今月の新橋演舞場の舞台は、松竹新喜劇でした。
大阪人にはなじみ深いのかもしれませんね。
私は藤山寛美や渋谷天外くらいしか知りませんでしたが、今年で創立65周年の劇団なんだそうです。
お芝居2本の間に、創立65周年の挨拶がありました。
歌舞伎の口上とはちょっと雰囲気が違いましたが、役者さんたちの心意気が感じられました。
松竹新喜劇というと、どちらかというと、おっちゃん、おばちゃん向きのお芝居のようですが、若い団員さんも多くいたので、意外でした。
そして今回のスターは、藤山寛美の孫に当たる藤山扇治郎という若い俳優さんでした。
小柄だけど、身体がきびきびと動いて、声に張りもありました。
これからの劇団を背負っていくのでしょうね。
人情喜劇という感じで、たくさん笑わせて、そしてちょっとほろりとさせる、というところはうまいですね。
でも話の設定を現代にしてあるので、それがちょっとつまらないかな。
できれば昭和のころのお芝居も見てみたかったという感じでした。
たまには大阪のお芝居を見るのも良いかもね。
お芝居の終わった後で銀座をあちこち歩きましたが、日射しが強くて、さすがに暑かったわ。
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この日の装い。
気温が33度にもなるというので、着物を着るのはちょっとためらいましたが、劇場の中は洋服だと寒過ぎるので、やはり着物にしました。
紫色に白い小さな水玉模様の絽の着物です。
写真だと色無地のように見えますが、ごく小さな柄が入っています。
実は、この着物は、私がいつも行く骨董市のおじさんから、真冬の寒い時に、「これ、持っていかない? 」と言われ、「こんな寒い時にいらないわ」と一応は断ったのですが、「安くしておくから」と言われ、たぶん、2000円くらいで買ったものです。
それを半年くらいしまっておいて、ようやく日の目が出ました。
おじさんは私の寸法を良く知っているので、選んでくれるモノに間違いはありません。
この写真、帯揚げが真中にこんもりと上がってしまって、美しくないですね。
脇にしわが入っているし、おまけに帯締めが目立ちすぎ。
なかなかきれいに着られないものですね。
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