私はいわゆる西洋絵画(セザンヌとかゴッホとか)はあまり興味がないのですが、「貴婦人と一角獣」を見た時は、とても心魅かれるものがありました。
そうしたら地元でこの展覧会を説明してくれる文化講演会があるというのです。
おまけにこの講演会に参加すると、展覧会の招待券がいただけるというので、いさんで出かけて行きました。
会場は超満員。みなさん、無料招待券に釣られていらっしゃったのかしら。
講師は展覧会場である国立新美術館の学芸員の若いお嬢さんでした。
この展覧会はフランスのクリュニー中世美術館より借りてきたもので、これまでアメリカのメトロポリタン美術館に貸し出したことしかないそうですが、たまたま今はクリュニーが改装工事をしているそうで、日本に貸してくれたようです。
ちなみにクリュニー美術館というのはパリのセーヌ左岸のカルチェラタンにあるそうで、昔は修道院だったところでした。
この作品は1500年ごろに作られたタぺトリー(英語で言うとタペストリー)で織物なんだそうです。
6つの作品から成り立っていて、順番に「触角」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」そして「我が唯一の望み」というタイトルがついていました。
つまり五感と、もうひとつのもの(それはいろいろな解釈があるようですが)、第六感ともいうものなのでしょうか。
どの作品にも真ん中に貴婦人が立っていて、両脇には獅子と一角獣(ユニコーン)がいるという構成です。
ちなみにユニコーンは聖書ではキリストを表しているという説もあるそうです。
すごく華麗ですよね。
そして全体に散っている小花も可愛いし、羊、猿、ウサギなどの小動物もとても可愛いのです。
貴婦人の洋服の模様もとても凝っています。
この織物には数種類の織り方があり、それぞれぼかして見えたり、色の組み合わせで複雑に見えたりするそうです。
さて招待券もいただいたので、明日あたり、新美術館まで行ってみましょうか。
本物のタペトリーを見なくてはね。
まぁ、としちゃん、私もこの講演会に行ったんですよ。
返信削除でも、すっかり寝てしまって、最後の「テペスリーはつづれ織り」というところしか、頭に残っていません(汗)
講師の方の話ぶりは、ちょっと固かったですね。
もうちょっと余裕というか、ユーモアがあれば楽しめたかなと思うけど、若いからいいか(笑)
テペスリー?タペスリーでした。本物が楽しみですね。
返信削除あら、マサさんもいらっしゃったんですか。
返信削除実は私も途中で眠ってしまいました。
隣に座っていた若い男性は、初めから終わりまで爆睡していたわよ。
たしかにあの講師の方は若すぎたわね。
論文を読みあげていると言う感じで、もう少しゆとりやユーモアが欲しかったわね。
で、マサさんはいつお出かけするのかしら?