材がそろっていたのですね。
こういう場所はなかなか入れるものでもないので、よいチャンスでした。
これからもノーベル賞受賞者が生まれるといいですね。
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ランチとノーベル賞展示室を見学して、今度は名古屋市立美術館へと向かいました。
(この項、続きます)
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