2014年6月28日土曜日

「アンネのつどい」@深大寺

先月、「アンネの日記」の朗読会に参加しました。

その時のブログはこちら。
  「声に出して読むアンネの日記」1▼
  「声に出して読むアンネの日記」2▼

とても感動的な朗読会だったので、また何かご縁があればいいと思っていましたが、昨日はその朗読をされた「劇団たんぽぽ」のみなさんが、「アンネのつどい」をされるというので、参加してきました。

今回の会場は、神代植物公園の近くにある「たんぽぽ文庫」主宰者・山崎さんのご自宅でした。


山崎さんはかつて小学校の先生をされていて、その後、子供たちに絵本の読み聞かせをしていていらっしゃった方です。その活動はもう30年以上になり、その時の子供がもう大人になっているというのだそうです。
そのため、ご自宅の2階にあるアトリエには絵本や児童書、絵画などがたくさんあって、本当に子供好きな方なのだろうなと、お人柄を伺うことができました。

今回の「アンネのつどい」の内容は、アンネと同じように少女時代に戦争の被害者となった沖縄の「ひめゆり」についての絵本朗読と、沖縄の基地を訪ねた「たまじょ(多摩女性学研究会)」の方の沖縄訪問報告でした。

こちらが「ひめゆり」の絵本です。
文章はひめゆり平和祈念資料館、絵は三田圭介さんという方ですの絵本です。


私は今まで沖縄には観光と仕事で2回行ったことがあります。
ひめゆりのことはあまり詳しくは知りませんでしたが、本当に大変な経験をされてきたのだと思いました。
今で言うと中学や高校生に当たる少女たちが、野戦病院で負傷兵たちの世話をするとこころなど、とても生々しい話でした。
本土でも空襲にあったりして悲惨な体験をした人も多いとは思いますが、沖縄は本土上陸をさせないために、被害が大きくなったのでしょうね。

沖縄訪問報告でも、これまで知らなかった話がありました。
たとえば1959年に米軍ジェット機が小学校に墜落して、18名の死者が出た話や、その事件を元にした能年玲奈の「ひまわり」▼という映画の話もありました。

後ろの写真は、沖縄報告をしているところの写真です。
沖縄の基地問題について、いろいろとお話を伺うことができました。


おりしも、ちょうど天皇陛下夫妻が対馬丸(学童疎開船が魚雷で沈没して1500人が死亡)に慰霊の旅行をしていますが、これは本来なら昭和天皇がすべきことだったでしょうね。

その後で、お茶を飲みながら参加者のフリートーキングとなりましたが、福島でボランティアを続けている人の原発の話とか、今の政権がもくろんでいることの裏話など、貴重な意見を聴くことができました。

「アンネの日記」の朗読会に参加したことで、沖縄の過去や現状についても知ることができ、良いつどいに参加させていただいくことができました。

こちらは山崎さんのおうちの庭に咲いていた「アンネのバラ」。
とても可憐で可愛らしいバラでした。


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この日の装い。

雨が降るかもしれないというので、濡れてもいいように、浴衣を着物風に着てみました。
ところが、かなり蒸し暑くて、汗だくになりました。


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